魔法にかけられて
魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: DVD
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おとぎ話の世界のお姫様が、悪い魔女のせいで「現実世界」に投げ込まれるコメディ。愛し合う人と「真の愛のキス」で結ばれることがすべてと信じて疑わないお姫様と、リアリストの弁護士(それも離婚担当)とが巻き起こすコメディ。その上、文字通り白馬に跨った王子様(当然のように白タイツ穿いている上に、周囲の状況を察する能力が非常に欠けている)が姫を救出するためにやってくるので大変なことに…。
ディズニーのセルフ・パロディ。よくこの企画が通ったなと思う。劇中にはさまざまなディズニー映画のパロディがちりばめられていて、知っている人ほどニヤリとできるようになっている。内容はそこそこ。
ただ、惜しむらくは、そういう題材はいいんだけど、料理の仕方が中途半端。尺を収めるためなんだろうけれども、いろいろなことを端折っているので、お話の展開がちょっと唐突過ぎたりする。その唐突さを逆に「お約束」として笑えるように作ってくれたらよかったんだけどなぁ。それに、ネタの切れ味がイマイチ。
つまり端的に言って「毒」が足りないんだな。ディズニーにそれを求めることが間違いなのかなぁ。だったらこんな企画通さなきゃいいのにな。
シッコ
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: DVD
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アメリカの医療保険制度の問題を描く、マイケル・ムーアの作品。
外国の医療保障制度
ドイツは世界で初めて公的医療保険制度を導入した国として知られるが、西欧の先進諸国では、加入者の範囲や保険料の高低、税金の投入率等は様々であるがほとんどの国で公的医療保険制度がある。 先進国で例外的なのがアメリカとイギリスである。アメリカ合衆国の公的医療保険制度はメディケアと呼ばれる高齢者対象の制度で、高齢者以外は自由診療である。そのため、医療費の窓口負担は非常に高額で、多くの国民は民間保険会社の医療保険に加入しているが、加入者でさえ医療費による破産が多い。また、医療保険未加入者は4000万人以上である。イギリスはNHS(国民保健サービス)と呼ばれる租税を財源とした医療制度を実施しており、社会保険ではないのが特徴である。
っていう、「どうしてアメリカ人だけこんな目に遭わなきゃならんのだ」「それは医療保険会社が加入者を食い物にしているからだ」的なお話。引き合いに出されているのは、イギリス、フランス、そしてキューバ。どれも基本的な医療費が無料になるシステムを国が持っている国々だ。
アメリカって大変だなぁ、って思う。日本の話は出てこないけど、あんまり医療のシステムを民間任せにしすぎるのは問題だな、と直感的に思う*1
300 (スリーハンドレット)
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2008/07/09
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一口に言って「ウホッ! マッチョだらけの殺戮大会 ポロリもあるよ(主に首が)」な映画。
ペルシャ戦争のテルモピュライの戦いで、10万のペルシャ軍を相手にたった300人で全滅するまで戦い抜き、3日もの間その進軍を遅らせたスパルタ兵士たちとその王レオニダスの話。
…っていうか、あまりストーリー重要じゃないです。これはスパルタ人の強さと、ペルシャ王クセルクセスの変態っぽさを楽しむ映画です*1。血飛沫、千切れ飛ぶ腕、躍動する筋肉、弾ける鋼と鋼、轟く雄叫びを楽しむべき。スパルタ人の密集隊形のカッコよさに、「うっわー、スパルタ人強ぇぇぇ…」ってタメイキつくべき*2。
シグルイとか好きな人にはお勧めしたい。そうじゃない人にはぜんぜん勧めません。多分つまらないと思うから。
あと大事なこと。このDVDには、海外ドラマの「ROMA」の第一話が入ってます。これ、重要。なんて適切なマーケティングでしょう。