サイパンに行ってきた(その4 ジェットスキーに興奮!編)

マイクロビーチ


さて、いよいよサイパン滞在の最終日、その日は夜のディナークルーズのみの事前手配で、日中はホテルのビーチあたりでのんびりする予定にしていた。朝、宿泊しているFiesta Resort & SPA前のビーチに出るとオプショナルツアーの勧誘の兄ちゃんたちが次々と話しかけてくる。「マニャガハ島には行ったか?」「パラセーリングをやってみないか?」などなど。「もう全部やったよ」とこちらが言うと、余りしつこくないところがまぁ許せるところ。

私はビーチに備え付けのチェアに寝そべり、子供たちはしばらく海で遊んでいたが、私もちょっと海に入って様子をみたところ、う〜ん、ここのビーチはイマイチということに気づいた。魚がいないのだ。いや、居ることはいるが、Mariana Resortやマニャガハで見た魚の数と比べると圧倒的に少ない*1
せっかく1日ここで過ごそうと思っていたのに…思っていたら、今度は妻がオプショナルツアーの勧誘の兄ちゃんと話をしていた。妻はボートシュノーケリングを勧められていたらしく、話を聞くうちに私はちょっと行ってもいいかな、と思い始めた。そこで子供たちに聞くと、シュノーケリングよりバナナボートに乗りたい!とのこと。というわけで「安くしてくれたらバナナボートに乗る」と価格交渉をすると一人$15ということで手を打った。ついでに、私はジェットスキーに乗りたいんだけど、とこちらも交渉モードで話をすると$30でということになった。

2回目のバナナボートは「青いバナナ」だった。


私にとって初めてのジェットスキー体験だったが、ごくごく簡単なインストラクション(1分ぐらい)があっただけで、いきなり「ついてこい」とジェットスキーの周回場所までつれていってもらった。比較的波が強く、また他のジェットスキーの走行による波が押し寄せたことと、多少怖さもあって、はじめは思ったようなライン取りがでずハンドルにしがみついていた。ちょうど、10代の頃自動二輪の免許を取りに行った頃のようだ。インストラクターさんに止められ、ハンドルに力が入りすぎである点と、アクセルを常に大きく開ける(波に負けないように)点の指導があり、その後は怖さもなくなりすぐに慣れてしまった。
周回コースは1辺が200mぐらいの正三角形のコースで、三角形の頂点には目印のブイが浮いている。このコースをアクセル全開で疾走し、頂点では300度ターンを繰り返しながら20分ほど走り回った。バイクのような転倒の恐れがないので*2、フルアクセルでコーナーに突っ込み、コーナーでは一瞬アクセルをゆるめると同時にハンドルを目一杯切りながら体重を内側に移し、テールを流しながら300度回転すると再びフルアクセルで立ち上げるという、ダイナミックなライディングを堪能できた。こんなの、陸上のバイクでは私はとてもようやらん、と思った。う〜ん、ジェットスキーは爽快でやみつきになりそうである。

午後は、Fiesta Resort & SPA前のビーチから、少し北に歩いたHYATT Regency前のビーチに移動してみたら、こちらの方は広大な遠浅の砂浜が広がり、また雰囲気の違う美しいビーチだった。砂浜の周辺部には珊瑚があるので、そのあたりまで行くと多くの魚たちを見ることが出来た。

夕食は、サイパンシーベンチャーディナークルーズをあらかじめ予約をしていた。こちらは例のHIS提供のガイドブックに掲載されていたものだが、直接催行会社であるサイパンシーベンチャーさんのホームページから予約すると、割引価格が適用される。同種のディナークルーズが複数の催行会社によって行われているが、価格的にはここが一番安い。ただし、食事は「それなり」であった。
クルージング中は、ライブ演奏による歌やリンボーダンス大会、ダンスタイムなど楽しめるものだが、そういったのが余り好みではない人はイマイチかもしれない。
また、洋上から星を見ることをディナークルーズの楽しみの一つにしていたのだが、運悪く夜から雨が降り星を見るどころかデッキに上がることさえままならない状態だった。

ディナークルーズ船からのサンセット

*1:が、もしこれがサイパン初日に見ていたのなら多少は感動したと思う。「魚が居る!!」って

*2:正確には転倒はするが、転倒しても人間も機械もダメージがほとんどない