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ひびのきろく

2015-12-31

2015年に読んだ本

ブクログを確認する限り、2015年に、雑誌やマンガを除き、98冊を読んだらしい。

残念ながら100冊には届かなかったものの、2013年が67冊、2014年が86冊ということを考えれば、相対的によく読んだ方だと思う。

月ごとに見て多いのは、4月と7月の13冊が多くて、3月の11冊、1月、2月、11月の10冊と続く。

長期休みが含まれる5月や8月、1月や12月がそれほど多くないのは不思議。なお、9月に至っては、登録は『王とサーカス』の1冊だけ。少ない。


以下、2015年に読んだ本の中での個人的ベストを挙げてみる。


●専門書

全然読めなかった。山本弘を読んで宇宙論に手を出したり、瀬名秀明を読んで自由と意識の専門書を漁ったりしたものの、しっかりと読み込んだと言える本はほぼなし。

あえて挙げるとすれば、専門書っぽい本ではないけれど、中室牧子『「学力」の経済学』かな。

「学力」の経済学

「学力」の経済学

これまでの教育経済学の成果を一般向けにまとめた本で、evidence basedな教育政策の必要性を教えてくれる本。

あまり教育政策や経済学教育学などに詳しくない人にもわかりやすく書かれている一方で、

その手の本にありがちな単純化の罠に落ちず、あくまで導入書として書かれている。

参考文献が充実しているのもよい。

私自身、詳しくない分野なので、この本を読んで、挙げられている文献をいくつか読んでみたりした。


●小説

全体的にSFへの傾倒が大きかった年だった。

小説としては、1月は山本弘を重点的に読んだ。あと大きかったのは、『アルスラーン戦記』を読み始め、最新刊まで読み終えたこと。正直、銀英伝にはちょっと劣ると思うけど、やっぱり田中芳樹ユーモアあふれる会話描写と、あれだけの世界観を書ききる筆力はすごい。次は『タイタニア』でしょうか。

と振り返りつつ、今年読んだ中でのベストは、瀬名秀明『あしたのロボット』(文庫では『ハル』に改題)だった気がする。

ハル (文春文庫)

ハル (文春文庫)

ロボットの善悪、つまりロボット技術が発展することでいかに便利になるか、であったり、ロボットが人間を超えて反乱を起こす、であったりだけではなく、ロボットと人間の類似と差異、そしてそれを踏まえた近未来的な関係性のあり方を描いている良書であった。

山本弘にも似たようなテーマを感じられる著作があったりするけれど、やや前のめり感のある山本より、一歩引いて描写する瀬名のほうが個人的には好き。

伊藤計劃円城塔屍者の帝国』(映画も悪くなかった)や米澤穂信『満願』も良かった。

屍者の帝国 (河出文庫)

屍者の帝国 (河出文庫)

満願

満願

来年は個人的にも変化の年となるので、読書の傾向も変化するだろうなきっと。

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