chronic life

I can (not) have relations.

anego/第八回

あー、ドラマみてぇ! 当たり前です、ドラマなんですから。これはつまり、「ドラマティックになってきたなぁ」と云う意味でして。ま、そんな解説はどうでもいいか。どうでもいいですよ。
冒頭の奈央子の語りは、「今回は有り得ないような偶然が沢山重なりますよ」と云う云い訳であり、前振りな訳です。だから、幾ら京都の神社で凶が出続けようが、偶然お土産が被ろうが、いきなり早希の結婚が発覚しようが、そんなところで躓いてはいかんぞ、と云う話な訳です。寧ろそれを楽しまないと。楽しみましたよ、あたしゃあ。
奈央子と沢木がいくトコまでいってしまって、遂に絵里子の復讐、と云うか暴走が本格化。ともさか怖ぇなぁ。もうこうなったら何するか判んないし。あぁ、ラストどうなるんだろう?
奈央子に「今更キャラは替えられない」って云ってた黒沢本人のキャラが、急に変わったような気がするのは僕だけだろうか。少なくとも、第一回の君はそんな奴じゃなかったぞ。

いざとなりゃ本ぐらい読むわよ/高橋源一郎/朝日新聞社

読了。「週刊朝日」に連載されていた、先日読んだ『退屈な読書』の第一弾。やっぱりエッセイなんだか書評なんだか、よく判らないんだけれど、そんなことは別にどうでも良くて、読んでたら異様にいい心持ちになってきて、まるで居酒屋で一杯引っ掛けているような気分になった。つまり、本と云う名のアルコールである。
以下、関係ない話。僕の実父とタカハシさんは、歳が二つ違いなのだけれど、恐らく僕の父は、今も昔もこんなに沢山本を読んではいない筈だ。精々実家にあったのは、『萩・津和野殺人ライン (角川文庫)』とか、西村京太郎のノベルスとかそれぐらいだったと想う。「だから何だ?」と云われたら、「タカハシさんみたいな親父だったら良かったなぁ」と云い返そうと想う。だって、本代の節約にもなっただろうし。

いざとなりゃ本ぐらい読むわよ

いざとなりゃ本ぐらい読むわよ

ココニイルコト

先日TVで放送されたものを、漸く鑑賞。いやー、想像してたより全然面白かったなぁ。観る前は、正直「地味な邦画の典型」みたいな感じに想ってて、実際それも当たらずとも遠からずなんだけど、やっぱり僕はそういう話が好きみたいで、派手なドンパチやら宇宙から何たらって奴よりは、断然こういう映画が面白いと想う訳です。
真中瞳演じる主人公・志乃みたいな女の人が好きです。好きとしか云いようがない。それに、堺雅人演じる「前野君」も大好き。こういう人に憧れる。こういう男に、僕もなりたいと想った。そんな二人の映画だから、好きにならない筈がない。
ラスト、かなりいい台詞があって、「そこで終わればいいのに」と想ったけど終わんなくて、ちょっと残念だなぁと想っていたら、更にその後にいいオチが待っていて、「これをやるなら仕方ないか」と想い返した。擽り程度ですけどね。
真中さんを最近あんまりTVとかで観ないので、もっと出てもいいのになぁと想いました。昨日の『離婚弁護士Ⅱ』の高木の再婚相手とか、やれば良かったのに*1

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追記

小市慢太郎黒坂真美も出てて、かなりいい味出してました。他にも色々と隠しキャラが……舞台、大阪だから。それと、最相葉月の『なんといふ空 (中公文庫)』も読みたくなりました。

*1:黒子の問題