ファモーソ気分で酔いしれて

さぁあなたのこそばゆい欺瞞に満ちた
餌食どもの世話にはもう尻すぼみな世代だ。
世代が後退してきた、いや前進してきたのか
なんでん感電の副総裁の右手には例のロッドと思しき
最新の性能を誇る天体への足がかりとなる
化膿止めが塗りたくられている。
サックをはめて来い。

ガルニで買い物をするというのか

全部が全部、ののしられた後だった。
感想などは粗相と同意識であって
わが献体は包皮の先しか使われずに残りの
98%ほどは未処理のまま、海へと
放流されていく。同業者達は我先にと
春を待たずにつなぎの裾をまくり始めている。
潮の香りがどこと無く、してきた。
細粒はビガ・ブッシュとなり―我々の食卓へと
再納入されるのであった。

シドに伝えてと

めいっぱいお願いした。残すなと−
あなたにはもはや銀色の翼をへし折るだけの
意欲は残っておらず、後藤と蒲郡にとっての
仁義を通すことなどはペナントスに違いないのだ
ファルコンの角は三島列島へと降り注がれ
渓流を流れていずれは私達の食卓へと
再納入される。

気を揉むとは

自分自身のそのうろこを一枚づつはがしていく
最後には血だらけの、しかし、つるっつるの
照かるに照かったその肢体。癌とは裏腹なその心。
礎(いしづえ)無き今の正宗刀。わっぱめしを
たらふくかっ込んだその眼に浮かぶのはインテリなる
二機のヘリだ。そのヘリの運転を任された鰯や鯛等は
いづれは我々の食卓へ再納入されるのだ。