「葦は葦でも考える葦」からタイトル変更です。
くだらないことでもいいから、書きたいから書くのです。
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Thursday, June 26, 2008
「めんどくさい」について。
私は「めんどくさい」という言葉が嫌いです。
嫌いになったきっかけはというと精神科に入院中に主治医に辛いのを訴えると「なんで、僕に直接言ってくるかなぁ。僕お医者様なんだよ。この病院で100人ぐらい患者を診てるんだよ。もっと自分の意見を一言にまとめてから言ってきて。僕忙しいから患者の話いちいち聞くのめんどくさい」
というドクハラ発言を受けたことです。
そうですか、お医者様だったら患者さん100人の話を聞くのがめんどくさいのですね。じゃあ、100人どころかもっとたくさんの患者さんを担当されている先生の立場はどうなんですか?その先生は私の現在の主治医です。人格者でありなおかつ名医です。その先生にかかるために富山県全域から患者さんが集まって来られます。待ち時間は非常に長くなりますが、それでもその先生に診ていただく価値はあります。
でも、その先生のように心の広くかつ頭のいい医師もなかなか居られないのも現実です。いくら精神科医とはいえ。でも「めんどくさい」は無いと思いませんか?
「めんどくさい」を辞書で引きました。正しくは「めんどうくさい」つまり「面倒くさい」です。説明は「たいそう面倒である。いかにも面倒に感じられる。わずらわしい。めんどくさい」でした。あらら、この辞書を執筆した人もなんだか面倒くさがり屋さんですね。でも別の辞書では「手数がかかってわずらわしい。大変やっかいだ。めんどくさい」とあります。
じゃあ、面倒くさがり屋さんが書いたほうじゃない辞書で「面倒」を引いてみましょう。「1. 手間がかかったり、解決が容易でなかったりして、わずらわしいこと。また、そのさま。『―な手続き』『―なことにならなければよいがき』『断るのも―だき』『―を起こす』」「2. 世話。『この子の―をお願いします』」「3. 体裁がわるいこと。見苦しいこと。また、そのさま」
「めんどくさい」…、まぁ、手間がかかって厄介だってことですよね。
実を言うと私もかなりの「面倒くさがり屋」。手間のかかることはなるべく避けたいなと感じています。だから偉そうなことはいえません。
しかし、職業人が自分の職業に関することを「手間がかかって厄介」だと思うのはどうでしょう。当然、職業人として失格です。そんな医師失格の人間に診られたのですから私も災難でした。まぁ、もう私の病気については許せてはいますけれど、今でもその医師は「めんどくさい」という言葉を吐いて罪のない患者さんを傷つけていると思うと堪え難いです。そういう医師を作ってしまった日本という国家、そこに国民として所属する私も考えなくてはいけない重大な問題でしょう。「精神科だから命にはかかわらない」なんていう言葉は嘘です。自殺というケースもありえます。
生まれてきてから今までたくさんの医師のお世話になってきました。産声を上げる前からお世話になった産婦人科の先生から始まり、2歳のときに母と同伴で入院したときの先生、5歳ぐらいで逆さまつ毛の手術をしたときにお世話になった眼科の先生、小児科医の先生、小さい頃からアレルギーで苦しんでいたのでその治療のために通った耳鼻科の先生。学校に上がると養護教諭の先生、学校検診の先生、風邪を引いたときの内科の先生、救急医療センターの先生。大学に入ると保健管理センターの先生に、通院先の診療所の先生。地元に戻ってからも整形外科医の先生、皮膚科の先生、歯科の先生、そして一日手術で見事に半年患った足の巻き爪を治して下さった大病院の整形外科医の先生、アレルギーで相談に行った眼科の先生、現在の精神科の主治医の先生。ここに漏れている先生も居られるかもしれませんが、全ての先生は職業人として結果は出なかったこともありましたが精一杯診てくださいました。
特に。大学の保健管理センターの先生には退官されるまで相談に乗ってくださいました。大学のある街の診療所の先生には無料で診ていただき、復学を考えていた際も復学を応援して下さいました。歯科の先生には親知らずを抜くという大仕事を決断していただき痛みもなしに治療して下さいました。大病院の整形外科医の先生はまだ30歳ぐらいの若い先生でしたが、まるで私の足を自分の息子ならぬ弟の身体を心配するように術後の経過を診て下さいました。2004〜05年の年末年始という忙しい時期でしたが、診察台に立ってくださいました。そして現在の精神科の主治医の先生です。
そんな医師という立派な職業を「めんどくさい」発言のあの医師のために汚されるのは非常に惜しいことです。
最近では「めんどくさい」という意思を持たなくても、医師でありながら(健康番組ではないのに)タレントのようにテレビ出演したり、金目当てに走ったり、ミスを抹消したりと。そういうような輩もいます。しかし、私たち患者にもやはり責任はあります。確かな目を持ちたいですよね。
とにかく、医師に限らず「めんどくさい」ことも避けずに立ち向かっていかなくては一人前の職業人ではありません。「めんどくさい」ということは「できない」のじゃなくて「したくない」という意味なのですから。
