「朝木明代議員○○事件」 幻だった勝利


昨日の記事で、〈疑惑まみれ佐藤「市議」の・・・〉というトップページの見出しについてひとつつっこみ忘れていました。


どっちが疑惑まみれだ。


りんごっこ保育園グループのことといい、JASRACと契約さえ結んでいないらしいことといい、懐かしい表現を使えばまさに“疑惑のデパート”ではありませんか。


それにしても、ほんとに未払い・不払いが習い性になっている人たちですね。銭ゲバってやつですかね。“斗”などのゲバ文字を使う銭ゲバですから、いっそ多摩レイクサイドFMで新番組「穂積×直子のゲバゲバ90分」でも始めればいいんじゃないですかね。うーしししし。


さて6月15日付の「更新」では、トップページの一番下に〈宗教と社会とのかかわりを考える月刊誌「FORUM21」〉へのリンクが付け加えられました(14日午後3時15分ごろ)。『FORUM21』も〈邪(よこしま)教〉グループに正式加入できたようで、よかったよかった。どうぞ勝手に心中してください。
【6月17日追記】念のためにクリックしてみたら、『FORUM21』のサイトではなく、〈衝撃の東京地裁判決、公明を中心としたムラ議会を痛打!!〉という、新聞記事の切抜きをスキャンしたページにリンクが張られていました。何なんでしょうか。


この人たちがしがみついている朝木明代議員「殺害」事件ですが、「東村山死人シンブン市民新聞」のトップページには、次のような見出しが誇らしげに躍っています。


「草の根」の斗い ⇒ 「朝木明代議員殺害事件」という文言の、戦前並みの発言取消しをやめさせました!(08.3.5)


リンク先のページ〈公明らの戦前並み「発言取消し」要求ついに破綻!〉には、次のように書いてあります。

 公明党市議らは、1995年9月に朝木明代議員殺害事件が発生した後、東村山市議会で、この問題に矢野議員らが言及し「朝木明代議員殺害事件」とか「殺害された現職の朝木明代議員」、「何者かによって殺害された朝木明代議員」という文言を発言するたびに、公明党市議らは、必死になって「不穏当発言だ」とか「不適切発言だ」などと言って、発言取り消しを要求し、会議録から全部削除させてきました。
 しかし、矢野議員が本年(08)3月5日の東村山市議会本会議で、一般質問の中でとりあげ、なぜ取り消し、削除するのか理由を質す質問を行った結果、公明党市議らをのぞく他の市議らが同調せず、ついに13年余に渡って続けられてきた戦前のような発言取り消しの悪弊、言論弾圧をやめさせることができました。
 昨年の参院選挙で全国で100万票も得票数を減らした公明党の落日の日々を象徴する快挙です。


このページについては3月7日付「議会でうっぱん晴らしをするのはやめてください」でつっこんでおいたのですが、あらためて3月5日本会議の議事録を確認したところ、この「快挙」がまったくの幻だったことがわかりました。


矢野「市議」の質問内容は上記ページに掲載されていますが、「殺害」という言葉を9回使っています。議事録ではこれがかたっぱしから削除され、空白になっているのですね。実際の質問では、「○○事件にかかわっているような人物でもいるのかどうなのか」などとさらに不穏当な発言までしていますが、これも「殺害」の部分は空白になっています。


上記ページでは、矢野「市議」の質問に対する「答弁、反論はありませんでしたが、事実上、指摘を認めた形となりました」と説明されていますが、これも正確にはウソ。実際には議会事務局長が「議会事務局として、答弁する立場にはございません」と述べており、要は議会事務局にぶつけるような質問ではなかっただけの話です。無関係の質問をして答弁がなかったら「指摘を認めた」と言い出すのですから、アッと驚くタメゴロー。


笑えるのは、「○○事件でなく自殺だとしてきた同僚議員の私」という発言が議事録にもそのまま掲載されてしまっていることです。あ〜あ、市議会の場で「自殺」だと認めたことが公式記録に残されちゃった。


言い間違いで済ませるならそれでも結構ですが、自分のサイトの記事ぐらいは修正しておけばいいんじゃないですかね。ついでに「破綻!」とか「快挙」と騒いでいるのもみっともないですから、せめて伏字にすればいいと思います。うーしししし。


【6月17日追記】普通は問題発言の直後に議長が議事録の修正の件についてひと言触れるのが通例だと思いますが、3月5日本会議の議事録ではそのような発言が見当たりません。どうしたのだろうと思っていたら、最終日・3月26日の本会議の最後で議長が次のように諮っていました。

○議長(丸山登議員) 本定例会における議員の発言の中で、不穏当と認められる部分があったやに思われますが、議長として、今これを厳密に特定することができません。
  よって、お諮りいたします。
  地方自治法第132条に反する発言、事実関係がはっきりしない事柄、すなわち確定されていない事柄を私的判断によって発言したもの等あった場合には、この発言の取り消しを議長として命じます。このことは、当然これからの議会運営委員協議会への諮問、調査、答申を待つわけでありますが、この条例違反の発言がなければ、これを取り消す必要はないわけで、あればこれを取り消しいく、こういう措置をとっていきたいと思います。諮問、調査、議長一任も含め、本件取り消し措置について、これを議長に一任、承認することに賛成の方の挙手を求めます。


この議長提案は賛成多数で採択されていますので、これに基づいて議事録の修正が行なわれたということですね。