「他殺」説粉砕の東京高裁判決確定で最高裁にあらぬ言いがかりをつける矢野・朝木両「市議」と行政書士・黒田大輔


Tomatotic-jellyさんがいち早く拾っていますが、「東村山市民新聞」のいつものページ魚拓)に、7月5日午後7時10分ごろ、次のような支離滅裂な一文が加筆されました(7月6日付)。これは私もちょっと予想していませんでしたが、「他殺」説を粉砕した1・29東京高裁判決「創価問題新聞」事件控訴審判決)が確定したことで、よっぽど取り乱していらっしゃるのでしょうか。

                                                                                                          • -

 7月5日現在、最高裁決定の通知は当事者に届いていないが、7月3日に決定したとの「事実」が、なぜか7月4日にはネット上で公表されている。
(正確には5日午前2時すぎ)
 このことは、最高裁内部に、創価のために情報収集活動をする職員がいるという事実が判明したということだ。最高裁は、この事実を踏まえ、厳正な処置をとるよう強く求めるものである。

                                                                                                          • -


これに輪をかけて常軌を逸しているのが、いまや矢野・朝木両「市議」の唯一のかつ忠実な××となった、「お子チャマ右翼」ことクロダイくん(行政書士黒田大輔)です。〈裁判所(及び検察)内のカルトを駆逐する活動を開始します。〉というエントリー(作成日時:2009/07/05 22:15)で、仮にも隣接法律職でありながら、次のように妄想を全開させています(改行は適宜修正)。

                                                                                                          • -

当事者(矢野東村山市議)には何ら通知がないのに、外部の第3者に情報が漏れているという事実は極めて重大である。
〔中略〕
やはり、裁判所の内部にはカルト勢力が食い込んでおり、守秘義務を犯して外部へ情報をリークしている者やカルト側に不当に有利な判決・決定等を出している者がいるということである。

                                                                                                          • -


あー、馬鹿馬鹿しい。


日本国憲法82条1項では、「裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ」と定められています。今回の最高裁決定も、(おそらく傍聴者はいなかったのだろうと思いますが)7月3日に公開法廷で言い渡されたものであり*1クロダイくんの言うような「守秘義務」が関連してくる余地はありません。


矢野・朝木両「市議」が通知を受け取っていないのは事実なのでしょうが、荒井さんが指摘するように、「例えば当事者である千葉氏が裁判所に問い合わせて結果を聞いたとか、それをAMUSの面々が取材して知ったとか、可能性はいくらでも」あります。


最高裁長官代理者がだいぶ前に国会で答弁しているところによると、「口頭弁論が開かれなかった事件につきましても、・・・少なくとも判決言い渡し当日の朝になりますと、言い渡しの有無等について外部からの照会には応じている」し、「法廷の前に言い渡し事件の一覧表を張り出したりしている」そうです。


推測ですが、ぼんやりと通知を待っているだけの矢野・朝木両「市議」とは異なり、千葉さんは定期的に最高裁に照会の電話をかけたりしていたのではないでしょうか(追記各小法廷の開催曜日は決まっているらしいので、最高でも週に1回電話をかければ済みそうです)。どっちにせよ、決定の言い渡し後に当事者等から問い合わせがあった場合、最高裁が決定内容を伝えることには何の問題もないのですから、矢野・朝木両「市議」およびクロダイくんの主張は的外れ以外の何ものでもありません。


【追記】というか、よく考えたら、決定書が3日(金)当日に最高裁から発送されたとして、それを翌4日(土)に千葉さんが受け取ることは、都内の郵便事情を考えれば、不思議でも何でもないような気がします。こういう書類はたぶん配達記録郵便で送られるのでしょうから(さらに調べてみたら「特別送達」というそうです)、矢野・朝木両「市議」も代理人弁護士もたまたま不在で受け取れなかったか、あるいは代理人弁護士だけに発送された(そして代理人の中田国際法律事務所は土曜日のためお休みだった)だけの話なのかもしれません。もしそうだったとしたら、どうするんでしょう、こんなに騒いで。(追記終わり)


ちなみに、Tomatotic-jellyさんが整理してくれている通り、今回の決定の第一報は、2ちゃんねる〈【盗作】最後のパレード 中村克と草の根@東村山【疑惑】第28幕〉で2009/07/04(土) 23:14:34に書き込まれたレスでした。私もこれは見ており、書き込んだ人にも心当たりがあったのでたぶん事実なのだろうとは思ったのですが、もう少し様子を見ようと思って、いったんスルー。で、起きたらC.I.LWAWで速報されていたので、7月5日の朝に後追い記事をアップしたものです。


いずれにせよ、内容面では何も言い返すことができないので、何の問題もない決定公開手続きに因縁をつけて騒いでいるわけですね。矢野「市議」なんて、


最高裁内部に、創価のために情報収集活動をする職員がいるという事実が判明した」


などと適当なことを口走っちゃって、あらあらまあまあ(C.I.L〈矢野穂積、さっそく話題をすり替えようと画策(失笑)〉参照。そこで触れられている「パラノイア」裁判については、当ブログの5月25日付〈「濫訴」レッテルを連発するクロダイくんと『月刊タイムス』事件判決と「パラノイア」裁判〉参照。)。


まあ、せいぜい最高裁に対して「厳正な処置をとるよう強く求め」てみればいいんじゃないですか。どうせ、「小さな親切」運動本部や読売新聞社の場合と同様、


威勢のいいことを書くだけで実際には何もやらず、


あとは汚れ仕事担当のクロダイくんに任せちゃうんでしょうけど。


なお、2009年1月15日付〈最高裁に言いがかりをつける矢野・朝木両「市議」の恥知らずな態度〉と、それを書くときに参考にさせてもらった凪論〈法律も裁判にも無知な矢野穂積、朝木直子東村山市議会議員の呆れた言動〉も参照。これを見れば、矢野・朝木両「市議」のご都合主義的司法無視体質とともに、今回の上告不受理決定の意味合いもわかります。簡単にまとめておけば、


(1)1・29東京高裁判決では最高裁判所判例と相反する判断は行なわれておらず、
(2)法令解釈に関する重要な事項も含まれていない


ので、最高裁が自ら審理する必要はないと判断されたということです。


最後に、いつものページにはさらにこんな加筆もありましたが、事ここに至ってはナントカの遠吠えにしか聞こえませんね。

                                                                                                          • -

 商標登録を単にコピペして悦に入っていた「親創価ネット族」よ
「他に本件検察官発言を真実と認めるに足りる証拠はない」(21頁5行)と断定し「検察官発言」自体を「ウソ」だとした地裁判決が、「最高裁確定判決に生き残っていること」を証明することだ。

                                                                                                          • -

*1:追記:「決定」の場合は違う可能性もあると思ってちょっと検索してみましたが、判決・決定ともいちおう法廷で言い渡されるようです。