3羽の雀の日記 RSSフィード

2009-09-09

妄想を広げる人、根拠のない数字にすがる人


ワールドワイドウェブさんが取り上げている瀬戸弘幸ブログのエントリー〈【連載】朝木明代市議万引き未遂冤罪事件(3):冤罪事件とはどうして起きるのか!?*1については、私も2008年11月1日付〈冤罪事件とはどうして起きるのか!?――瀬戸弘幸が書かなかったこと〉で軽く触れておいたのですが、まさか瀬戸サンの自称「ジャーナリスト」デビュー作までこんな怪しげな代物だったとは想像していませんでしたし、その発表の舞台が政経東北という「政治経済情報誌」だったことも流してしまっていました。不徳の致すところですが、私の記事の本筋とは関係のない話だったので、まあいいや。


こうなると、瀬戸サンが「ペンを持つことになった強烈な動機」がさらに気になってきますが、それは引き続きワールドワイドウェブさんにおまかせするとして、新風連関連の裁判の話を続けます。「いのちとこころの人権の森宣言」については、矢野・朝木両「市議」も早々とネタ切れになって「無知ご開陳で大恥かいた」などとつまらない悪口を書き足すぐらいしかできなくなったみたいなので(けっきょくこの程度の「市議」)、もう少し先送りします。


まずは、槇泰智(まき・やすとも)方面の話から。エアフォース〈第2回朝木明代追悼街宣(前編)〉の続きも気になるところですが*29月3日付の記事


「槇もブログではエラク威勢がいいようですが、そろそろ新たな裁判を覚悟した方がいいかもしれません」


と書いたら、本当に訴えられてしまったようです。


★WAW〈【提訴】元副署長、政治団体会長に損害賠償100万円請求


ks-labo.info〈槇泰智(まきやすとも)氏、4件目の訴訟との情報〉(これまでの3件の裁判については、りゅうオピニオンの整理を参照)でも指摘されているように、「政治団体機関紙」とは政経調査会『政経通信』第38号のことですね。8月25日付〈創価学会が槇やすともサンに2640万円の損害賠償請求〉で、


「過去の裁判資料を『こんなんまともに読んでいる程、暇じゃぁないよ』と一蹴し、司法制度を完全に無視したツケは、さて最終的にいくらになるのでしょうか」


と書いておきましたが、その額は私の予想以上に膨れ上がるかもしれません(関連裁判については、P2CさんによるまとめWikiの〈朝木明代市議万引き被疑事件〉および〈朝木明代市議転落死事件〉を参照)。さっさと謝罪して和解交渉に入ることが最善だと思いますが、まあ無理なんでしょうね。


もっとも、槇が〈高倉良生攻撃の再開だ〉で書いているように、高倉都議から数千万単位の損害賠償請求をされることは、おそらくないでしょう。街宣禁止・ビラ配布禁止の仮処分決定に対する保全異議は却下されたとのことなので、これから本案の訴えが提起されることは間違いないのでしょうが(本訴が提起されなければ起訴命令の申立ても可能)、こんなふうに妄想を膨らませる必要はないと思います。


 で、〔高倉都議から賠償請求される〕金額はいくらか。創価学会が2640万円の請求だから、負けじとそれを上回ることになるだろう。

 私が高倉のガソリン代水増し請求を広報宣伝したために、得票数が前回よりも2871票減った。

 よって損害賠償金額は2871万円となるはずだ。一票1万円の計算か。


槇は、「考えてみても提訴するに当たっては1万円程度の印紙と切手代だけで済むのだ」とも書いていますが、2871万円の請求額なら、印紙代は10万円を超えます。槇が、瀬戸サンと同様裁判のことをよくわかっていないのは承知していますが、やっぱり少しは調べてから書いた方がいいでしょう。


さて、訴えられた件数で槇に追いつかれたクロダイくん(文末の裁判日程参照)ですが、10日に控えた第1次落書き名誉毀損裁判(原告・宇留嶋さん)の判決言渡し(予定)については触れず、東村山等街宣名誉毀損裁判(原告・創価学会)の第1回口頭弁論(11日)についてのみ、〈カルト言いがかり裁判のお知らせ〉として告知しています。まあ、宇留嶋さんの落書き写真や誹謗中傷的記述創価工作員」「誘導工作記事を垂れ流している自称ジャーナリストのウンコ野郎」等)をこっそり削除したぐらいですから、第1次落書き名誉毀損裁判(原告・宇留嶋さん)については恥ずかしくて知らせることもできないのでしょう(裁判の結果は柳原滋雄さんが速報してくれるそうです)。


その告知記事ですが、「カルト言いがかり裁判」と書きつつ、どこが言いがかりなのかはまったく明らかにせず、「創価学会による裁判の勝訴率」が「たったの20%」という怪しげな数字にすがりついているだけ。



勝訴率」という考え方自体、裁判を通じて真相を明らかにしていくという姿勢とは無縁ですが、仮にそんな数字を出すにしても、朝木明代市議転落死事件関連の裁判に絞って計算するのでなければ意味がありませんね。この点については、2月24日付〈〈朝木議員謀殺関係訴訟結果報告〉リストの検証(1):「4勝4敗」→1勝8敗〉参照(この記事では、矢野「市議」らが報告していない検察官発言裁判は検証対象に含めていない)。


ついでに、9月2日付「創価新報」の座談会で取り上げられている一連の裁判についても、詳しい情報の参照先を示しておきましょう。


(1)「東村山市議の転落死に絡んでデマを流した週刊誌。/200万円の賠償命令と謝罪広告の掲載命令が最高裁で確定している(2002年10月)」

 →『週刊現代』事件

(2)「市議一派、女性市議の娘らがつくっているデマビラに対しても、200万円の賠償命令と謝罪広告の掲載命令が下り、確定(01年12月、東京高裁)」

 →「東村山市民新聞」事件

(3)「このデマを流した週刊誌を東京地裁が“断罪”。200万円の賠償命令が確定している(01年5月)」

 →『週刊新潮』事件

(4)「デマ市議一派が聖教新聞の報道に難クセをつけてきた裁判では、裁判所が“むしろ女性市議の娘や議員一派らこそ名誉毀損である”と認定。学会側の勝訴が確定している(02年11月)」

 →「聖教新聞」事件

(5)「市議一派は創価新報の報道にも難クセをつけて裁判を起こしてきたが、これも敗訴が確定している(03年3月)」

 →「創価新報」事件

(6)「新聞へのデマビラの折り込みを断られたとして学会や新聞販売店などを訴えた裁判でも敗訴が確定(04年1月)」

 →「東村山市民新聞」折込拒否裁判

(7)「一連の裁判に関わった弁護士に難クセをつけてきた裁判でも敗訴が確定している(05年7月)」

 →検察官発言裁判

(8)「市議一派が月刊誌『潮』の報道に難クセをつけた裁判でも、市議側の敗訴が確定(02年11月)」

 →『潮』事件

(9)「最近もまた、このデマ事件に関して、最高裁で画期的な判決が確定した(本年7月3日)」

 →「創価問題新聞」事件


なお、この座談会では、創価学会が敗訴した『フォーラム21』裁判、千葉英司さんが敗訴した『東村山の闇』裁判については触れられていません。『フォーラム21』裁判をめぐっては、〈創価学会の沈黙は矢野「市議」を利するだけでは?〉(2008年6月30日付)と指摘したこともあるのですが、こういうところが「創価体質」とか「創価学会方式」と批判されるのはしかたがない。


ともあれ、槇やクロダイくんがこんな調子では、「新しい風を求めてNET連合」のサイトが休止を決断したのも当然というべきかもしれません。「維新政党・新風』を応援する目的で発足させた」サイトのはずなのに足を引っ張るばかりで、


「当初の『維新政党・新風』の名を広めるという目的は、ネット上では既に達成した」


というより、維新政党・新風の名を貶めたという評価の方が適切ですから。党から何か言われたんですかね。


もっとも、荒井さんが言うように、「維新政党新風が全く公式アナウンスを出さない以上、・・・こいつらは未だに新風と同体だと看做す」ことに問題はないでしょうから、〈新風連関連裁判〉というカテゴリー名はとりあえずそのままにしておきます。


◆今後の新風連関連裁判日程

*クロダイ・第1次落書き名誉毀損裁判(原告・宇留嶋さん):9月10日(木)午後2時〜、さいたま地裁川越支部 判決言渡し(予定)〔ソース

*槇やすとも&クロダイ・東村山等街宣名誉毀損裁判(原告・創価学会):9月11日(金)午後1時15分〜、東京地裁(霞が関)526号法廷〔ソース

*クロダイ・第2次落書き名誉毀損裁判(原告・千葉さん):9月28日(月)午前11時〜、東京地裁立川支部〔ソース ※9月14日から変更

*クロダイ・第2次御用ライター裁判(原告・宇留嶋さん):10月19日(月)午後2時〜、さいたま地裁川越支部〔ソース

西村修平婚外子差別発言裁判:11月4日(水)午後3時〜、東京地裁(霞が関)626号法廷 ※原告への尋問あり 〔ソース

*西村修平・街宣名誉毀損裁判(原告・千葉さん):11月11日(水)午後1時30分〜、東京地裁立川支部 〔ソース

*槇やすとも・機関誌名誉毀損裁判(原告・千葉さん)(日程不明)

*槇やすとも・写真著作権侵害裁判次回期日未定


〔この記事は、9月10日の午後1時ごろアップしたものです。〕

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