矢野穂積・朝木直子「市議」(草の根市民クラブ)の仲間達はどこまで行くのか


明日(24日)は西村修平・婚外子差別発言裁判の判決言い渡しです。発言の有無そのものが争点になっており、裁判所の事実認定次第ですからどういう判決になるかはわかりませんが(詳しくはエアフォースの連載を参照)、どちらにしても、こういう連中をろくに批判することなく手を組み続ける矢野穂積・朝木直子両「市議」の差別的体質はいっそう明らかになりましたので、私にとっては意義のある裁判でした。


判決言い渡しについては、主権回復を目指す会掲示板で告知が行なわれています(追記:その後、瀬戸弘幸サンも論評抜きで転載)。



この人達が「自らの見解を批判された途端、会議の進行を妨害させ、流会させた威力業務妨害に匹敵する横暴」などと口にするのですから、面白いですよね。威力業務妨害といえば、京都の朝鮮学校に押しかけた在特会(在日特権を許さない会)の連中は、やはり告訴されたそうです。


朝鮮学校に“抗議”で告訴 「子どもへの配慮欠ける」
2009年12月22日 23時12分
 京都市南区の京都朝鮮第一初級学校で今月4日、市民グループが「朝鮮学校を日本からたたき出せ」などと拡声器で大声を上げる“抗議行動”をした問題で、同校は22日までに、威力業務妨害などの容疑で参加者数人を京都府警に告訴した。
 同校は「抗議の度を越している。子どもへの配慮に欠け、許せない」と批判している。
〔後略〕


瀬戸サンは、在特会による告発が即日受理されたことをもってこの問題は彼ら朝鮮学校の思い通りにはいかないと自分に言い聞かせているようですが、果たしてどうなるでしょうか。小学校への脅迫容疑で増木重夫容疑者が逮捕されたときには(他人のブログで)関係を全否定し、維新政党・新風北海道本部の元代表で、瀬戸サンとも仲良しだった千代信人容疑者が詐欺容疑で逮捕された件については完全にダンマリを決め込む瀬戸サンですが、今回の告訴が在特会関係者の逮捕につながった場合、そうもいかないと思われます。


朝鮮学校側が「子どもへの配慮に欠け、許せない」とコメントしているように、子どもたちを脅かしてまったく恥じるところのない「行動する保守」の体質については、いくら瀬戸サンが在日朝鮮人との最終戦争などと論点を逸らそうとしても、圧倒的に理解を得られないでしょう。13歳の少女が通う学校を意図的に標的にしてデモを行なった件といい、学習塾に押しかけて子供達の勉学を妨害した件といい、彼らの恥知らずな「行動」は度を超しており、「言論の自由」などという美名で擁護できるものではありません。


【追記】彼らの恥知らずぶりは、こちらの動画の方がわかりやすいようです(閲覧注意)。


そして、こんな連中を自分達の利益のために利用しているのが、何度も繰り返しているように、NPO法人「林檎の木」(りんごっこ保育園等の経営主体)の理事・監事を務める矢野穂積朝木直子両「市議」です。両「市議」は、外国人参政権問題「シナ」等の言葉遣い議会制民主主義の否定をめぐって苦言めいたことを(アリバイ的に、名指しはしないで)書くことはあっても、彼らのこのような「行動」を公に批判したことはありません。


それどころか、洋品店襲撃事件は次のように公然と擁護しています(6月3日付〈ついに洋品店襲撃をサイトで公然と容認した矢野・朝木両「市議」〉等も参照)。



東村山市民新聞〈「変えよう!議会を 親創価に」〉より(2009年6月4日付更新


ちなみに、いまさら説明するまでもないでしょうが、洋品店襲撃事件の際、店の前から退去するよう求めた千葉さんに向かって
「ここは公道なんだよ!」
「公道なんだよ、きみらの道じゃないんだよ! どこにいようがわれわれの自由だろうか!」
「自由だよ、ここは公道だよ。学会の道か、ここは!」

と大騒ぎを始めた蝶ネクタイ&サスペンダーの男が、今回メンバーが告訴された在特会の会長・桜井誠です。



このあたりの話については、8月3日付〈「慰安婦」について矢野・朝木両「市議」が言っていたことと、そのお仲間が三鷹でやっていること〉、9月28日付〈矢野・朝木両「市議」が東村山市に呼び込んだ連中の暴力的自警団体質〉なども参照。


さて、こんな矢野・朝木両「市議」のお仲間達がどこまで行くのかを考える上で外せないのが、最近ますます「集団ストーカー被害者」と一体化しつつある有門大輔です。miracleさんが的確な指摘と批判をしているのでいちいちコメントしませんが、有門はこのところしきりに自由人権協会の名前を出しており、最新エントリーでは自由人権協会が「集団ストーカーを組織的に行ない得る『犯罪組織連合』」の一員だという妄想を展開しています。

 日本には既に集団ストーカーを組織的に行ない得る「犯罪組織連合」がつくり上げられているという。何やら映画や漫画に出てきそうな「悪の地下組織」を連想してしまい、突飛な印象も受けるが、思い当たる節がある!
 私ならずとも右派・保守の運動に関わっている方なら容易に想像が及ぶはずだ。
 最初に断っておかなければならないが、ここで言う「犯罪組織」云々…とは刑法で規定されるところの犯罪行為や暴力団などの反社会的団体、または強窃盗グループや麻薬密売グループのようなものを指すのではない。
 敢えてカッコ付で説明するのは、広い意味での「犯罪」であり、言わば偏向した思想・信教や特定の教条に従って日本の国民生活を危ぶませかねない傾向について述べている。
 天野さんご夫妻が訴えられたケースで登場したのは在日外国人夫婦らが訴訟代理人として雇った、これまた参政権付与や外国人の権利(?)向上を推進する人権派弁護士、その弁護士が籍を置く弁護士事務所と人権団体、さらに法務省および裁判所なる公権力やマスコミとの関わり…。
 それが「人権擁護法案」の下に、絶対的な権限を有しつつある『人権擁護委員会』および人権団体なるものではないか?
〔中略〕
 そんなバカなことがいくらなんでも起きるはずがない…とする向きもあるかも知れないが、これまで連載で言及してきた天野さんご夫妻に関するケースでも執拗な集団ストーカーで突き回した挙げ句、巧妙なネットワークの中で裁判での敗訴が仕組まれた可能性が否めないのだ。
〔中略〕
 自宅への防犯カメラの設置が人権の一種とも言うべき「プライバシー侵害である」として突如、近隣に住む在日外国人夫婦から訴えを起こされるなど、常識で考えれば到底通りそうにない訴えが司法において取り上げられる。
 次に原告である在日外国人夫婦側の訴訟代理人として登場したのが小町谷育子や古本晴英(オウム麻原死刑囚の弁護人)という人権派弁護士。小町谷が属するのは在日外国人の権利向上に取り組むなど、法曹界の権威とも言うべき名だたる法律事務所『原後総合法律事務所』。
 さらに参政権問題でも高名な知識人先生らとともに小町谷を含め同事務所に属する弁護士らが名を連ねる『自由人権協会』と裁判所との関わり。
 裁判で法廷に出てきたのは後に法務省民事局長となる「原優(はら・まさる)」なる超大物。しかも裁判は近隣トラブルに端を発する些細なものだというのに合議制に変わる有り様。
 一審での敗訴を受けてご夫妻は控訴に踏み切ったものの、続く二審ではまともに弁論さえも認められず、しかもそれぞれ別々の二つの裁判が東京高裁のまったく同じ第15民事部に回され、まったく同じ裁判官がそれぞれの裁判でご夫妻の敗訴を言い渡した。
 ここで私は一つの仮説を立ててみた。
 天野さんご夫妻に対して何らかの「対日本人包囲網」が仕組まれ、その網に陥れられたのではないか−と。
(太字は引用者=3羽の雀)


よく知られているように、矢野・朝木両「市議」は選挙公報等で「自由人権協会(弁護士・学者等の組織)会員/アムネスティ会員」であることをアピールしています。また、両「市議」やりんごっこ保育園の顧問弁護士的立場にある中田光一知弁護士中田総合法律事務所)も、自由人権協会に所属しています。


そうかあ、矢野・朝木両「市議」は(有門によれば)「集団ストーカーを組織的に行ない得る『犯罪組織連合』」の一員だったのかあ。それにしても、こういう妄想の展開の仕方、最高裁内「スパイ」疑惑捏造問題をはじめとする矢野・朝木両「市議」らの詭弁・宣伝にそっくりですね。


もうひとり、矢野「市議」が断固として擁護し続けた『最後のパレード』著者・中村克が支離滅裂なエントリーを続々とアップしている件にも触れないわけにはいかなくなってきましたが、長くなったので、後回しにします。


最後になりましたが、12月22日には東村山市民新聞」の更新は行なわれなかったようです。【追記】12月24日付の更新(2009/12/23 16:00:08)は、「最終更新日」の修正のみでした。