3羽の雀の日記 RSSフィード

2010-03-25

在特会らによる朝鮮学校再襲撃を禁じた仮処分決定(京都地裁)は当然【追記あり】


請願潰し裁判における矢野・朝木両「市議」の全面敗訴について中村克サンのコメントを伺いたいと昨日付の記事で書いたんですが、やっぱり無理なようで、〈生方議員の「ヨミウリ的発達障害」〉とかいう、相変わらず読売新聞への私怨で凝り固まった記事がアップされただけでした。紳士淑女が集うカウンターの寿司屋で大暴れして警察沙汰を引き起こし自分が犯した過ちにもきちんとけりをつけることのできない中村克サンは、自分に「理性脳」とやらがあると思っているのでしょうか。


それにしても、嫌いな相手をカタカナで表記するところといい、他人を中傷するのに「発達障害」のような障害を引き合いに出すところといい*1矢野穂積「市議」の場合は「脳梗塞」)、矢野・朝木両「市議」にどんどん似てきましたね。早く3人で全国因縁・怨念党を結成すればいいのに。


さて、口直しに爽やかな話題です。3月28日に京都でデモを計画している在特会らに対し、朝鮮学校周辺で誹謗中傷等を伴う街宣活動を行なってはならないとする仮処分決定が言い渡されました。


朝鮮学校周辺の街宣禁止 京都地裁 仮処分を決定

京都新聞 2010年3月24日配信

 京都市南区の京都朝鮮第一初級学校で「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などが民族差別発言をしたとされる問題で、京都地裁(小河好美裁判官)は24日、在特会などに学校周辺で誹謗(ひぼう)中傷を伴う街宣活動を禁止する仮処分を決定した。

 学校側が、28日に在特会が街宣活動を予定しているとして、19日付で仮処分を申し立てていた。

 申し立てによると、在特会のメンバーらが昨年12月4日、学校による近隣公園の使用方法を批判するため、授業中の学校前に訪れた。約1時間、拡声器を使って差別的発言を繰り返したという。


朝鮮学校近くでの在特会の街宣活動禁止 京都地裁仮処分

朝日新聞(関西) 2010年3月25日配信

 京都地裁は24日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などに対し、京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の敷地を中心とする半径200メートルの範囲で、学校関係者を非難する演説やビラ配りなどの脅迫的行為を禁じる仮処分を決定した。在特会が門前で拡声機を使って児童や学校を中傷したなどとして、「京都第一初級学校嫌がらせ事件弁護団」(仮)が19日に申し立てていた。

 弁護団の弁護士は、「裁判所が明確に違法と宣言したことに意義がある」と話した。

 申立書によると、在特会のメンバーらは昨年12月4日、初級学校が市から一部を借りている、同校向かいの児童公園に集まり、同校が設置したスピーカーのコードを壊したり、サッカーゴールを同校に移動させたりしたという。また、授業中に同校の門前で約1時間にわたって拡声機を使って児童や学校を中傷し続け、「未熟で敏感な児童の精神面に深い傷を与えた」としている。街宣活動は今年1月14日にもあったという。

 在特会はホームページなどで、3月28日にも同校に対して街宣活動をすると予告している。弁護団は今後、同校に対する街宣活動があった場合、制裁金を支払うよう命じる間接強制を地裁に申し立てるという。


「学校関係者を非難する演説やビラ配りなどの脅迫的行為」(朝日新聞)という表現が実際に仮処分決定で用いられているかどうかは疑問もありますが、いずれにせよ、京都朝鮮第一初級学校周辺(半径200メートル以内)における「誹謗(ひぼう)中傷を伴う街宣活動」および同旨のビラ撒きが禁じられたのは間違いないようです。朝日新聞の記事で弁護士がコメントしているように、京都朝鮮学校襲撃事件における罵詈雑言の違法性が裁判所によって(暫定的に)認められたことになります。主権回復を目指す会の掲示板では、

「通知を受け取らなければ意味がないわけで実行するのみ!関西は関係なくやりよるよ!なんせ民事ですから 笑」

「そう民事なんだ!」

などの(無法者集団らしい)無責任な煽りも見られますが、主催者としては何らかの対応を余儀なくされるでしょう。



何しろ仮処分に違反した街宣活動が行なわれれば制裁金の支払いを命じられるおそれもありますし、刑事告訴に対する警察の対応にも影響を与えかねません。現在予定されているコースは北岩本児童公園(京都市南区)〜勧進橋公園(京都朝鮮第一初級学校前)ですが、参加者を厳格に統制することも難しいでしょうから、解散場所を変更する等の対応が必要なのではないでしょうか。それ以前に、警察から何か言ってくることも考えられますが。


1月19日の京都弁護士会会長声明に対しては即日反論声明が発表されましたが、本件仮処分決定については、いまのところ在特会や主権回復を目指す会から公式声明は出されていません(3月25日午後9時現在)。ただし、瀬戸サンが3月25日の朝に〈民族差別という虚構の訴えを許すな!:在日朝鮮人のデマゴギーに惑わされてはいけない。〉というエントリーをアップし、京都新聞の記事に反応しました。


 この京都地裁の仮処分の決定通知書を実際に見ていないので、この京都新聞社の報道が本当にこのようなものだったのかについては疑問に思います。

 それはこの決定書に、下記にあげる二つの文言が本当に存在したかどうか? もしこれがあるとしたら、これは完全に不当な仮処分の決定と言わねばなりません。

1)誹謗(ひぼう)中傷を伴う街宣活動を禁止する仮処分を決定した

2)差別的発言を繰り返した

 街宣禁止の仮処分に関しては、拡声器などの騒音で平穏な社会生活や活動が妨げられるとして、その仮処分が認められるケースは多い。

 しかし、その内容にまで踏み込んで、その主張そのものまでも否定するかのような文言は書かれていない場合も多いのです。

 だから、仮処分の決定とは主張の是非を問うのではなく、その運動の形態が問われたものと解釈してきました。

 今回、この京都新聞社の報道では誹謗・中傷したことが仮処分の決定に至った理由であり、差別的発言がいけない−ということでの仮処分が下ったかのような報道です。

 言論の自由が認められているわが国において、「朝鮮人は出て行け!」が誹謗中傷の差別発言となるかについては、これは甚だ疑問であり、理由があっての主張ならば、それは誹謗中傷の発言とは言えないでしょう。


瀬戸サンは、「仮処分の決定とは主張の是非を問うのではなく、その運動の形態が問われたもの」と勝手に解釈していますが、まきやすともと黒田大輔に対し、東京都東村山市及び東大和市内という広範囲で「拡声機もしくは街頭宣伝車等の車両を用いて別紙1記載の趣旨の演説を行い、債権者創価学会の名誉を毀損し、誹謗中傷したりする一切の行為」を禁ずる仮処分決定が行なわれたのをお忘れなのでしょうか。これは両名の「主張の是非」を問い、それが名誉毀損・誹謗中傷に当たる可能性が高いという前提で言い渡された決定です。ちなみに「別紙1記載の趣旨」とは次の通り。


「公明党・創価学会の不正というものを糾弾しておりました女性市議会議員が転落死致しました。この事件を担当した東村山警察署は、単なる自殺というふうに片づけましたが、これは明らかに創価学会の犯罪なんです」

「創価学会というのはまさに犯罪者の集団なんです」

「日本の国を牛耳ってやりたい放題で犯罪のオンパレードなんです」

「朝木明代市議が、駅前のビルから突き落とされて殺されました。殺人罪の時効、あと1年で時効になりますが、いまこそ、この薄汚い創価学会の犯罪に対し、我々、国民が、市民が、糾弾の声、鉄槌を下していかねばなりません」

「創価学会は、この日本における最大最悪の犯罪者集団」

「創価学会の犯罪は許すな」

「創価学会は殺人をやめろ」

「犯罪者集団創価学会を許すな」

「何と言っても宗教団体の皮を被りながら実際は犯罪のオンパレード 殺人組織化されているのが創価学会でありましょう」

「宗教の皮を被った殺人集団、創価学会を叩き出せ」


一方、瀬戸サンは例によって「『朝鮮人は出て行け!』が誹謗中傷の差別発言となるか」などと誤魔化していますが(私はこれだけでも十分誹謗中傷に当たることが多いと思いますが)、京都朝鮮学校襲撃事件の際に襲撃者が子供達に向かって投げつけたのは、次のような言葉でした(京都弁士会会長声明より)。


「朝鮮学校、こんなものは学校ではない」

「こらあ、朝鮮部落、出ろ」

「お前らウンコ食っとけ、半島帰って」

「スパイの子どもやないか」

「朝鮮学校を日本から叩き出せ」

「北朝鮮に帰ってくださいよ」

「キムチくさいねん」

密入国の子孫やんけ」


どう見ても露骨な差別意識に基づく誹謗中傷です、ありがとうございました。


ただし、「差別的発言を繰り返した」というのは仮処分申立てにおける主張ですから、誹謗中傷かどうかを判断する際の要素のひとつとして考慮はされても、「差別的発言がいけない」ことを直接の根拠として今回の仮処分決定が行なわれたわけではないと思われます。婚外子に関する差別的発言そのものは違法とはならなくとも、「私生児」等の言葉を特定の人物に対して悪意をもって投げつける行為が少なくとも「不適当」であることは、婚外子差別発言裁判において西村修平・主権回復を目指す会代表も認めている通り。


原告代理人「ある人に対して『私生児』と発言することは適当だと考えるか」

西村「それは不適当です」


関西方面でも、このようなやり方を見直そうという声が上がり始めたみたいですよ。


『チョン死ねゴキブリ死ねぶち殺すぞ蛆虫巻き舌』

これは禁句にしたほうがいいと思う。

これを言っちゃうとかなり低次元に見られますし、通行人も視聴者もマトモな人は間違いなくひきます。


私は日本社会に民族差別は存在しないという立場などといくら言い張っても、上記のような発言を容認・支持する人間が差別主義者であるという現実は変わりません。このような自己批判に対してはどうせ「綺麗事保守」「工作員」等のレッテル貼りで片付けてしまうのでしょうが、“これ以上病まない内にお辞めになることをお奨めします”。


というわけで、今回の仮処分はまったく妥当なものであり、このような毅然たる対応をとった京都朝鮮第一初級学校と「京都第一初級学校嫌がらせ事件弁護団」(仮)には、まきやすとものお礼参り的面談強要に毅然として対応した中野区役所に対するのと同様に、敬意を表します。全国の公職者も、「連帯ユニオン議員ネット」ばかりに任せていないで、議員の自宅・事務所、店舗、学校等の襲撃を繰り返すこのような連中を一致して非難し、これに対する毅然たる対応を支持・支援するべきでしょう。


ところで、在特会に対する不公平な便宜供与の意思を表明したとされる国連広報センターは、今回の仮処分決定でますます立場が悪くなると思うんですが、どうするのかな。


【追記】(3月26日)

在特会や主権回復を目指す会からは依然として仮処分に関する公式声明はありませんが(3月26日午後10時半現在)、デモの告知に生中継URLが追加されましたので、中止や変更の考えはなさそうです。



有門大輔も、仮処分決定を無視するよう煽っているように思えます。


 以上のように朝鮮人差別なくて日本人差別あり−の現状から考察するに、先ごろ京都地裁が下した決定はその前提からしてかなり怪しい。

〔京都新聞の記事の引用、略〕

 朝鮮民族学校が公共の児童公園を不法占拠し学校のグラウンドとして独占していたという不法行為に対しては、これを怒声で以ってして正されるのは当然である。

 何十年にもわたり行政も半ば放置してきた問題だが、在日朝鮮人であるがゆえ、朝鮮学校であるがゆえに行政や日本社会の側に遠慮のようなものがあったとしたら、それは在日朝鮮人の優越意識、日本人の側の劣等感が根本的原因で、これこそは合理性なく形成された差別構造に他ならない。

 在特会が目指しているのはこのように外国人に過ぎない者らが妙な優越感と集団的威圧に基づき特別永住資格をはじめ制度的特権の享受、公共施設の事実上独占をやめさせることであり、日本の司法が指摘すべきはそれらを増長させた行政の不作為であって、これらに立ち向かう「行動する社会運動 関西勢」の奮起を期す!

(有門大輔ブログ〈〔手当・無償化〕目玉政策実行で日本解体!〉、太字は引用者=3羽の雀)


「愛国という視点から自らの意見を論理的に述べる」ことを標榜するブログでも、司法決定を堂々と無視して日本の法治を解体するよう訴える意見が発表されました。呆れるほどに「論理的」な意見なので、記念に記録しておきます。


京都地裁は在日の集まりなのか?

 これは法律による愛国者への暴力だ。

 京都地裁が在特会に対し街宣活動を禁止する仮処分を決定した。在特会のメンバーが昨年、朝鮮学校による近隣公園の使用方法を批判するため、差別的発言を繰り返したということらしい。

 これが反日売国集団の攻撃であることは明白だ。まず、朝鮮学校は近隣公園を不法占拠していた。したがってこの時点で朝鮮学校の言い分を棄却しなければならないはずだ。

 それ以上にありえないのが、在特会が差別的発言をしたと言うことだ。在特会は日本を代表する愛国組織。そのような立派な組織が犯罪的行為をするはずがない。

 以上の点から見てあきらかに仮処分はおかしいのにもかかわらず京都地裁は朝鮮学校の言い分を一方的に聞いて処分したのだ。

 京都地裁の裁判官は在日の集まりとしか考えられない偏向ぶり。日本の裁判所は日本人のものである。在日が日本の法律に口を挟むこと自体重大な不法行為だ。

 在特会には愛国者として勇気を持って京都地裁の命令を無視してもらいたいものだ。

*1【追記】(3月26日)miracleさん+BerryGarden〈喧嘩売ってんのか〉も参照。

*2【追記】(3月26日)3月25日深夜にエントリーが削除されたので、リンク先を魚拓に変更した。