大事なことには触れようとせず、どうでもいいことで騒ぐ人々


瀬戸弘幸サンが、芋の煮えたもご存じない〈“日蓮正宗日護講”!?〉のコメント欄に出没して、ちょっとした話題になりました。



いろんな方がコメントを返していますので*1、私の方ではとりたてて付け加えることはありません。記事の本筋である、自分達と日蓮正宗妙観講との関係については何ひとつ説明せず、
「そのような方妙観講の活動家〕在特会の街宣に〕参加していたことは知りませんでした。何故話題にもならなかったことが、今ここで書かれているのかについての疑問です」
「もし、その日にそのような方が参加されていたのに、当時何の話題にもならなかったのか?」

などとどうでもいい弁明を重ねること自体、瀬戸サンたちの「反創価」活動の本質を明らかにしています。朝木明代市議転落死事件をめぐって
大きな国民運動を提起するに当たり、特定の宗教団体の力を借りない
と大見栄を切った瀬戸サンですが、最初から無理でしたね。


その朝木明代市議転落死事件からも、いまやすっかり逃亡しちゃいましたし。西村修平・街宣名誉毀損裁判第1審判決が来週4月28日(水)に言い渡されることになりましたが、仮に西村敗訴という結果になれば、やっぱりダンマリを決め込んでしまうんでしょうか。


一方、第1審で矢野・朝木両「市議」が敗訴した「自作自演」裁判では少々風向きが変わってきたようで、市議会3月定例会開催中の3月3日、矢野「市議」が宇留嶋さんに向かって
「おまえ、逆転敗訴だな。弁護士から聞いていないのか」
と勝ち誇ったことが報告されています(エアフォース〈東村山市議会議場外報告(1)*2)。


要は、第1審判決では宇留嶋さんの記事によって「原告ら(矢野・朝木両「市議」)の社会的評価が低下したと認めることはできない」として名誉毀損が認定されなかったのに対し、控訴審の裁判官は、当該記事は両「市議」の社会的評価を低下させたと判断しているということのようです。となれば、宇留嶋さんが書いているように記事の真実性・相当性が問題になってきますので、勝訴か敗訴かという点だけをとって見れば、矢野「市議」が言うように宇留嶋さんが「逆転敗訴」する可能性も出てきます。


風向きが変わったなら東村山市民新聞でも勝ち誇りそうなものですが、いまのところ、とんと反応がありませんね。「セクハラ市議」名誉毀損裁判では、薄井市議の「見事な決定打(これも致命的オウンゴール)」2009年5月30日付更新)とか「問題だったことをついに自認!」2010年1月17日付更新)とか騒いでいましたが、にも関わらず200万円の高額賠償を命じられたことで、少しは学習したということでしょうか。そういえば、矢野「市議」が宇留嶋さんに向かって「おまえ、逆転敗訴だな」と勝ち誇ったのは、「セクハラ市議」名誉毀損裁判の判決言い渡し日(3月8日)の直前、3月3日のことでした。裁判官から事実上の敗訴予告を受けていた身としては、何らかの形で意趣返しをしたかったんでしょうかね。


もちろん、問題となった事件が、単なる酔っ払いによる不法侵入事件ではなく朝木直子議員殺人未遂事件」であった(またはそう考えるに足る相当な理由があった)ことが認定されなければ本当の意味で矢野・朝木両「市議」の勝利とは言えないのですが、もとより「真相究明」などは口先だけで宣伝のために事件を利用しているに過ぎない(と判断せざるを得ない)両「市議」のことですから、そんなことはどうでもいいのでしょう。ともあれ、東村山市議会6月定例会の最終日前日(6月17日)に言い渡されるという判決を待つことにしましょう。


そういえば、すでに4月22日の朝になっちゃっているのでついでに触れておきますが、21日には佐藤まさたか市議ブログ名誉毀損裁判弁論準備手続きがあったそうですね。先週の16日には「柳原滋雄コラム日記」裁判(「重要容疑者」裁判)の弁論準備手続きもありましたし、相変わらずお忙しいことです。朝木明代議員殺害事件に関する請願に関する資料は、そろそろ提出したんでしょうか。


そんな中、東村山市民新聞では例によってどうでもいい更新が続いています(4月21日付、2010/04/20 19:40:06)*3


思わず首を突き出した民主党内の「検察特捜クーデター」一味!(10年4月19日)


何のアリバイ作りか知りませんが、つぶやくたびに日付を書き添えることにしたんなら、いっそツイッターを始めればいいと思いますよ。今回のつぶやきもわずか29文字で、いちいちサイトをいじるよりもよっぽど簡単でしょう。私もツイッターやブログで宣伝して差し上げますから、フォロワーもきっと100人ぐらいはつきますよ! 最近も在特会支持のブログ主からアクセスが増えたと感謝されたばかりで、それなりに宣伝効果は残っているようですから。


それにしても、こんなことを書いている暇があったら、外国人地方参政権の積極的推進派であり、議会事務局長心得に事務処理上の必要から住民票や戸籍謄本を確認されたら延々と大騒ぎするほどプライバシーを重視する公職者として、石原都知事の「与党には帰化人が多い」発言を堂々と批判していただきたいものです。有門大輔など、この石原都知事発言に乗っかって、師匠の瀬戸弘幸サンよりもさらにバカなことを書いていますよ(有門大輔ブログ〈外国人に支配された現状認識を!〉)。


「この石原都知事の〕指摘は極めて重要で、わが国の立法府は元外国人の帰化人らによって完全リードされているのである」
「いわゆる反日政治家らの政治信条は帰化人ゆえに形成されたものと考えるに足る相当性はある」


挙句の果てにはこんなこと↓を書いちゃうのですから、リテラシーがないにもほどがあります。

 石原発言を報じた韓国メディアは知事の発言を「ネットを情報源としたもの」と報じているが、事実マスコミが報道しない「与党に多い帰化人」はかなり以前よりインターネット上では発信され続けてきた情報だ。その事実が石原発言によって改めて裏付けられたのである。
 日本人が認識しなければならないのは自らの国家意識の薄弱さと、それが元凶となって支那・朝鮮への義理立てに志を燃やす元外国人により立法府の頂点が支配されているという現状! その事実を伝え続けた唯一の情報媒体・インターネットを無責任にデマが飛び交う便所の落書き程度に貶めている元凶は何かという問題である!


都知事がネット上の根拠のない情報(デマ)をもとに発言したら、そのデマが事実として裏付けられたと考えてしまうのですから、何とも不思議な思考回路の持ち主です。こんなんだから、「パトラッシュ特製ミートローフ」を犬肉料理だと思い込んで嗤われちゃうんですよ。



たとえば、瀬戸サンも〈「土井たか子・朝鮮人説」の行方〉〈土井たか子・朝鮮帰化人説の行方〉として取り上げてきた土井たか子vs月刊誌『WiLL』裁判では、土井たか子氏が朝鮮半島出身で本名を「李高順」と言うなどという虚偽の記述について、同誌に200万円の損害賠償が命じられています。瀬戸サンは、この結果については報じていなかったと思いますけれども。

北朝鮮による日本人拉致問題に絡む2006年5月号掲載の「拉致実行犯辛光洙釈放を嘆願した“社民党名誉党首”」(執筆者は花岡信昭)と題する「日本人拉致事件に対して社民党の対応が十分でなかった」ことを批判する記事の中で、「土井たか子は本名『李高順』、半島出身とされる」とインターネット掲示板でのみ流布していた虚偽の在日認定言説を、あたかも事実であるかのように書いた。土井側はこれを「事実無根の捏造記事で、土井氏に対する取材に基づかない一方的な推測で作成したもので、名誉を毀損された」として、2007年4月18日、全国紙5紙への謝罪広告の掲載と1000万円の損害賠償を求めて神戸地方裁判所に提訴した。2008年11月13日の神戸地裁尼崎支部での判決で、竹中邦夫裁判長は「明らかに虚偽の事実を記載するもの」とし、同社などに2000万円の支払いを命じた。但し、謝罪広告掲載については、竹中裁判長は同誌の実売部数が少ないことを理由に必要性を認めなかった。花田は、この判決に先立ち11月号295ページに、花岡のこの記述を虚偽と認め、「土井たか子氏及び関係各位に深くお詫びいたします」との謝罪文を掲載した。2009年4月24日の二審判決でも大阪高裁は一審判決を支持、被告からの控訴を棄却した。続く最高裁でも一審、二審判決を支持する判断を示し被告からの上告を棄却、『WiLL』側の敗訴が確定した。
Wikipedia「WiLL(雑誌)」より。脚注は省略)


インターネットが「無責任にデマが飛び交う便所の落書き程度に貶め」られているのだとしたら、その最大の「元凶」が有門や瀬戸サンのような連中の存在であることは間違いありません。それでも矢野・朝木両「市議」は、彼らを「実在者他人の名誉を傷つけ権利を侵害する一部の『ネット族』」からは除外して、擁護するのでしょうね(2008年8月31日付〈矢野・朝木両「市議」、瀬戸センセイとの“共斗”を(事実上)宣言!〉参照)。


〔この記事は4月22日の朝にアップしたものです。〕

*1:りゅうオピニオン〈日蓮正宗妙観講の話題になるとなぜか出てくる瀬戸弘幸さん〉、日護会(笑)〈「瀬戸弘幸 妙観講」で検索だ!〉〈さぁ、濃ゆいことになってきますた(笑)〉なども参照。瀬戸サンはりゅうさんの記事にも反応していないので(4月22日午前6時現在)、本人降臨ということで間違いないと思われます。/【追記】本人降臨の確認がとれました。コメントしたのとは別の記事に含まれている事実誤認(とされるもの)を指摘して、「名古屋で見かけた参加者という方も妙観講の活動家などではなく、一般の方でそれを見間違いた〔ママ〕と思いますよ」と結論づけるという荒技を発揮しています。“宇留嶋瑞郎の原稿は、創価学会広報部より、レイアウト済みの完全版下で月刊タイムス社に入稿される”という趣旨の大誤報をいまだに訂正しようとしない瀬戸サンが「大きな間違いを放置したまま、また同じような間違いをしでかす可能性があったので一言コメントさせて頂いた」とは、本当に片腹痛いというものです。

*2:ちなみに、矢野「市議」は議場への水の持ち込みをめぐって議長に抗議していたようです。どういう理由で水の持ち込みが許可されないのかは知りませんが、それぐらい認めてもいいのではないのでしょうか。水は大事ですよ。

*3:翌日は「最終更新日」の修正のみだった(4月22日付、2010/04/21 19:25:20)。