朝木明代市議追悼集会を例年より早く開催する「草の根」の「思惑」は?


先ほど9月3日付エントリーをアップしたばかりですが、9月4日に東村山市民新聞が更新されましたので(9月5日付、2010/09/04 17:22:17)、簡単に報告だけしておきます*1


まず、〈緊急告知!〉(トップページ)の下に次のような囲みが登場しました。


「朝木明代議員追悼の集い」のお知らせ 
と き 10月2日(土)午後1時半
ところ 東村山市立中央公民館(西武新宿線村山駅徒歩2分)
    3階 視聴覚室


2005年には11月27日2008年には11月30日と11月末に行なうことが多かった「追悼の集い」ですが(昨年は開催したかどうか不明)、今年は予定を早めたようです。10月6日(水)には請願潰し裁判、10月28日(木)には西村修平・街宣名誉毀損裁判、11月17日(水)には「セクハラ市議」名誉毀損裁判と、矢野・朝木両「市議」が当事者になっている(または密接な関係がある)裁判の控訴審判決が相次いで言い渡される予定になっており、いずれも敗色が濃厚であることから、来年4月の市議選に向け、まだ「未確定」等のごまかしが効くうちに少しでも支持票を固めておこうという思惑でしょうか。


そういえば、一昨年の追悼集会については、当日の午後6時過ぎにさっそく東村山市民新聞」トップページが更新され、次のような宣伝が行なわれていました(その後、現在のページに移植)。


★朝木明代議員追悼の集い 11月30日(日)、多数参加し行われる。「朝木明代議員を東村山警察が誤認送検、冤罪明白に」!〉


しかし、「誤認送検、冤罪明白に」の根拠はいまだに明らかにされていません。それどころか、この間、朝木明代市議「他殺」説の真実性や相当性が裁判で相次いで否定されてきたことは、昨日付のエントリーでも指摘した通りです。それでもなお、今回も
「朝木議員殺害事件解決に向け、渾身の努力を継続中」
「母・朝木明代議員の殺害事件後、遺志を継ぎ、・・事件究明と草の根民主主義のために斗う」

などと決意を表明するのでしょう(2007年市議選時の選挙公報より)。一昨年の追悼集会の案内状について、2008年11月28日付〈もはや犯罪的な裁判情報の操作と、だまされ続ける側の罪〉も参照。


一昨年の追悼集会には、街宣名誉毀損裁判矢野穂積・朝木直子両「市議」が全面的に支援してきた西村修平がやってきて長々とベランダウンコ事件の話をしていましたが(2008年12月2日付〈ウンコについての重要なお知らせ〉参照)、果たして今年はどうなるでしょうか。一刻も早く、宇留嶋さんや千葉さんがいちいち警戒態勢をとらなくてもいいようにしてほしいものです(エアフォース〈右翼を煽動した矢野穂積の虚偽説明〉参照)。


9月5日付更新では、8月24日付更新で登場した囲みの上に、次のような新たな囲みも登場しました。議員定数等特別委員会が「8月29日」に開催されたという誤植も訂正されています。


東村山市議会情報 8月30日開催本会議 9月定例会初日
 議員ボーナス(年4月)の2割上乗せ(「役職加算」)が、ついに廃止!
 草の根・朝木明代議員、矢野・朝木議員が20年間、廃止を訴え、全額返上していた。
 バブル崩壊期に「官民格差」を理由に、ボーナス2割上乗せを2001年にお手盛りで導入以来、20年間、草の根市民クラブの朝木明代、矢野ほづみ、朝木直子議員は、バブル崩壊で導入自体に理由がないとして、全額返上してきた。
 8月30日、東村山市議会は、矢野ほづみ議員らの「役職加算廃止」の議員提案を、ついに賛成多数で可決。公明は他方で議員数2名減を提案したにもかかわらず、反対した。
 12月支給分から適用される。年間では議員1人約40万円削減となる。都内で廃止したのは、国分寺市議会に次いで2番目。
 同じ30日の本会議で、来春の改選時から、議員数を1名減員することも可決された。共産党だけが反対した。
 東村山市は、職員の退職金を払えず退職手当債を発行するほど、財政逼迫状態にある。「東村山ルール(議員数1名減)」と「役職加算」廃止の抱き合わせ可決を推進した草の根・矢野、朝木両議員の作戦が功を奏した。


「抱き合わせ可決を推進した草の根・矢野、朝木両議員の作戦が功を奏した」というのはいつもの手柄の横取り*2ではないかという気もしますが、このあたりについては時間のあるときにあらためて検証するとしましょう。とりあえず8月23日付〈年間60日程度しか議員としての仕事をするつもりがないらしい矢野穂積・朝木直子両「市議」はさっさと議員報酬の「大部分」返上を〉参照。


〔この記事は9月6日の夜にアップしたものです。〕

*1:9月6日付(2010/09/05 15:19:50)・9月7日付(2010/09/06 20:54:25)更新はいずれも「最終更新日」の修正のみ。

*2:2008年5月19日付〈20年前から変わらない〈草の根〉体質〉、2009年8月17日付〈手柄の横取りと責任転嫁の準備に余念がない「東村山市民新聞」〉など参照。