目と鼻の先で行なわれている被災者支援活動に何の関心も示さず、自分達の政治的利益のためにその足を引っ張ることしか考えない矢野穂積・朝木直子両「市議」(現在)


紙版東村山市民新聞」170号(3月20日付)が入手できたので、見出しをまとめWikiに追加しておきました。最近ブログで取り上げた内容が多いため、追記で済ませられるものは済ませてあります。


とりわけ「セクハラ市議」名誉毀損裁判の敗訴をめぐる虚偽宣伝記事は何度見ても悪質ですが、これについては宇留嶋さんが〈「セクハラ市議」誹謗中傷事件〉と題する連載も開始しました(エアフォース)。

  • 第1回:薄井が全面敗訴のような錯覚/「職業差別」との批判が集中
  • 第2回:公論を拒否/2つの表現行為にまとめて検討/「疑いさえも認められない」
  • 第3回マッチポンプ/「宣伝」はないと認定/異なるニュアンス
  • 第4回:謝罪放送を命令/責任を逃れようとした朝木


職業安定法「違反」という言いがかりに根拠がないことについては当時からその都度指摘していましたが、判決では、矢野穂積「市議」らの主張の前提となった性風俗求人誌への関与について「その疑いがあることを認めるにさえ足りない」とまで指摘されてしまいました。薬事法違反の言いがかりについても、薄井さんが出演した「姫アグラ」に関する番組が薬事法にいう「広告」に該当しないことは当時から指摘済みです(2010年3月11日付〈職安法・薬事法「違反」の言いがかりを厳しく断罪されても「疑いのあることまでは認定しなかった」などと誤魔化す矢野穂積・朝木直子両「市議」〉参照)。


せっかくの指摘を無視して薄井市議の追い落としに狂奔した結果が計100万円の損賠賠償と謝罪放送命令というわけですが、それでもなお判決を歪めて宣伝するのですから始末に負えない。薄井市議が判決に関する説明をツイートしていたので、新たにTogetter計100万円の損害賠償を命じられながら自分達が勝訴したかのような虚偽宣伝を続ける東村山市議会議員(矢野穂積・朝木直子)としてまとめておきました。そこでも触れておきましたが、
「原告(矢野穂積)が被告(少年)を本件暴行の犯人である旨断じた根拠は専ら原告の記憶にあるというのであるが、記憶の曖昧さは経験則上明らかであるから、仮にも公職にある者がこの曖昧な記憶に基づき、しかも司法警察職員による捜査がなされながら刑事訴追の手続きが執られていない被告を名指しで犯人であると断定している点において極めて特異であると言わねばならない」(地裁判決)
とまで指摘されて完全敗訴した少年冤罪事件エアフォースの連載も参照)を、あろうことか自分が勝訴した裁判に分類してしまうのですから、矢野「市議」らのデマ体質にはもはやつける薬がありません(2009年2月24日付〈〈朝木議員謀殺関係訴訟結果報告〉リストの検証(1):「4勝4敗」→1勝8敗〉も参照)。



なお、いつもなら市議選直前に発行される紙版東村山市民新聞」で各議員に関する一方的かつ恣意的な「通信簿」が掲載されるのですが(前回の「通信簿」156号〔2007年3月号〕参照)、今回は掲載されていません。余裕がなかったのでしょうか。また、選挙に向けたアピールも矢野穂積「市議」の分だけが掲載されています。前回の市議選でも朝木直子「市議」は第2位で当選していますので、とにかく前回最下位当選だった矢野「市議」の生き残りに全力を傾注しようということなのでしょう。何にせよ東村山市民が舐められていることは間違いないようです。


さてこんな「市議」(現在)達が運営する東村山市民新聞ですが、4月3日付更新でとってつけたように脱原発を!〉というスローガンを付け加えて以降、しばらく「最終更新日」だけを黙々と修正した後*1、4月7日付でトップページに次のような囲みが登場しました(2011/04/06 19:31:25)。


佐藤・薄井が支持する東村山市長が、時間外手当付き(課長級約4000円/時、一般職員約3000円/時) で、職員に大震災の義援金募金活動を、朝晩やらせている!


依然として被災者のために祈る言葉も持たず市民のための情報発信も行なわないまま、市長と佐藤・薄井両市議にイチャモンをつけるだけですか。本当に人間の血が通っているのだろうかと首を捻らざるを得ない人格の持ち主であり、こんな連中が厚生委員会(朝木)や生活文教委員会(矢野)で保育・教育施策に関与してきたのかと思うとぞっとします。


東日本大震災後、東村山の市長・市議会議員や市民有志がツイッターやブログで懸命に情報発信を開始したことは、3月14日付〈東日本大震災:ツイッターを活用した東村山関係者の積極的な情報発信と、そして・・・〉で記録しておきました。その後の状況についても、Togetterまとめ東日本大震災・その後の東村山は〉シリーズにまとめてあります。


4月7日には、市民からの要望に応じ、ツイッターに震災関連情報の東村山市公式アカウントも設けられました。


しかし、矢野「市議」らが牛耳る多摩レイクサイドFMでは相変わらずの状態が続いているようです。


矢野「市議」らが騒いでいる時間外手当の話が本当かどうかは知りませんし、本当だとしてそれを市民がどう受けとめるかも自由ですが、イチャモンをつけるならまずは自分達が街頭に立って募金でもしたらどうなのか。それが嫌でも、せめてウェブや多摩レイクサイドFMで義援金・救援物資募集の告知ぐらいはできるはずです。


特に、(株)ウインローダーがJ−WAVEと連携して実施した「J-WAVE Heart to Heart つなげる、ココロ」プロジェクトブログも参照)では、恩多町(りんごっこ保育園の認可本園がある場所)にあるウィンローダー東村山倉庫が物資集積・仕分けの拠点となっていました。島崎よう子市議のように、仕分けボランティアの申し出・呼びかけをした市議会議員もいます。


しかし矢野・朝木両「市議」はといえば、目と鼻の先で行なわれている被災者支援活動に何の関心も示さないどころか、自分達の政治的利益のためにその足を引っ張ることしか考えない。あらためて、「こんな人物が市議でいいのか?」(紙版東村山市民新聞」170号・第1面)と東村山市民の皆さんに問いかけます。


〔この記事は4月8日の朝アップしたものです。〕

*1:4月4日付(011/04/03 19:35:15)、4月5日付(2011/04/04 15:33:56)、4月6日付(2011/04/05 17:29:46)。