原発問題をめぐる「襲撃する運動」界隈の動向――妄想で暴走する在特会


昨日(8日)は東村山市民新聞の更新(「最終更新日」の修正)はありませんでした。本来更新しなかったら「最終更新日」も修正しないのが当たり前ですが、丸4日間動きがないというのは東村山市民新聞」にとっては珍しいことです*1


さて、「原発いらないネットワーク東村山」とやらの代表を自称する矢野穂積「市議」はまったく関心がないようですが、土曜日には全国各地で「6.11 脱原発100万人アクション」と題した一斉行動が行なわれます。6月9日夜の段階で130件以上のアクションが登録されており、かなり大規模なものになりそうです。


一方、3・11東日本大震災後、原発問題に対する「襲撃する運動」界隈の意見は大きく分かれました。よく知られているように、かつて原発推進派であった瀬戸弘幸サン*2は、
将来的には化石燃料に頼らないエネルギー政策へ転換しなければならないと思っております
日本の原子力発電にはもう未来はないと思います

などと路線転換。もっとも、
この頃の私はただ左翼が嫌いで嫌いで、左翼が言っていることと正反対の事を言っていれば間違いないと考えていた
と悔悟の念を示しておきながら、今朝になって
この定数減の条例案については私は地元ではないので詳しくは知りませんが、創価公明党が激しく反発したということは、それだけ創価公明党にとっては都合の悪い方式だったのでしょう。それを最初から橋下知事が意識して行なったとすればアッパレの一言です
と書いているところを見ると、過去の過ちから何一つ学んでいないようです*3。瀬戸サンに学習能力を期待するのが無理でした。


同様に、反/脱原発路線を明確にしたのが主権回復を目指す会です。まきやすともも原発依存からの脱却を唱えるに至りました。


これに対し、原発推進ないし「反・反原発にしゃかりきになっているのが在特会/チーム関西および排害社(代表・金友隆幸)です。以下の通り、反/脱原発デモへの「カウンター」とやらを必死になって仕掛けてきました(主なもののみ)。


京都朝鮮学校襲撃事件等への対応をめぐって主権回復を目指す会在特会が決裂した時には私は西村修平氏とのこれまでの関係を維持してまいりますと宣言していた瀬戸サンですが、最近パチンコ問題で共闘している在特会のこのような姿勢に気を遣ってか、反原発で息を吹き返す左翼運動:反日で特亜の手先が調子に乗ってます。などというエントリー(5月8日付)をアップして一定の理解を示しています。弟子の有門大輔に至っては、
以前、当ブログでも反原発を煽ることで勢力拡大と社会不安の増大を目論む『反日左翼勢力に対抗する観点』から原発推進デモ行動を称賛したが、ここに至っては現状維持という理由であっても脱原発・原発不要への方針転換はやむを得ない
と、脊髄反射しかできない頭の持ち主であることをあらためて露呈してしまいました。


そんな中、明日6月10日(金)には主権回復を目指す会の主催で原発の是非を問う これからのエネルギーを考える」と題したシンポジウムが開催されます。



ただし、八木康洋・在特会副会長は「『在特会』としてではなく個人てして〔ママ〕の立場から、原発についての意見を述べ」るとのことです。また、急に仕事や法事が入ったりするのではないかと懸念されていた瀬戸弘幸サンは、
「私は是非を問う討論会に参加し、議論すると言うよりは、現在の福島県の現状をお話させて頂きたいと考えています。・・・現在の私には正直言って原発の是非を論じる余裕もありません。自分達の命と暮らしをいかに守っていくのか、そのことに全力を傾注しなければならない立場です」
と、[http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52707383.html:title=早くも予防線を張っていました]。[http://www.ustream.tv/channel/koudoudouga:title=ユーストリームで生中継もされる]ようですので、関心がある方はご覧ください。私はたぶん見ません(追記:ちょっとだけ見ました。概要はTogetter〈[http://togetter.com/li/146822:title=6/10 主権回復を目指す会 原発の是非を問う シンポジウム 無双と夢想]〉としてまとめられているので、そちらを参照)。


最後に、在特会は例によって「[http://nonukes.jp/wordpress/:title=6.11 脱原発100万人アクション]」に「カウンター」を仕掛けようとしゃかりきになっています。動員数からして相手にならないとは思いますが、該当地域の方々はいちおうご注意ください。いちいちつっこむ気にもならない痛々しい呼びかけの数々を紹介しておきます(以下、太字は引用者=3羽の雀)。


日本社会の破壊を悲願としてきた大ウソつきの反日極左にとって、無責任極まりない反原発運動の盛り上がりは願ったりかなったりの状況といえます。さらに、この騒ぎに乗じて中核派などの殺人集団が反原発の呼びかけ人となって何も知らない市民が中核派に取り込まれている現状も報告されています。
原発問題を冷静に考えてもらうこと、そして反原発問題を政治イデオロギーの道具とする反日極左へ日本国民として怒りの声をあげるため、6月11日に全国各支部に会長として可能な限りカウンターを行うように指示を出しました。急な指示だったため、現在までカウンターの実施が確定しているのは東京・名古屋・大阪・広島・福岡のみとなっていますが、今後さらにカウンター実施の告知が届くものと思います。
出来る限り早く、在特会公式サイトや拙ブログなどで告知情報は発表いたしますが、11日ギリギリになる場合も考えられるため、参加希望の方は情報確認にご注意ください。なお、名古屋のカウンター実施は決まっていますが、当日予定していた岐阜県での街宣の調整があり、カウンターの詳細情報の発表が遅れています。名古屋では桜井が陣頭指揮を執って、中部電力の前で極左暴力集団主催の反原発デモにカウンターをかける予定です。
国家百年の大計に立って、我が国のエネルギー問題をどのように再構築していくのかを広く国民的議論の下で進めていくためにも、「日本社会の破壊」 を第一義とする現在の反日極左暴力集団による反原発デモには断固として抗議の声をあげていきます。一人でも多くの心ある皆さまのご参加をお願い申し上げます。


「脱原発100万人アクション」と称し、左翼勢力が6月11日に全国各地で反原発イベントを行います。都内でも各所で反原発デモ等が行われますが、この中でも反日極左勢力が行う大規模デモに対し、在特会はデモ隊が通る東京電力本社前でカウンター抗議行動を行います。国力後退と国家解体を目指す反日極左集団に怒りの声をぶつけましょう!
【日時】
平成23年6月11日(土)14:30集合 
【場所】
東京電力本社前 


岐阜支部半年ぶりの街頭活動です。今回は桜井会長を迎え、岐阜地区で初めて反パチンコの声を挙げて参ります。駅頭でのビラ配布も行いますので 多数のご参加をお待ちしております。また 当日、左翼主催の反原発デモコースにもあたり遭遇時はカウンターも行います。
〔中略〕
【日時】
平成23年6月11日(土) 11:00集合
【集合場所】
JR岐阜駅前歩道橋(大岐阜ビル「JTB」前)


中部地域の電力不足を招いた嘘つき左翼を伊勢湾へ叩き込め!
極左暴力集団主催の反原発デモを絶対に許さないぞ!

日本弱体化を目論む反日民主党政権に依る浜岡原発停止要請に易々と乗せられた弱腰中部電力を叱咤激励すると共に、当日開催予定の反日極左主催の反原発デモに対し「原発堅持」「核武装推進」のカウンター街宣を行います。
【日時】
平成23年6月11日(土) 14:30集合
【集合場所】
中部電力株式会社本店前


関西生コンなどが呼びかけて反日勢力と訳の分からないお花畑市民が、大阪で5000人規模のデモ(全国統一で100万人デモ)を行うなどと嘯いております。原発事故を容認する訳ではありませんが、これは管が招いた人災の面が大きいのです。ひっ迫するエネルギー問題だけではなく、我が国の防衛という側面からも、現時点では原発は必要なのです。この防衛力を排除しシナからの侵略を手引きする輩が、このデモを主催し協賛しているのです。馬鹿者たちに非難の声を上げましょう!!
【日時】
平成23年6月11日(土) 15:00〜17:00
【場所】
難波


反日左翼が主催する反原発デモにカウンター街宣
ひっ迫する国内のエネルギー事情をあざ笑うかのように、何の代替措置もなく反日イデオロギーとしての反原発を声高に叫ぶいかがわしい反戦団体や中核派など反日犯罪左翼が主体となって広島市内でデモ行進を行います。彼らは原発問題で電力会社を吊るし上げながら、その一方でゆすりたかりを行い電力会社から保証金名目で金を引き出そうとしているのです。原発問題にかこつけた犯罪行為を在特会は絶対に許しません。反日左翼に怒りのシュプレヒコールをぶつけましょう!
【日時】
平成23年6月11日(土) 13:00〜
【場所】
広島中区 繁華街一円


民主党の議員の多くは中国共産党や朝鮮半島のため、日本の国益と日本国民の生活を犠牲にしてまで、『在日支那人や在日韓国・朝鮮人の生活が一番』を目指して暗躍しております。そんな売国奴の集合体である民主党をこの期に及んでなおも支え続けている支持母体が、テレビ局・新聞社・労働組合・日教組・自治労・韓国民団・朝鮮総連・中国共産党・過激派・・・売国民主党が国会提出を決めた人権侵害救済法案に、『人権・平和』を唱える民主党の支持母体が成立を要請しているという異常な状況があります。人権侵害救済法案とは『日本人の人権を破壊する言論統制・言論弾圧』法案である。
脱!原発を唱えながら、浜岡原発の7倍もの電力を無駄に消費する違法賭博であるパチンコ産業の即時廃止は断固反対、日本の現状をまったく無視し、パチンコ依存症の親から社内に放置されて熱中症で死亡する子供の人権問題について言及すると話題をそらそうとする。民主党が提出を決めた『人権侵害救済法案』&『違法賭博パチンコ』を徹底周知しつつ、現実逃避(お花畑)と全体主義思想(ファシズム・共産主義思想・目先の利権)に脳を犯された、民主党の支持母体である反日組織を徹底糾弾します。
※ 以下、詳細を変更する場合があります(変更は随時告知いたします)
【日時】
平成23年6月11日(土) 12:30集合 13:00街宣開始
【集合場所】
福岡市天神 パルコ前 


ついでに、在特会公式アカウントが今朝ほど約40日ぶりに次のようなツイートをして脱力を誘っていましたので、これも紹介しておきましょう。


【追記1】(6月10日)
在特会埼玉支部も「カウンター」を行なうことにしたそうです。



【追記2】(6月11日)
6月10日深夜のニコニコ生放送で、自称桜井会長が“反/脱原発=中核派の陰謀”説をひとしきり唱えていました。また、ブログにも〈極左に主導権を握られた反原発運動〉なるエントリーをアップしていましたので、追記しておきます。

*1:【追記】(6月10日)5日ぶりに「最終更新日」が更新されました(6月11日付、2011/06/10 16:22:14)。

*2:原発をめぐる瀬戸サンの過去の主張については、〈『司法の自殺』原発差し止め判決!〉(2006年3月24日付)、〈新エネルギー戦略は原発を抜きには論じられない!〉(同6月6日付)、〈電力会社の責任を問う〉(2007年3月24日付)、〈政府官邸と東京電力をつなぐ労働貴族〉(2011年3月25日付)などを参照。

*3:【追記】(6月10日)その後、〈左翼の反原発運動を斬る!:反国家・体制転覆を目的としたイデオロギー闘争に断固反対します。〉というエントリーがアップされ、このことがますます明らかになりました。なお、シンポジウムに「左翼」も参加してほしいなら、瀬戸サンも主催者の西村修平サンもよくご存じの矢野穂積「市議」(原発いらないネットワーク東村山・自称代表)でもお呼びになればいいんじゃないですか、とアドバイスしておきます。