選挙では勝ったものの裁判ではほとんど負けっぱなしに終わった矢野穂積・朝木直子両「市議」の2011年(2)


遅ればせながら、あけましておめでとうございます。年末年始の東村山市民新聞は、「最終更新日」が断続的に修正されるだけでした*1


矢野穂積・朝木直子両「市議」(現在)の2011年(1)〉で2011年1月〜3月の「東村山市民新聞」更新状況をまとめて報告して以降、それほど更新が活発でないこともあってほったらかしにしてきましたが、年が替わったのを機に4月〜12月の更新状況をまとめておきます。4月の市議選で当選し、りんごっこ保育園の分園も無事開設の運びとなって安心したこともあってか、更新頻度もぐっと落ち、とりたてて特筆すべき点のない9カ月間でした。散発的に佐藤市議の悪口を言ったり、たまに勝訴した裁判(他人の裁判を含む)で勝ち誇ってみせたり、議員ボーナス上乗せ分・議員年金の廃止でドヤ顔をしていたのが多少目立つぐらいでしょうか。8月にはトップページの小見出し集をあれこれいじっていましたが、これもどうでもよい修正ばかりです。


もっとも、東村山市民新聞」にとってはむしろこれが通常のペースで、市議選までの4年間が異常だったと見るべきなのでしょう。2007年市議選で最下位当選だった矢野穂積「市議」が以下に危機感を募らせたか、そしてそのような状況に置かれた「草の根」がどのような本質を晒すのか、よくわかるというものです。


更新頻度が落ちたのは、前述の理由のほか、主戦場である裁判所で振るわなかったことも原因かもしれません。「越境通勤市議」名誉毀損裁判「セクハラ市議」名誉毀損裁判ではなりふり構わぬ情報操作や虚偽宣伝を強いられましたし、請願潰し裁判佐藤まさたか市議ブログ名誉毀損裁判では、それすら出来ずにひたすらダンマリを決め込むしかないほどの完全敗訴を喫しました。また、瀬戸弘幸サンがぶち上げた「内部告発」ネタも4月早々に完全崩壊し、朝木明代市議「殺害」説はもはや瓦解したに等しい状況です*2。瀬戸サンや自称桜井誠在特会会長にも共通して言えることですが、彼らが何を語っているかよりも何を語っていないかに着目する方が、この人達の本質はよく見えてきます。


そういえば、東日本大震災以降とってつけたように脱原発を打ち出した矢野「市議」ですが、各地で活発に行なわれた脱原発デモ・集会に参加した形跡はまったく見られません。市議会9月定例会・12月定例会では放射能関連の質問を行ない、珍しく東村山市民新聞」にも質問通告書の内容を掲載していますが、こういうポーズに引っかかる人達が相当数存在するのが、「草の根」がこれまで生き残ってきた理由の一つなのでしょう。


それでは、月ごとの更新状況をご覧ください。「○日付」は東村山市民新聞」トップページの「最終更新日」の日付を指します。日付からリンクが張ってあるのは、当ブログの更新状況報告記事へのリンクです。


【4月】
*市議選直前に紙版東村山市民新聞」170号(3月20日付)を配布し、「セクハラ市議」名誉毀損裁判をめぐって〈薄井市議「エロライター」裁判で、また敗訴〉などと虚偽宣伝を敢行。
*消費税増税反対・公務員削減を訴えるスローガンにとってつけたように脱原発を!〉と追記(4月2日付)。
*渡部市長が〈時間外手当付き・・・で、職員に大震災の義援金募金活動を、朝晩やらせている!〉旨の、非難がましい囲みを掲載(4月7日付)。
対創価学会街宣名誉毀損裁判・控訴審で、まきやすともと黒田大輔が第1審に引き続き完全敗訴するものの(その後、9月に上告却下)、矢野・朝木両「市議」はもちろん完全スルー(4月21日)。
*市議選(4月24日)の結果について、〈薄井落選、佐藤ブービー!(東村山市民の良識で)〉という子供じみた(あるいは子ども以下の)報告見出しを掲載(4月26日付)。その後、政党別の得票数を追加(4月28日付)。
第1次せと弘幸Blog『日本よ何処へ』裁判で被告の瀬戸弘幸サンが敗訴的和解を受け入れ、同時に一連の騒動の発端となった「内部告発」ネタも完全崩壊したものの、矢野・朝木両「市議」はもちろん完全スルー(4月25日)。
「重要容疑者」裁判(「柳原滋雄コラム日記」裁判)での勝訴について、詳細には一切触れないまま報告(4月27日付)。


【5月】
*千葉英司・東村山警察署元副署長が矢野穂積朝木直子両「市議」を相手取って通称「鍵束」裁判を提起(5月13日)。矢野・朝木両「市議」は、東村山市民新聞」ではもちろん完全スルー。
「越境通勤市議」名誉毀損裁判について、判決確定から3カ月以上経って〈敗訴が確定していた!〉などと報告。もちろん詳細には一切触れないまま(5月21日付)。
*久米川小体育館の改築工事をめぐって〈「官製談合疑惑」さらに深まる!〉などとする囲み記事を掲載(5月22日付・24日付)。その後の報告はなし。


【6月】
*4月に掲載した市議選結果報告に、〈草の根は前回より31票増、公明は前回より126票減。〉というみみっちい内容を加筆(6月14日付)。
請願潰し裁判で矢野・朝木両「市議」が行なっていた上告について最高裁が不受理の決定を行ない、矢野・朝木両「市議」の完全敗訴が確定(6月24日)。矢野・朝木両「市議」はもちろん完全スルー。
佐藤まさたか市議ブログ名誉毀損裁判の第1審で、矢野・朝木両「市議」が「原告らにはパーソナリティ障害等であることを疑わせるそれなりの言動及び行動があった」などと認定されて完全敗訴(6月29日)。矢野・朝木両「市議」はもちろん完全スルー。


【7月】
*「最終更新日」の修正以外、動きなし。なお、機関紙名誉毀損裁判控訴審で被告のまきやすともが完全敗訴(7月20日)。矢野・朝木両「市議」も、まきやすともが最後まですがりつこうとしていた「内部告発」ネタの火元である瀬戸弘幸サンも、もちろん完全スルー。同日、矢野・朝木両「市議」らと密接な関係にあった黒田大輔・日護会代表(クロダイ)が名誉毀損容疑で逮捕されたものの(その後、起訴猶予)、矢野・朝木両「市議」はもちろん完全スルー。


【8月】
*トップページの小見出し集に〈「東村山オンブズマン」〉〈東村山9条2項の会〉〈原発いらないネット東村山〉小見出しを追加し、他方でりんごっこ保育園に関する小見出しを削除(8月5日付)。その後、原発いらないネット東村山〉については新規ページ〈「原発いらないネット東村山」のぺージ〉にリンクが張られたものの(8月7日付)、前二者についてはいまだにどこにもリンクされないまま。
*その他、〈親創価人脈〉〈親創価人脈 越境通勤市議〉に、〈業者癒着の自公市長〉〈業者癒着の親創価市長〉に修正し、〈選挙結果〉という小見出し(同一タイトルの新規ページにリンク)を付け加えるなど、トップページの小見出し集をちょこちょこ更新(8月5日付・6日付)。なお、〈業者癒着の親創価市長〉という小見出しはいまだにどこにもリンクされていない。
*引き続き、〈越境通勤市議訴訟判決(第1審判決確定)〉〈保育園名誉毀損裁判判決〉を追加するなど、トップページの小見出し集を修正(8月8日付)。なお、〈越境通勤市議訴訟判決〜〉という小見出しはいまだにどこにもリンクされていない。このほか、新規ページを3件追加し、〈25億円リサイクルセンター疑惑〉のページを更新(8月8日付)。
*引き続き、〈東村山の談合組織〉という小見出しを追加するなどトップページの小見出し集を修正するとともに、新規ページ〈議員ボーナス2割上乗せ廃止!〉を作成(8月12日付)。なお、〈東村山の談合組織〉はその後削除された(8月17日付)。
*引き続きトップページの小見出し集をちょこちょこ修正するとともに、新規ページ〈地方議員年金もついに廃止実現!〉を作成(8月17日付)。
*引き続きトップページの小見出し集をちょこちょこ修正するとともに、議員報酬返上額の報告を更新(8月24日付)。
*〈「原発いらないネット東村山」のぺージ〉に、矢野「市議」の一般質問通告書(9月定例会)抜粋を掲載(8月27日付)。


【9月】
*2008年以降毎年のように行なわれていた「襲撃する運動」関係者による故・朝木明代市議追悼街宣が行なわれず、東村山に久しぶりの平和が戻る(9月1日)。東村山市民新聞」も朝木明代市議転落死事件については一切触れずじまい。
*一般質問が終わったその日に、佐藤市議への悪口(〈「変わろう!議会」の佐藤まさたか市議、質問時間制限に賛成、与党の面目躍如です〉)を掲載(9月6日付)。
対創価学会街宣名誉毀損裁判まきやすとも・黒田大輔らの上告却下というお粗末な結末で幕引きしたものの、矢野・朝木両「市議」はもちろん完全スルー(9月下旬)。


【10月】
*紙版東村山市民新聞」172号(10月15日付)を発行。ウェブ版では「最終更新日」の修正以外、動きなし。
東村山市内の小学校で通常より高い放射線量が測定されたことが発表・報道されたものの、東村山市民新聞」は一切触れずじまい(10月19日)。


【11月】
*約70日ぶりの実質的更新で、トップページの囲み記事に〈元・池田大作担当看護師が、脳梗塞2ケ所、嚥下障害等で、痩せ衰えている状況を公表!〉などと加筆(11月14日付)。この元ネタは誤報であったことが後に判明するが、修正はされないまま。
「重要容疑者」裁判(「柳原滋雄コラム日記」裁判)控訴審での勝訴について、例によって詳細には一切触れず、損害賠償命令額(第1審の30万円から20万円に減額)も今度は明らかにせずに即日報告(11月18日付)。
第2次せと弘幸Blog『日本よ何処へ』裁判瀬戸弘幸サンが敗訴したものの、矢野・朝木両「市議」はもとより当の瀬戸サンも完全スルー(11月21日)。
*矢野「市議」が、東日本大震災発生時の多摩レイクサイドFMの放送について論評した佐藤市議に対する「公開質問」と謝罪要求を唐突に掲載(11月24日付)。佐藤市議はその後ブログ記事を削除して謝罪したが(12月6日)、トップページの見出し(〈いつ取消しと謝罪をするのか?(公開質問)〉)と公開質問のページはいまだにそのまま。
*9月定例会・12月定例会における矢野「市議」の一般質問通告書のうち、放射能関連のものを抜粋した新規ページを作成(11月25日付)。


【12月】
機関紙名誉毀損裁判でまきやすともの上告が不受理とされ、まきの完全敗訴が確定するものの、矢野・朝木両「市議」も、まきやすともが最後まですがりつこうとしていた「内部告発」ネタの火元である瀬戸弘幸サンも、もちろん完全スルー(12月8日)。
創価学会等を訴えていた乙骨正生・『FORUM21』編集人兼発行人の勝訴に便乗する囲みを掲載(12月13日付・16日付)。
佐藤まさたか市議ブログ名誉毀損裁判控訴審で矢野・朝木両「市議」が再び完全敗訴するものの、矢野・朝木両「市議」はもちろん完全スルー(12月21日)。

*1:12月26日付(2011/12/25 16:01:10)・12月27日付(2011/12/26 11:03:16)・12月31日付(2011/12/30 13:58:22)・1月2日付(2012/01/01 16:01:23)。

*2:凪論〈平成23年を振り返る 〜 ますます混迷する東京都東村山市と、選挙の強さを見せた草の根市民クラブ〜〉も参照