3羽の雀の日記 RSSフィード

2012-01-16

【回顧】打ち上げ花火どころか線香花火のように収束していった在特会の「反・反原発」活動


東村山市民新聞では「最終更新日」の修正だけが黙々と続けられています*1。私も今年のブログ更新はいっそうボチボチにしようかと思っているところです。


週末は横浜で脱原発世界会議が開催され、のべ1万1500人が来場したと報告されていますが、両日とも真昼間から日付の修正が行なわれていた(1月15日付〔2012/01/14 13:43:39〕・1月16日付〔2012/01/15 13:30:28〕)ところを見ると、自称「原発いらないネットワーク・東村山」代表の矢野穂積「市議」はもちろん参加しなかったのでしょう。開催について承知していたのかどうかさえわかりません。


この間、昨年12月25日には九州のすべての原発が稼働を停止し、今年1月13日には四国でも同様の事態となって、このままなら4月末には日本の原発が54基すべて停止する見込みとなりました。


そんな中、自称桜井誠・在特会会長が1月14〜16日にかけて福岡を訪問。原発を止めると電力が不足して社会的弱者の死亡が増大するなどと主張し、「自分の無力さも含めて深い憤り」を覚えながら反原発運動の結果責任(2011年9月4日付)を問うていた桜井会長としては、いまこそ声を大にして原発再稼働を訴えなければならなかったはずです。ところが、実際にやったことはと言えば、こんなしょぼい嫌がらせ↓に過ぎませんでした。



要は、“脱原発グループが、九電本社前座り込み時に使っているテントの資材を畳んで歩道に置きっ放しにしてるのはけしからん!!!”と警察にご注進したところ、許可は出ているので相手にされなかったというだけの話です。前掲Togetterでも紹介した昨年のエントリー(2011年7月20日付)でまとめているように、自称桜井会長は九電本社前のテントに乗り込んであっさり論破・撃退されてしまった経緯があるようで、今回の件はその意趣返しでしょう。本当にみみっちい男であり、「社会的弱者」云々も、要は気に食わない連中を叩くためのネタに過ぎなかったことが歴然としています。


ちなみに、その様子を中継した生放送は以下のようなタイトル・趣旨で行なわれたものです。



生放送の実況時にはちゃんと拾わなかったのですが、自称桜井会長は、“たとえ道路の使用許可が出ていたとしても、資材等を24時間置きっ放しにする許可まで与える例は日本広しといえども聞いたことがない”という趣旨のことを何度か述べていました。前掲Togetterの後半を見ていただければわかるように、この主張は瞬時に粉砕されます。



つまるところ、単なる無知に基づいて他人がやっていることを「違法」と決めつけ、それを「取り締まります」と宣言していたわけです。このような性根こそ、京都朝鮮学校襲撃事件を引き起こし、複数の犯罪者を出すとともに民事裁判でも責任を追及されることにつながっているわけですが、まったく自覚がありません(なお、この記事の執筆中に行なわれた生放送「占有許可をもらってない」という主張が出てきましたが、これまでの自称桜井会長の言動からして、きちんと確認をとったかどうかは実に怪しいものです)。


思えば、在特会らの「反・反原発」活動はどんどん失速し、12月には脱原発デモに向かってジジイ、ババア、キチガイなどと子供以下の罵倒を浴びせることしかできなくなりました(在特会らの「反・反原発」活動については、Togetter〈【在特会】脱原発デモに向かってジジイ・ババア・キチガイなどと怒鳴り続けた自称愛国者集団(12・11)〉の説明を参照)。自称桜井会長が昨年1年間を振り返った回顧記事でも、あれだけ大騒ぎした問題については次のようにさらりと触れていただけです。


上記に上げた各地での活動はほんの一例に過ぎず、朝鮮学校無償化問題や反日極左主導の反原発問題、環太平洋パートナーシップ問題にいわゆる従軍慰安婦(戦地売春婦) 問題など今年一年を振り返れば国内におけるその問題の多さに改めて驚かされるとともに、おそらく年を重ねるごとに膿を出すが如くこうした諸問題が噴出していくのだろうと思う次第です。

(太字は引用者=3羽の雀)


福岡の街宣・デモでは何かしら原発問題にも触れたのかもしれませんが、告知ではほぼスルーに等しい状況でしたので、触れたにしても大したことは言わなかった(言えなかった)と思われます。




また、九州電力の社長・会長が退任を決めたことにともなって「やらせメール」問題が再びクローズアップされていますが、例によってこの件には一切触れなかったのでしょう。あれこれ取り繕ってみても、こんなものです。


在特会の「反・反原発」をめぐっては、もうひとつ振り返っておかなければならない問題があります。2011年10月28日付〈在特会が放った「山本太郎氏ら告発」という特大ブーメラン〉でまとめておいた通り、在特会佐賀支部は俳優の山本太郎氏らを告発していましたが、年末に不起訴となりました。


俳優の山本太郎さんらを不起訴 原発抗議で佐賀地検

 佐賀地検は28日、佐賀県の玄海原発2、3号機の再稼働をめぐり、佐賀県庁に侵入し抗議活動をしたとして、建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された俳優山本太郎さん(37)ら数人を、嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 地検は「犯意を認め起訴するに足る証拠がなかった」などとしている。

 抗議の様子を報道で知った京都市の行政書士の男性(28)が告発状を提出し、地検が9月に受理。別の市民団体も10月に同容疑などで告発し、その後受理された。地検は19日、東京都内で山本さんから任意で事情を聴いていた。

(本文の太字は引用者=3羽の雀)


「別の市民団体」というのが在特会であることは明らかですが、これについて正式な報告は(いまのところ)一切ありません。自称桜井会長が1月5日に行なった「新春特別番組」で、

「山本太郎の話も(コメントで)出てますけど、これが日本なんですよ。役所につっこんでいった連中が無罪放免で、公園の不法占拠に抗議した方が逮捕される。ばかばかしくてやってられませんけれども」

とあっさり触れただけでした。


と書いていたところ、この記事の執筆中に行なわれた生放送で、コメントの質問に答える形で

「山本太郎、告訴〔ママ〕しましたよ。福岡の方にも通知が来ておりました。大変残念ながら不起訴処分ということで。先崎副会長の方で告訴〔ママ〕はしておりましたので」

という報告があったので、付記しておきます。


しかし、そもそも自称桜井会長は次のように述べていたわけですが、このツイートの訂正もありません。



やはり、「息をするように嘘を吐く」のは自称桜井会長の方であると結論づけざるを得ないようです。なお、山本太郎氏に対する告発をめぐっては『週刊プレイボーイ』01/02号(38〜41ページ)と03/04号(34〜37ページ)にジャーナリスト・木村元彦氏による〈“反原発”俳優 山本太郎、抹殺の全真相〉と題したルポが掲載されていますので、在特会のザの字も出てきませんが、関心のある方はご参照ください。最初に告発を行なった京都の行政書士のインタビューなど、ウェブでも一部読めるようになっています。


東日本大震災1周年の3月11日にはあらためて脱原発の大きなうねりが起きると思われ、在特会らもアリバイ程度にどこかで罵声をあげるかもしれませんが、このまま線香花火のようにポトリと火を落とす可能性が濃厚です。

*1:1月7日付(2012/01/06 12:45:18)・1月8日付(2012/01/07 16:46:35)・1月9日付(2012/01/08 14:59:16)・1月10日付(2012/01/09 13:37:21)・1月11日付(2012/01/10 15:36:55)・1月12日付(2012/01/11 17:32:03)1月13日付(2012/01/12 15:24:47)1月14日付(2012/01/13 16:14:21)・1月15日付(2012/01/14 13:43:39)・1月16日付(2012/01/15 13:30:28)・1月17日付(2012/01/16 19:15:02)。