【資料】カナダにおけるヘイトスピーチの刑事規制


最近はもっぱらツイッター(およびTwilogTogetter)で発信を続けており、このブログもすっかり開店休業状態ですが、今年になってヘイトスピーチ規制をめぐる議論が急速に盛り上がってきたこともあり、資料として、「憎悪宣伝」(Hate Propaganda)について定めたカナダ刑法(連邦法)第318条・第319条(2013年4月現在)の日本語試訳を掲載しておきます。転載はご自由に。なお、リンクがしばしば変更されるので、その場合はカナダ刑法目次を参照してください。

第318条
1(ジェノサイドの唱道) ジェノサイドを唱道し又は助長するすべての者は、陪審裁判により有罪とし、5年を超えない拘禁刑に処す。
2(「ジェノサイド」の定義) 本条において、「ジェノサイド」とは、識別可能ないずれかの集団を全部又は一部破壊する意図をもって行なわれる以下のいずれかの行為をいう。

  • (a) 集団の構成員を殺害すること。
  • (b) 集団に対し、その物理的破壊をもたらすことを意図した生活条件を故意に課すこと。

3(同意) 本条に基づく犯罪についてのいかなる手続も、司法長官の同意を得なければ開始してはならない。
4(「識別可能な集団」の定義) 本条において、「識別可能な集団」とは、公衆のいずれかの層であって皮膚の色、人種、宗教、民族的出身又は性的指向によって区別されるものをいう。


Advocating genocide
318. (1) Every one who advocates or promotes genocide is guilty of an indictable offence and liable to imprisonment for a term not exceeding five years.
Definition of "genocide"
(2) In this section, "genocide" means any of the following acts committed with intent to destroy in whole or in part any identifiable group, namely,

  • (a) killing members of the group; or
  • (b) deliberately inflicting on the group conditions of life calculated to bring about its physical destruction.

Consent
(3) No proceeding for an offence under this section shall be instituted without the consent of the Attorney General.
Definition of "identifiable group"
(4) In this section, "identifiable group" means any section of the public distinguished by colour, race, religion, ethnic origin or sexual orientation.
R.S., 1985, c. C-46, s. 318; 2004, c. 14, s. 1.


注/上記の規定の元であるジェノサイド条約アメリカも1988年11月に批准しており、ジェノサイドの扇動(incitement)も50万ドル以下の罰金若しくは5年以下の収監(併科も可)による刑事処罰の対象となっています(合衆国法典第18編第1091条)。ただし扇動が処罰されるのは、実際にジェノサイドが行なわれる切迫性/相当の可能性がある場合のみです(合衆国法典第18編第1093条)。

続きを読む

瀬戸弘幸サンの「内部告発」発表から丸4年――進展なし、反省なし、往年の面影なし


仕事にかまけている間に更新が1カ月以上空いてしまいました。東村山市民新聞の更新については後半で拾います。


この間、7月24日には第4次せと弘幸Blog『日本よ何処へ』裁判の第2回口頭弁論があり、その後に元自称ジャーナリスト・瀬戸弘幸サンらが東村山で街宣を行なうということで洋品店への嫌がらせが懸念されていましたが、千葉英司さん・宇留嶋瑞郎さんをはじめとする有志がいつものように警戒態勢を敷いてくれた甲斐もあってか、何事も起こらずに済んだようです。


これについて瀬戸サンは、翌日のエントリー
「妨害嫌がらせが酷すぎる」
「この常識を越えた行動に我々は言い知れない恐怖を感じた。しかし、この恐怖を乗り越えていかねばなりません」
などと書いていましたが、洋品店に言い知れぬ恐怖を与え続けてきておいて何を言っているのか。このエントリーに対する私の反応は以下の通りです(前掲Togetterにも収録)。


前掲Togetterの冒頭でも瀬戸サンの対応についていろいろと疑義を呈していますが、もちろん「ヒット(しないで)&(リング外へ)アウェイ」戦法の名手たる瀬戸サンからは何の回答もありません。それどころか、これらの疑問に答えないまま、7月29日付エントリーではこんなことを書いていました。


続きを読む

東村山市議会:「2億円のワイロ」騒動をめぐる脱力


川東大了・元在特会副会長が差別街宣をめぐって150万円の賠償金を命じられたこと、徳島県教組襲撃事件をめぐって徳島検察審査会がようやく「不起訴不当」の議決を行なったことなど、いろいろ拾っておきたいこともありますが、とりあえず東村山市民新聞」の更新状況について報告しておきます。


その前に自称ジャーナリストの瀬戸弘幸サンの件ですが、ちょっと前に私のツイートを見て
「三羽の雀をこれまで創価系人物と評して来ましたが、今度からは“朝鮮愛国者”と呼ぶことにします。その理由ですが、何故か韓国問題に強く反応を示すからです」
「朝鮮勢力と何らかの関係のある人物の可能性が高いと思われて来ましたが、やはり思った通りの人物のようです」
などと書いていました。


おはらんこと荒井貞雄さんについて
おはら汁は小物と見ています。その背後には必ず大物がいるはずです。その正体も白日の下に晒さねばなりません
なんて妄想を膨らませ、あるいは瀬戸サンのネタ元をグーグルで検索しただけのりゅうさんについて
正直今回改めて彼らのチカラを見せつけられた思いです
などと驚愕なさっていた頃とちいともお変わりないようで、安心するやら嘆息するやら。というわけで、Togetterで久しぶりに【瀬戸っち失笑シリーズ】を復活させました。



その後も時々「朝鮮愛国者」云々とぶつぶつおっしゃっているようですが、それについてもこのTogetterに追加しておきましたし、
「[http://birthofblues.livedoor.biz/archives/51361023.html:title=三羽の雀さんをこれから『朝鮮愛国者』と呼ぶそうで、その理由は『何故か韓国問題に強く反応を示すから』だそうですが、それって瀬戸先生のことでは・・]」
という的確なつっこみを入れてくれた方もいらっしゃいますので、これ以上触れません。「創価系人物」云々については2008年11月22日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20081122/p1:title=瀬戸サンによる「創価」認定の経緯を検証する]〉なども参照してください。


さて「[http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/:title=東村山市民新聞]」の更新状況ですが、6月17日付更新(2012/06/16 18:52:07)で、
〈東村山市長自分で「2億円のワイロ」に言及!(6/14委員会)〉
という1行見出しがトップページに登場しました(なお、翌6月18日付の更新〔2012/06/17 13:13:29〕で、「市長」「自分」の間に読点が加えられています)。


続きを読む

案の定被告敗訴(損害賠償110万円)に終わった日護会「ちくわん隊」裁判と、早くも前途に暗雲が垂れこめる第3次・第4次せと弘幸Blog『日本よ何処へ』裁判


東村山市民新聞では例によって「最終更新日」のみの修正が断続的に続けられていますが*1、6月12日付でそれ以外の(しかし市議会とは何の関係もない)更新が行なわれましたので、記事の後半で拾っておきます。


さて、先週末は大阪(9日)と東京(10日)でそれぞれロート製薬「糾弾」デモが行なわれましたが、例によって「きっつい右翼」紹介発言は徹底スルーして「質問しただけで〜」云々とごまかしを繰り返すだけのどうしようもないものでした。デモに派生していくつかのことが話題になっていたりもしますが、詳しくは以下のTogetterを参照。


東京のデモでは
(西村斉・荒巻靖彦らを)挑発・激昂させた横柄なロート製薬社員は謝罪しろ!」
という趣旨のコールも繰り返されており、要するにきっかけはどうあれ不穏当な発言・行動があったことは支持者でさえ認めているということです。逆ギレとしか言いようがありません(なお事件の詳細はまとめWikiチーム関西・ロート製薬強要容疑事件〉参照)。


「質問しただけで〜」云々の弁明を刑事裁判で持ち出して相手にされないだけならまだしも、この調子ではそれだけでは済まなくなってくる可能性もあると思われますが、その点に関する危機感はまったく欠けているようです。東京のデモではロート製薬から仮処分が申し立てられているらしいという話も出ていましたが、
“だったらメインバンクに行ったり、役員のおうちの近くの駅でチラシを撒いたり、真綿で首を絞めるようにやってやりましょう”(要旨)
などとさらなる嫌がらせを示唆する発言喝采で迎えられる始末でした。自称桜井誠在特会会長
(仮処分を)やるならほんとにロート製薬言論弾圧ということで、さらに燃え広がって、全国で不買運動なりなんなりやらないといけない」
という趣旨のことを12日の生放送で述べていましたが、かつて京都で仮処分決定(違反したら100万円の制裁金という間接強制付)を食らった後にどういうことになってしまったか、すっかり忘れてしまった様子です。


一方、昨日(14日)は、日護会日本を護る市民の会)の黒田大輔代表・高山あずさ事務局長がニコニコ生放送による肖像権侵害と名誉毀損で訴えられていた通称「ちくわん隊」裁判の第1審判決が東京地裁で言い渡され、両名に110万円という高額賠償金の支払いが命じられました(仮執行宣言付)。


事案の性質という点では、敗訴ないし敗訴的和解で終わった第1次・第2次落書き名誉毀損裁判と似ていますが、賠償金額は、上告却下という情けない結末を迎えた対創価学会街宣名誉毀損裁判と同額という結果です。判決の詳細はいずれ誰かが明らかにしてくれるのではないかと思いますが、よほど悪質な事案と見なされたものでしょうか。


裁判といえば、千葉英司さんと宇留嶋瑞郎さんからそれぞれ第3次・第4次裁判を提起された瀬戸弘幸サンのことも忘れるわけにはいきません。さっさと和解して済ませればいいのにと思っていましたが、どうやら争う気満々のようです。ご本人は相変わらずダンマリですが、弟子の有門大輔が同特連ブログの方で両裁判の第1回口頭弁論の模様を報告しています。

*1:6月10日付(2012/06/09 19:40:55)・6月11日付(2012/06/10 12:10:40)・6月13日付(2012/06/12 19:57:24)・6月14日付(2012/06/13 18:12:31)・6月16日付(2012/06/15 12:07:25)。

続きを読む

「きっつい右翼」紹介発言をとことんスルーして企業恫喝を擁護する一方、白昼堂々と路上で老人を集団暴行する在特会(在日特権を許さない市民の会)関係者【追記あり】


明日(6月5日)から東村山市議会6月定例会が始まりますが、東村山市民新聞では相変わらず「最終更新日」が黙々と修正されるばかりです*1。なお、どうでもいい話ではありますが、5月30日付の修正以来、日付の後に「年」という反転文字が置かれています。



一方、新宿では在特会がまたやらかしてくれました。



「うるせーよ、お前!」と野次を飛ばした老人に自称桜井誠在特会長が「もういっぺん言ってみろ!」と詰め寄るのと同時に、集団で老人を押し倒し、足蹴にし、拡声器で怒鳴りつけたりしています。わざわざ追いかけて老人の顔を殴りつけた者までいる。


自称桜井は「こいつが突然つっこんできたんですよ!」と直後に弁明していますが、完全に口からでまかせであり、白昼公然と行なわれた犯罪行為というほかありません(追記〔6月10日〕:なお、本件に関する自称桜井の醜悪な弁明はTogetter【在特会】新宿ルミネ前集団暴行事件について「じじいが悪い」「私は手も足も出してない」とひたすら責任逃れに走る自称桜井誠会長(6・8)を参照)。老人が怪我をしていれば傷害罪、怪我をしていなくても暴行罪が成立しますし、暴力行為等処罰法1条(「団体若ハ多衆ノ威力ヲ示シ、団体若ハ多衆ヲ仮装シテ威力ヲ示シ又ハ兇器ヲ示シ若ハ数人共同シテ刑法(明治四十年法律第四十五号)第二百八条〔暴行罪〕・・・ノ罪ヲ犯シタル者ハ三年以下ノ懲役又ハ三十万円以下ノ罰金ニ処ス」)が適用されても不思議ではない事件です。


しかも、2009年9月28日付〈矢野・朝木両「市議」が東村山市に呼び込んだ連中の暴力的自警団体質〉やまとめWiki自称「行動する(社会)運動」の襲撃事件等〉でもまとめてあるように、彼らがこの手の蛮行に及んだのは一度や二度ではありません。さらに、吉本興業東京本部から新宿駅へ移動するまでの間にもひと悶着起きていたことが参加者から報告されています。新宿警察署のホームページには「治安の光は新宿から」と書いてありますが、この事件がこのままおとがめなしで終わるようなら、このスローガンもただの笑えない冗談で終わるでしょう(なお、自称桜井会長は別の暴行事件疑惑で警視庁蒲田署に被害届も出されている*2


ついでながら、自称桜井会長は街宣の際*3、ルミネ前での客引きが東京都迷惑行為等防止条例に違反すると何の根拠もなく主張していましたが、それを言うなら、しばしば通行人に集団でつっかかる在特会&その仲間たちに対してこそ、
「何人も、公共の場所又は公共の乗物において、多数でうろつき、又はたむろして、通行人、入場者、乗客等の公衆に対し、いいがかりをつけ、すごみ、暴力団・・・の威力を示す等不安を覚えさせるような言動をしてはならない」
という同条例の規定(5条2項、罰則は6月以下の懲役または50万円以下の罰金)が適用されるべきですね。


さて、6月9日(土)には大阪で、こんな自称桜井会長が指揮をとる「反日企業ロート製薬 徹底糾弾」デモが行なわれる予定です。大阪府警も厳戒態勢で臨む必要があると思われますが、その前段として、6月2日(土)に梅田で街宣が行なわれました。

*1:5月30日付(2012/05/29 20:11:04)・6月1日付(2012/05/31 16:25:24)・6月3日付(2012/06/02 12:22:52)・6月4日付(2012/06/03 14:37:23)・6月5日付(2012/06/04 14:11:31)。

*2:【追記】(6月5日)また、自称桜井会長は、5月28日のニコニコ生放送渋谷「排害」デモ・抗議者集団暴行事件(2010年12月4日)に言及し、「肩掛けトランスメガフォンで被疑者を殴る、頭髪や襟首をつかむ、蹴る、日の丸の旗竿で突く、などの暴行」で全治3週間の傷害を負わせた件について「渋谷ではおちょんこ(黒い彗星氏)がつっこんできて、誰とは言わないけど(金友)隆幸さんががーんとやってね。頭から血を流して。それぐらいでいいんですよ」(2012/05/28 20:05:54のツイート参照)と正当化を図っていた。

*3:街宣の概要については、本稿執筆時点(6月4日夜)で2万4千viewを超えているTogetter河本準一生活保護問題糾弾で老人への集団暴行! 在特会による吉本興業抗議と片山さつきへのその影響も参照。

続きを読む

西村修平・主権回復を目指す会代表の控訴取り下げでいよいよとどめを刺された朝木明代市議「殺害」説【本文中に追記あり】


そろそろブログを更新しようと思っていた矢先、西村斉・荒巻靖彦・ブレノら4名がロート製薬に対する強要容疑で逮捕されるという事件が勃発し(5月10日)、まとめWikiの作成・更新やら生放送の実況およびTogetterの作成やらに追われた上に、仕事が忙しい時期ともちょうど重なってしまって、結局1カ月以上も間が空いてしまいました。


もっとも東村山市民新聞の方も、4月28日付(2012/04/27 17:24:32)でトップページに次のような囲み記事をアップしたのが唯一の実質的更新で、それ以外は「最終更新日」を間歇的に修正し続けているだけです*1


地検特捜・メディア・米政府・民主党対米従属派による小沢潰し大謀略が「4・26判決」で遂に破綻した!水谷建設の「み」も雲散霧消し、マスコミの誰も何も言わなくなった!
《「政権交代」完遂のため松下政経塾関係者(第2自民党)らを排除し、小沢政権の樹立を》 
 ついに、その日はやってきた。岡田、仙石、前原等、小沢氏を封じ込めた戦犯らは即刻辞任し、小沢氏に大政奉還するとともに、政権交代潰しに燃える官僚の手のひらで、野田らは自ら「増税裸踊り」を踊って、墓穴を掘った「生き恥」をこれ以上天下に晒す愚はやめよ!「ぼくやめたくない安倍症候群」発症などといわれる前に。当然の帰結、無党派支持者らはあきれかえっている。(2012年4月26日)
 保護領扱いを続ける米政府に対して、普天間、消費税、TPP問題で対米対等原則の断固確立を。BSEの米牛肉、輸入規制緩和そして原発を阻止しなくてはならない。


これが、2月9日付更新(2012/02/08 17:52:54)以来、東村山市議会3月定例会・4月臨時会(4月26日)をはさんで約80日ぶりの実質的更新でした*2。内容的には、前回の参院選直後から断続的に遠吠えしてきたことと大差ないので*3、とりたてて触れるまでもありません。ちなみに、周知のように5月5日には日本の原発が全停止しましたが、自称「原発いらないネットワーク・東村山」代表の矢野穂積「市議」は、上記囲みでも「原発を阻止しなくてはならない」と書いている割に何の感慨も持たず、再稼働阻止のために発言する様子もないようです。


一方、朝木明代市議転落死事件をめぐる裁判に、またひとつ決着がつきました。第2次街宣名誉毀損裁判の第1審で敗訴し、その後控訴していた西村修平・主権回復を目指す会代表が、5月22日、控訴を取り下げたのです。エアフォース〈西村・細川事件控訴審〉で詳細が報告されています。

  • その1:西村が控訴を取り下げ/矢野の主張を鵜呑みにした演説/ことごとく排斥された主張
  • その2:「不快な記事も削除する」との申し出

*1:5月2日付(2012/05/01 13:43:53)・5月3日付(2012/05/02 17:18:48)・5月4日付(2012/05/03 15:02:32)・5月5日付(2012/05/04 16:19:46)・5月6日付(2012/05/05 15:27:32)・5月7日付(2012/05/06 13:19:08)・5月8日付(2012/05/07 16:11:54)・5月9日付(2012/05/08 15:30:37)・5月10日付(2012/05/09 16:59:14)・5月14日付(2012/05/13 12:19:51)・5月16日付(2012/05/15 16:18:31)・5月18日付(2012/05/17 15:53:55)・5月19日付(2012/05/18 19:13:13)・5月20日付(2012/05/19 14:04:51)・5月23日付(2012/05/22 18:43:39)・5月24日付(2012/05/23 19:57:14)・5月27日付(2012/05/26 10:52:21)・5月28日付(2012/05/27 15:04:10)。

*2:なお、この間、紙版「東村山市民新聞」174号(2012年3月31日付)も発行されている。見出しはまとめWiki〈紙版「東村山市民新聞」(171号〜)〉参照。

*3:たとえば、2010年7月13日付更新同7月15日・17日付更新同10月6日付更新同12月31日付更新の報告を参照。

続きを読む

いよいよ佳境に入る京都朝鮮学校襲撃事件民事裁判と、必死の逃亡を図っているらしい桜井(高田)誠・在特会会長


東村山市民新聞では相変わらず「最終更新日」のみの修正が断続的に続けられています*1。また、千葉英司さんと宇留嶋瑞郎さんから立て続けに訴えられた瀬戸弘幸サンからは、今のところ裁判に関するコメントはありません。


一方、矢野穂積朝木直子両「市議」ともなかなか縁が深い週刊新潮がまたまた名誉毀損で敗訴し、謝罪広告を命じられたとのことです。



「セクハラ」だの職業安定法薬事法「違反」だの、薄井政美元市議が「犯罪行為をした疑いがあるとの印象を与える」ような大騒ぎをし、計100万円の損害賠償と謝罪放送を命じられた矢野・朝木両「市議」(「セクハラ市議」名誉毀損裁判)を彷彿とされる事例です(もっとも、「国権の最重要ポストという立場を考えると」云々の判決理由には疑問が残ります)。


また、朝日新聞の記事によれば「主要部分で裏付け取材をしていないことや、過去に何度も賠償命令を受けていることなど」も考慮されたようで、これまた、矢野・朝木両「市議」の情報操作を信じ込み、裏付け調査の不十分さを理由に損害賠償を命じられた西村修平・まきやすともや、これまでに命じられた損害賠償の累計額が少なくとも630万円にのぼる矢野・朝木両「市議」を彷彿とさせます。ちなみに、週刊新潮が過去に損害賠償を命じられた事件に、朝木明代市議転落死事件をめぐって創価学会と争った(そして完敗して200万円の賠償を命じられた)『週刊新潮』事件が含まれることは、今更言うまでもありません。


さて、昨日(4月25日)は京都地裁京都朝鮮学校襲撃事件裁判(民事)の第12回口頭弁論が行なわれました。傍聴した方々のツイートがTogetter朝鮮学校への嫌がらせ事件裁判 第12回口頭弁論 :その傍聴報告と法廷コント『桜井さんと高田さん』にまとめられていますが、来年3月の結審を目標に、関係者の尋問がいよいよ本格的に進められていく模様です。新たにこの事件を担当することになった裁判長の意向により、現場検証が行なわれることになったのも興味深いところです(追記〔5月4日〕:はやく仕事しろ>俺〈第12回口頭弁論傍聴記〉〈第12回口頭弁論原告側冒頭陳述〉も参照)。

*1:4月21日付(2012/04/20 18:26:22)・4月22日付(2012/04/21 13:55:50)・4月24日付(2012/04/23 18:17:08)。

続きを読む