マトモ亭 後だしジャンケン連敗録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

妄想も千年続けば伝統文化、そんじゃワスだって最初の一歩じゃんかなぁ!

2008-02-23

テレビ 16:00 テレビを含むブックマーク

 『だいすき!!』ばっかし見ているよ。

 知的障害を持つ母親家族や周りの助けを借りて子育てをしていくドラマなんだけど、例えば、こういうシーンがある・・・

 子供の頃(おそらく最初は普通小学校に行っていたと思われる)、同級生に囲まれて「バーカ!バーカ!」と囃し立てれて苛められ、その記憶が強く残って、大騒ぎしているランドセル背負った子供達に対して恐怖心を持っている主人公保育園児の娘と歩いて、やんちゃな小学生が駆け抜けていくだけで怖くなってしゃがみ込んでしまう・・・

 そんな娘も、保育園を卒園し、いよいよ小学校に入学する時期になるけれど、自分の障害のコトもあって、昔、自分がされていたように、娘が苛められないか心配していると、保育園先生が、「確かに苛められるかもしれません、でも、いじめっ子を怖がるコトなんてありません、もし、苛められたら・・・その時は思いっきり怒ってやれば良いんです!」とアドバイス

 そして、実際に卒園式の帰り道、やんちゃにはしゃぐ小学生と再び遭遇、しゃがみ込む主人公の横で、小学生にぶつかられて、娘が跳ね飛ばされる・・・主人公によみがえる苛めの記憶、そして、先生アドバイス・・・意を決して、

 「コラー!!ひまわり(娘の名前)痛いから謝って!謝ってぇ!!」と大怒りする主人公

 『ごめんなさい!』と言いながら逃げ去っていく小学生の一団・・・また一つ主人公母親として成長した・・・

 ・・・っていうような。

 それで、何が言いたいかと言うと、ワスが怒られた小学生だったら、怒っている時のしぐさなんかから、母親に障害があるコトもわかって、ホントに悪いコトをしたなぁ・・・ってちゃんと反省すると思うんだよ(ホントだって!)。だけど、一週間くらいたって・・・いや、正直に言うと、次の日、場合によっては当日、「お前、悪いなぁ!地獄に落ちるぞ!」とか言われたり言ったりしながら、友達と「痛いから謝って!」って真似して大笑いしている予感が・・・

 ものすごくしては行けないコトをしている、タブーに踏み込んでいる気持ちが、スリリングで笑いを大きくしているワケで、ダウンタウンの松本のアホアホマンなんかも、そういう仕組みだと思う(アホアホマンってワスは黒い笑いだからという理由からじゃなく、ウンコ染みが嫌で好きになれないケド)。

 主演の香里奈は、『しゃべれどもしゃべれども』で、「お前、怒ってんのか?」って素の顔を評価される冷たい印象を人に与える美人役をやっていたと同じ人とは思えない、熱演ぶり(マジ)なんだけど、多分、演じている時の気持ちは、アホアホマンをやっている時の松本と背中あわせでピッタリくっついていると思う。

 友達と「痛いから謝って!」って真似して笑うコトが、そんなコトをしては行けないコトだとわかっているケド(なんでかっていうと、それは失礼なコトだから)、『面白い』という事実はどうしようも無い・・・

 しかし、一方で、なんかのきっかけで、その母親一家と交流して、近しい関係になった場合、『面白い』からといって、本人達の居ないところで、密かに仲間内だけのタブーとしてでも、「痛いから謝って!」って真似している奴らがいたら、『奴ら』という言葉からも明らかなように、『なんて嫌なヤツらだ!』と思うようになるだろー、もっと、交流が深くなると、『面白い』とは思えなくなってくるだろー・・・

 一つの障害や差別について、『面白い』とは思えない人でも、他の障害や差別について、黒く笑っているというコトもあるし、そもそも、『面白い』ってコトを率直に言うコトこそが礼儀なんじゃないのか?っていう考えもあるだろうし、とても難しい話しのような気がする。

 いや、だからどうと言う話しではないケドも。