南国の隅っこ(旧)

元はてなダイアリーだった記事です。引っ越したのでデザインとか無視ですが、読めるだけでも……。

厚かまイグちゃんと、ハトの子

 イグちゃん、このごろ私が庭に出ていっても身動きもしない。かなーーーり近付くといちおう逃げる。けど今日は、ダンナがポーチに立っているあいだも、こんなところに。

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 おいこら、そんなところで何探してるんだ? 左に並んでいるのはベビーたちの入れ物。まあタイルでがっちり蓋してるから、悪さはできないだろうけどさ。私が出ていっても、カメラを向けても動かなかったねえ。たまに餌をやるけど、2号とかみたいに積極的に餌付けはしてないのに……。いいのかこんなに慣れちゃって。

ハトのヒナ相談

 ところで最近、どうも近所で、動物のことはあのチニータ(=中国人女、日本人もメキシコ人にしたら似たようなもんらしい)に訊け、ということになってきてるような気がする……。


 今日の午後、いつも小さい男の子を連れて遊びに来るお兄さんがやってきた。でも連れてるのは子供じゃなくて、かわいがってるピットブルのワンコ(人間にはめっちゃ懐っこい)。え、どうしたの、と思ったら、松ぼっくりみたいなものを手に持ってて、へ? と見たら、ハトのヒナ。まだまだ巣立ち前で毛がぼわぼわ。そして右の翼に犬か猫に噛まれたっぽい傷があって出血してる。公園で見つけたんだって。
 うーーーん、巣は? 見当たらなかったという。その辺の木に乗せてやったらいいかなあ? とお兄さんはいうけど、こんな小さい子は、ダメだろうねえ。
 まずは獣医さんだね。怪我の具合をチェックして消毒してもらって、治って何とかなりそうなら巣立ちまで育ててやるしか……。ごめんなさい、うちは猫が4匹もいるからちょっと無理。センコのころは猫いなかったから(イグコがいたけどなw)部屋のなかで世話して問題なかったけどねえ。
 日曜の午後だから、うちのかかりつけの獣医さんはもう閉まってるよなあ。お兄さんが知ってる獣医さんは24時間対応って表に書いてあったというので、そこに連絡してみる、と言って持って帰った。どうかなあ、24時間対応って書いてても連絡取れないとこも多いしな……。何とかうまく生き延びてくれるといいけどな。


 お兄さんにも話したけど(前にもこのブログか別のブログにも書いたかもだけど)、ドイツにいたころ、自転車で走ってて、道端の藪のなかをおばあさんと小型犬が立ち止まってじいいいっと覗き込んでいたので、気になって、いったん通り過ぎてまた見に戻ったら、ハトの子がいた。翼を怪我してたので、獣医さんに連れていったけど、関節のところで折れてて、治ったとしても飛べないと言われた。当時はペット禁止の学生寮に住んでいたのでどうにもできず、安楽死させますと言われて同意するしかなかった。お金を払おうとしたら、いいですいいですと言ってくれた、優しい獣医さんだったけどね。
 今日のヒナは、骨は折れてないようだったから、治るといいなあ。あとはうまく餌を食べさせられるかどうかだなー。
 しかしドイツのハトのヒナを思い出してみると、今日のヒナはめっちゃちっちゃかった。手のなかにすっぽり入るくらいだった。もしかしたらトルトリータのヒナだったのかもしれない。トルトリータはすごく懐くというから、あの大きさから育てたら楽しいだろうなあ……(いかん妄想)。
 ま、とにかく、今はうちでは無理ってことで、お兄さん頑張ってください。

その他の相談

 それ以外にも、3軒向こうの小さい女の子が二人いる若いご夫婦も(前に裏庭にイグアナが落ちてきて上がれなくなってるというので救出の手伝いしたところ。あれ? この話書いたよね?)、こないだ遊びに来て、奥さんが子供たちを集めて自然についていろいろ教えるイベントをやりたいという話を。で、私にも一度参加して、子供らにカメとか見せてやってくれませんか、というので、あーいいですよ、と安請け合い。
 そしたらそのあとまたやってきて、友人が子供の誕生日パーティにテントウムシの幼虫とサナギと成虫を見せて、虫の生活史を学ばせたいんだけど、そのテントウムシを業者から買うと500匹単位になるんだと話し出す。ふむふむ。そのテントウムシ、子供らに見せたあと、この辺に放してもいいですかね? と訊かれた。
 えーーーー……。どこの業者で、どんなテントウムシかわからないけど、この辺にいるやつならいいとして、そうじゃなかったら問題ですよ。と、生態系のバランス云々、説明するはめに。
 まあそこはすんなり納得してくれて、ああ、訊いてよかった、害虫を食べてくれるからうちの庭にも放そうかって言ってたところでしたって。いえいえ、お役に立てて幸いです。てか、虫の変態を見せたいなら、その辺の毛虫捕まえて育てるとか、ペットショップでミルワーム買ってくるとか、他にもっといろいろ手があるよね、ってな話もして。
 うんうん、子供のころからそういうことを学んでくれるのは嬉しいことだよね。大人たちももちろんね。


 そのすぐ隣、うちから2軒向こうの家のおばさんもおしゃべり好きな人で、こないだは待ち構えていたように歩道で捕まっておしゃべりすることに(約一時間)。そのときも、孫の自慢から娘の仕事の先行きが〜旦那の態度が〜みたいな話も長かったけど、ネズミが最近多くてねえ、裏庭には野良猫が来るからいいんだけど、お宅はどうよ? というから、うちは猫4匹いますから、って言ったらのけぞってびっくりされたw うちの猫たち完全室内飼いだから、いること知らない人多いんだろうな。ワンコとは? って訊かれたけど、いや別に問題ないし。
 てな話をしてたら、そう言えばね、うちの裏庭にイグアナがいつも来るんだけど、そのおしっこが赤いのよ、それって普通? とか言い出す。いやあ、普通じゃないですねえ。やってから時間が経ったら、ウンチの色が溶けだして茶色くなるけど、それが赤く見えてるわけじゃなくて? いやいや、したばっかりのが赤いのよ〜。それはおかしいです、病気なのかなあ。そこへ出てきた娘さんに、おばさん、ちょっとちょっと、やっぱりあのイグアナ病気だって! と騒ぐ。そうは言われても、まあ野生のイグアナだから獣医さんに連れていくってわけにもいかないしね……。


 そう言えば子供のころも、うちの前に死にかけの金魚が入った瓶が置いてあったりしたなあ。あのころも、そこらの動物捕まえてきては飼ってたから、何とかしてくれると思ったのかもしれないが、獣医じゃないんだからね。どうにもできなくて数時間後には死んじゃってたけどね。ていうか、あれは誰だったんだw


 まあ過去に、ヘビが出たー!って言って叩き殺してから私のところに話が来たこともあって、殺す前に言ってくれれば……と思ったから、もしかしたらこの風潮がいつか役に立つことがあるかもしれない……。うん、私はこの町のハチュたちの味方になりたいw