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地下生活者の手遊び このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-10-12 死刑制度のアキレス腱か

死刑制度があるからおきる殺人事件もある?(追記アリ(再追記アリ


蒟蒻ゼリーは95年以降17人が死んで、最大手が製造中止に追い込まれたけど、死刑制度は何人の「罪のない犠牲者」を出したら中止されるのだろうか?



記者「死にたいと思い、その手段として事件による死刑を選んだのですか」


金川被告「そうです」


記者「自殺するという方法もありますが?」


金川被告「自殺というのはどんな方法であれ、自分で自分の体に痛みを加えることになるでしょう。そんな勇気はなかったですね」


 《「当然でしょう」という口ぶりだ》


記者「あなたに刃物で切りつけられた被害者たちは、かなり痛みや恐怖を感じたと思いますが?」


金川被告「関係ないですね」


記者「傷つけた相手や遺族に対して、申し訳ないと思う気持ちは?」


金川被告「ないですね」


 《ニヤリと笑う金川被告。その表情からは、罪のない2人の命を奪い去ったこと、7人の体を傷つけたことへの罪悪感、後悔が感じられない》


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000546-san-soci


被告の供述をそのまま受け取れば、死刑制度があるから殺人・殺傷をしたということになるにゃ。言い換えれば、死刑制度がなければこの事件は起きようがなかったことになる。


死刑制度が凶悪犯罪を抑制しているかどうかは僕の知る限りはっきりしていにゃー。

少なくとも死刑制度が凶悪犯罪を抑制するということを示すことはできていにゃーようだ。

参考:wikipedia:死刑存廃問題

無論、死刑制度があるから凶悪犯罪が増えるということを示すこともできていにゃーようだ、統計的には。


しかし、この場合はどうなる? 

統計云々でなくこのケースにおいては、

  • 死刑制度があるから殺しをしたと、被告が明言している

にゃるほどこいつは最低だ。自分で死ぬこともできにゃーそうだ。宅間もこういう類いなんでにゃーのかな。こういうやつらはこれからもでてくるぜ。

そして、こういうやつを死刑に処すことは、法制度も遺族感情もなにもかも、こいつの手のひらのうえで転がされたことになるんだ。


厳罰を求めるみにゃさま、死刑大好きのみにゃさま、報復感情至上主義のみにゃさま

殺せ殺せと大合唱するみにゃさま

チミらは金川や宅間のような犯罪者にとって都合の良い便利な道具にすぎにゃーのかもね。



金川被告「僕はただ、この世の中から解放されたかっただけ」


記者「ファンタジーの世界に行きたいと、インタビューに答えていますが?」


金川被告「死んで、ファンタジーの世界に行きたい。向こうでは攻撃の魔法を使いたい」


記者「攻撃の魔法で他人を傷つけるのですか」


金川被告「違います。人間を支配しようとする悪者を倒すんです。人々を守りたい」


記者「皮肉に感じる。今生きている世界では、その人々を傷つけたわけでしょう」


金川被告「この世界から消えたかったんです」


《約10分間の面会では終始にやつき、被害者と遺族への謝罪、事件への悔恨の言葉は最後まで出なかった。思いやり、感情が欠如した通り魔に更生は期待できないと感じた。金川被告は雑誌を読んで時間をつぶしながら、死刑判決を待ち望んでいる》


※いったんアップした30分以内に何箇所か追記しました


追記 12日13:08



2008年10月12日 yellowbell

人のことばが真意を表すとはかぎらない。特に何かを演じているような場合は、猿が人の反応を見て文字の札を選ぶように、ことばに意味がない場合が多い。この種の犯罪で、公判中のインタビューはノイズでしかない。


http://b.hatena.ne.jp/entry/http%3A//headlines.yahoo.co.jp/hl%3Fa%3D20081011-00000546-san-soci


このブクマコメに星が4つもついてますにゃ。

さて、

光市事件においては、被告が友人に出した手紙が公開され(検察からマスコミにリークされたんだっけ?)、世間様の死ね死ね合唱団の声が火に油をファイヤーしたばかりでなく、裁判の証拠にまでされてしまっていましたにゃ。


この時、日本の独裁者である「世間様」は被告の手紙を「公判中の〜はノイズでしかない」と判断することはありませんでしたにゃ。その言葉をそのまま真に受け激高して荒れ狂っていたではにゃーか。

独裁者「世間様」の忠実な下僕であるハシシタくんという方がそのご意向で踊り狂っていただろにゃ?


まあ、光市事件の手紙の件をおいておくとしましょうにゃ。

「この種の犯罪で、公判中のインタビューはノイズでしかない」というのが適切だとしても、だからといって犯罪の動機にかかわる被告の発言を無視してよいということにもならにゃーのでは?


ブクマコメに対しては、ある程度たまったら再追記で応答しますにゃ。


再追記

長くなりそうなんで、新しいエントリで応答させていただきましたにゃ。

名無し名無し 2008/10/12 13:45 逆に死刑制度がなかったらどうなるか考えてみる
確かに死刑のために人を殺さなくなるかもしれないけど
今度は自爆をする人が増えるんじゃないかなー

こういう理由で犯罪を犯す人って自暴自棄になってる人で
仮に死刑制度がなくなっても誰かを巻き込んで死ぬよ
だから死刑があるから人を殺したなんてのは後付に過ぎないと思う

TTTT 2008/10/12 18:47 らばQ:死刑制度で殺人を防ぐ?!
http://labaq.com/archives/50693235.html

どっかの教授は、「一つに死刑に対し、平均18の殺人を妨げる効果があがる」と言っているようです。
どういう研究方法なのか分からないので、これが正しいのかどうかは知りませんが、紹介しておきます。

あと、気になる事として、「日本の独裁者である「世間様」は」と言ってますが、日本は民主主義国家なので、世間こそが独裁者なのは当然です。

eureka555eureka555 2008/10/12 21:20 こんな餌に…クマー!!AA略
報復感情至上主義者としちゃ、解決策は簡単。
シンガポールや中国みたいに、麻薬のディーラーを死刑にすればおk。
わざわざ、無差別殺人をしなくても、バイニンになれば死刑にしてもらえる。
なんならもっと軽い犯罪を死刑にしてもいい。

NANoNANo 2008/10/12 21:54 たとえば「タダ飯を喰らうために無銭飲食を繰り返してムショに入ることを目的にする輩」という
種類の人物にとって、留置所や拘置所、あるいは刑務所というのは「パラダイス」であって
通常はリスクとなるべき「社会的信用や社会性の喪失」だとか「自由な生活の喪失」というモノが
まったく「ハードル」になっていないんだよね。だから一定数、そういう輩は常に存在する。

「刑務所」とか「収監」という名の「人権保護装置」が逆説的に利用されてしまう例なんだけど
これを「死刑」に発展させることも当然できるわけで、極刑あるいは収監制度のデメリットとして
説得力はそれなりにある(実例も列挙できるのだし)と、私は思う。

無論、こうしたデメリット→すなわち極刑や収監制度全体への疑問には繋がりにくいのだけど
因果応報に対する「報い」にもなんにもなっていないということは、受け止めるべきことだよね。

NANoNANo 2008/10/12 22:05 つづき。
ちなみに、性善説に則って「善人による犯罪」の大半は、その場での事故つまり「過失傷害」や
「過失致死」に限りなく近く、殺意をもっていたことが証明されて「殺人罪」になったところで
本当に「殺せたかどうか」は時と場合によるのではないか、と思う。また、自暴自棄という
心理状態も「善人による犯罪」にはありがちなのだろうけれど、以下のケースはどうなんだろうね。

つまり「プロの悪人」や「悪人を自覚した人格」による完全な計画犯罪。これだな。
戦争状態じゃない状況でプロの軍人が勝手に任務を遂行した場合、でもいいかも知れない。
あるいは、死亡保険金を目当てに2〜4年の歳月をかけて「自殺する輩」というのも、これに
近いものなのかも知れない。だって詐欺的であることに変わりはないからねぇ。

法を逸脱すること、アンモラルであること、非道徳的であること、社会性を真っ向否定する
計画者たちにとって、刑罰はときに利用対象にしかならない。そういうケースはニホンみたいな
比較的治安が良くて平和な国でこそ横行するのではないだろうか、ね。

ありえす224ありえす224 2008/10/13 02:05 うーん…根本的に死刑って犯罪抑止効果があるのかどうか、本当に疑問なんですよね(苦笑)
もし、オウム・麻原の死刑が送球に執行されたらそれこそ連中の殉教者として再評価されて、逆にまた犯罪行為の助長に手を貸すような気がする(困)

死刑があったからと言って、確信犯はとめられやしないし逆に助長する面も当然あるだろうし…まあ死刑がなくなったからと言ってそのあたりが変わる訳でもないとは思いますが…

もっとも、死刑判決を喰らって自然死するまで中に入れておくってのはある意味残酷だとも非人道的だともいえますな…私としてはこちらの方が(ってか、まあ現時点での法体系の中での)無期懲役を最高刑にした方がある意味残酷でかえって抑止にはなると思います…それも一部内規で決められているような全く出てこられない刑罰が(苦笑)

ここのHPがその辺は詳しいです…ってもしかしてもう既にご存知かも知れませんがね(苦笑)
http://www.geocities.jp/y_20_06/index.html

kyoupon3kyoupon3 2008/10/13 14:23 > 厳罰を求めるみにゃさま、死刑大好きのみにゃさま、

下も含めて微妙に位相が異なるというかそれ分かってやってるんでしょうね。どうってことないマイナーケースをダシに、ポジショントークとしての完成度に舌を巻きました。さすがです。


> 報復感情至上主義のみにゃさま

これ被害者当事者をおちょくってるように見えるんですが。
もちろん除外なさってますよね、外野でぶーぶー言う連中のことですよね?(鯛はないです

うさぎうさぎ 2008/10/13 17:10 中々良い例と思うので上をまるまるコピペ。
>
kyoupon3 2008/10/13 14:23 > 厳罰を求めるみにゃさま、死刑大好きのみにゃさま、

下も含めて微妙に位相が異なるというかそれ分かってやってるんでしょうね。どうってことないマイナーケースをダシに、ポジショントークとしての完成度に舌を巻きました。さすがです。


> 報復感情至上主義のみにゃさま

これ被害者当事者をおちょくってるように見えるんですが。
もちろん除外なさってますよね、外野でぶーぶー言う連中のことですよね?(鯛はないです
>
以上。これは下手なポジショントークの例とみていいのかな?
下手なポジショントークは嘲笑の的にはなっても他人の思考を
深めることはできないのでやめた方がいいと思います。(かく
言う私のカキコもkyoupon3氏以外にはなんの意味も持たない
カキコだが...)ちなみに私(恐らくここのブログ主も)はkyoupon3氏のような人間の言いたい事は理解出来る方、と
自負してはいるが正直今回については「死刑制度存続の
何が悪いの?」という気持ち以外に何がいいたいのかは
分からなかった。もう少し色々書いてくれたなら違う
ポジションにある人間も考察のネタが増えたろうに。

kyoupon3kyoupon3 2008/10/13 21:25 2点。「自負」とか、もう、ね(微笑)。

どうでもいいけど、個人的な話になるけど。

>「死刑制度存続の何が悪いの?」という気持ち

ぼく死刑存置派じゃないですよ。「反対派」っつーのはイデオロギーbukkakeられてて使いたくないけど、まあそういう括りに入るのかな。

まあぼくがそう見えちゃう、(反対側を)そう妄想したくなるっていうのは、ちょっと視野狭窄とゆーか思考回路が動脈硬化ウィッシュ!
タゴアキラ先生読みましょうね。今読んでも面白いですよ。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2008/10/14 02:19 コメントに個別応答せずに、新しいエントリをたてて応答という形にしましたにゃ
よろしゅう>みにゃさま

&テ&テ 2009/02/05 05:25 何故この件について死刑制度のアキレス腱という観点を持ちえたのか解らない。加害者の主張『死刑になるために殺したのだ。』から見てもだ。人は他人を殺す必要があって殺す。現制度下だろうがなんだろうが、人は自分の倫理感に置いて、他人の命の価値が、自分の目的よりも優位に立たないのであれば、残念ながら人を殺すのだ。この人種は自分の倫理感故にどうあっても人を殺すだろう。今回のケースはたまたま目的が死刑であったにすぎない。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2009/02/05 20:00 死刑制度があるがゆえの殺人が存在するということの指摘なんだけど。
この件が死刑制度のアキレス腱だと主張した憶えはにゃーよ。

死刑制度が殺人を必ずしも抑制しにゃーという証拠のひとつにはなるよね、この件は。

&テ&テ 2009/02/06 21:50 早い返事ありがとうございます。このロジック『人は自らの倫理感において、他人の命の価値が、自分の目的よりも優位に立たないであるのであれば人を殺す。』は即興で作ったにせよ、我ながら中々良く出来ていると思う。
死刑制度の抑止力を、このロジックに組み込むのであれば、他人の命の価値と、自分の目的との差に出来る、『優位性』を死刑制度は打ち消して余りある程度でなければならない。
現死刑制度が犯罪者の考えの範疇で罪より優しいものであったり、犯罪を犯す可能性のある者が、死刑制度について良く知らないのであれば、死刑制度は『優位性』を崩す程のものにならないのは容易に想像できる。故にその場合、抑止力とならない。
そして、人を殺すほど重要な目的故に、抑止力は絶対的な物にはならない。
例えば万引きに対する刑が死刑だとしよう。
この場合、万引きをする事によって得られる優位性は死刑を超えないと思われる。
そのように圧倒的に優位性を覆す刑なら抑止力として働く事が期待出来ると思う。

つまり結果として、現行の死刑制度に抑止力はあるかどうかという議論においては、現行の死刑制度のあり方では、どうやら抑止力はそこまでなさそうだ。
という事と、
ロジックの観点から死刑制度には抑止力はあるだろうという事。
そして殺人するほどの目的の優位性の観点から、抑止力は絶対でないこと。
が導き出されると思う。

この犯行についての自分の主張は前のコメントと変わらない。
この加害者は、死刑制度があろうが、なかろうが、自分の倫理感故に殺人を犯す。
何故ならば、自分の目的の優位性が簡単に他人の命を越えるからである。

だから、この件は少なくとも死刑制度に抑止力がない証拠にはなりえないかな。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2009/02/08 11:08 >このロジック『人は自らの倫理感において、他人の命の価値が、自分の目的よりも優位に立たないであるのであれば人を殺す。』は即興で作ったにせよ、我ながら中々良く出来ていると思う。

机上ではね。
重大犯罪をしでかすようなヒトタチが、頭の中でチンチンガチャガチャと計算して、割に合うとか合わないとか考えた末にことに及ぶというのなら、さらにみなが法の基礎をしっているというのなら、チミのいっていることは正しくなりえるかもしれにゃー。
でもな
多くの重大犯罪において、そんな計算がされているわけではにゃーんだよ。

ただし、自殺願望に基づき、死刑があるがゆえにそれを望んで殺人をする場合、冷静に計算したすえに実行しているということだにゃ。

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