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2009-05-14 マジにやばくないか?

反社会カルトとしてのホメオパシー


タイトルは釣りでも煽りでもにゃーです。読めばわかる。


トップダウン

感染パーティーは対岸の火事ではない - Skepticism is beautifulで紹介されている【感染パーティ】にゃんが、これはホメオパシーをかじった親が中途半端なホメオパシーの知識で行ったことだとか、親がホメオパシーの理論を自己流に解釈して行ったことなんかではにゃーことですにゃ。あとで引用するけれど、ホメオパシー「理論」を「啓蒙」する立場のヒトタチが実際にそういうことを言っているわけにゃんね。ホメオパシーを「啓蒙」するヒトタチは、予防接種を明確に否定していますにゃ。ここで紹介されているお母さん達の言っていることは、ホメオパシー啓蒙者のいっていることそのまんまといっていいでしょうにゃ。


なぜ、ホメオパシー言説がトップダウンなのかというと、ホメオパシーというのが一見すると学問的体裁を整えているように見えるからですにゃ。少なくともアカデミックなものを擬装していますにゃ。

日本ホメオパシー医学協会は「学術大会」を行い、学校をもっており、今年3月からは財団すら設立していますにゃ。日本ホメオパシー振興会も、やはり学校をもち、セミナーなどを積極的に行っておりますにゃ。また、書籍出版にも力をいれていますにゃ。


予防接種に否定的なホメオパシー関連の個人サイトやブログを見ると、たいていは「ホメオパシー啓蒙者」のセミナーや書籍の紹介という形をとっているようですにゃ。

具体例として、自然な育児 予防接種とホメオパシーなどをあげておきますにゃ。


批判するべき対象は、まず第一にホメオパシーの「啓蒙者」とその言説でしょうにゃー。


デタラメなその言説

予防接種との関連にしぼって、その言説を検討してみましょうにゃ。

まず、日本ホメオパシー振興会 予防接種とホメオパシーをご覧くださいにゃ。どこから突っ込んでいいかわからにゃーほどデタラメ満載にゃんが、まずは予防接種についての基本的見解が述べられているところを引用しますにゃ。


予防接種のリスクについて、少しお話します。小児疾患は子どもの成長に必要なワン・ステップであるという考えが最も合理的ではないでしょうか。そのようなものを無理やりに抑制してしまうのは、何かの弊害を伴うと思われます。子どもは病気によって現存する悪いものを外に出して、さらに健康な状態になろうとしているわけです。そのような過程を経験して子どもはさらに成長するのです。これが自然の摂理に則っている成長過程です。ですから、そのような必要なものを除外してしまうこと自体が、子どもの成長にとってリスクになると考えられます。



ふむふむ、小児疾患に罹患することは自然の摂理であり、それを抑制することこそがリスクになるということにゃんな。

彼らは、例えばマラリアをどう考えているんだろか?

マラリアによる死者数、2006年は約100万人 WHO 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

「WHOは「2006年には、33億人がマラリア感染の危険にさらされ、そのうち推定2億4700万人が感染したとされている。マラリアによる死者数は約100万人で、そのほとんどが5歳以下の子ども」だとしている。」

そうなのだけれど、マラリアでガキが死にまくるような地域で患児の家族や医者を前にして「小児疾患は子どもの成長に必要なワン・ステップ」なんてことを言えるものなのでしょうかにゃ?


それにしても、予防接種で感染症が激減したということは基本的な知識だと思っていたんだけど、そのあたりはどうなってんだろか?



戦後、上下水道が完備されました。昔は下水も飲み水も同じだったわけですが、今は分かれています。それで急激に衛生状態が向上しました。これによって、病気が激減しました。その要因を一つ何か挙げるとしたら、水洗便所の普及が大きな影響を及ぼしたと言われています。


この時期は、確かに予防接種が広く行われ始めた時期と一致しています。そのため、予防接種のために健康状態が改善したとか、余命が延びたとか主張する方もいらっしゃり、私たちもそれを信じがちですが、それは間違いです。総合的な衛生状態の改善が健康状態を改善したのです。


現在でも上下水道が完備されていない地域というのはたくさんあります。そのような地域で予防接種がたくさん行われた場合もありますが、全然だめですね。それは何を意味しているのかというと、予防接種だけで寿命を延ばしたり、健康状態を改善することは不可能であることを証明しているわけです。



ふむふむ、感染症の激減は公衆衛生の向上によるものであり、予防接種が寄与しているわけではない、とのご主張ですにゃ。

天然痘の撲滅という事実はどうなっているのでしょうかにゃ?

国立感染症研究所のサイトから引用しますにゃ。


1958 年世界天然痘根絶計画が世界保健機構(WHO)総会で可決された。当時世界33 カ国に天然痘は常在し、発生数は約2,000 万人、死亡数は400万人と推計されていた。ワクチンの品質管理、接種量の確保、資金調達などが行われ、常在国での100%接種が当初の戦略として取られた。しかし、接種率のみを上げても発生数は思うように減少しなかったため、「患者を見つけ出し、患者周辺に種痘を行う」という、サーベイランスと封じ込め(surveillance and containment)に作戦が変更された。その効果は著しく、1977年ソマリアにおける患者発生を最後に地球上から天然痘は消え去り、その後2年間の監視期間を経て、1980 年5月WHO は天然痘の世界根絶宣言を行った。


IDWR: 感染症の話 天然痘


「現在でも上下水道が完備されていない地域というのはたくさんあります。そのような地域で予防接種がたくさん行われた場合もありますが、全然だめですね。」というホメオパシー啓蒙者の言っていることがいかにデタラメか明らかにゃんね。

年間400万人が犠牲者となっていた天然痘は、上下水道の完備されていない地域で、種痘(予防接種)、しかも患者を見つけ出しその周囲に予防接種することにより根絶されたわけだにゃ。

他にも山のようにデタラメがあるけれど、とりあえず上記の鮮明な例だけにしておきますにゃ、キリがにゃーし。


では、3月に日本ホメオパシー財団まで設立した、日本ホメオパシー医学協会のほうはどうなっているのでしょうかにゃ?

ここの会長の由井寅子氏が「予防接種トンデモ論」という著作を2008年7月に出版していますにゃ。で、この本のアマゾンにおける書評のひとつをリンクしますにゃ。

Amazon CAPTCHA

僕が特に注目したのは、まずこの部分ですにゃ。


「風疹は感染率が比較的高いので、どんな女の子にも本物の風疹に感染する機会があります。さらに風疹は、子供の体に殆ど害を与えることがないので、風疹にかかった子供はできるだけ多くの子供が本物の風疹に感染して信頼性の高い免疫が得られるよう、学校に送り込まれることが推奨されるべきです。」(P194 より引用)



にゃんじゃこりゃああああ(松田優作風に


予防接種拒否という、二重の他者危害


まず、予防接種の拒否と、その帰結である「感染パーティ」が自分たちのガキへの虐待にあたる可能性が高いことについては、冒頭でリンクしたエントリのブクマコメでも指摘されていますにゃ。また、ホメオパシーは現代医学に対して否定的なので、医療ネグレクトという虐待につながりやすいことについては、ホメオパシーと医療ネグレクト - NATROMの日記からも明らかですにゃ。


しかしね、感染者を「学校に送り込まれることが推奨されるべきです」となると、もうこれはバイオテロだろ。風疹はそんなになめてかかれる感染症ではにゃーぞ。

しかし

病気にかかることが自然の摂理であり、予防接種を否定するホメオパシーの理路からすると、感染症をまわりにばらまくことはむしろ「善」ですらあるということになるはずなのだにゃ。冒頭にリンクした事例でも、親は水ぼうそうのガキを連れて歩き、他人(まあ、同じホメオパシー賛同者ではあるけれど)の家、しかも未感染のガキのいる家にあがりこんでいるにゃんぞ。これを善意でやっているのだにゃ。

  • 感染症を周りにまき散らすのが、ホメオパシーにおける善意の行動

ということになるのだにゃ。ガクブル。


「ホメオパシーを理解しないヒトタチに、感染症をまき散らすような真似はしません。しかし、自分のこどもには予防接種を受けさせません」

という反論があるでしょうにゃ。ちょっと検討してみましょうにゃ。


ページが見つかりません - MSN産経ニュース

という記事をご覧くださいにゃ。この記事で、「95%の接種率を目指すが、同年12月末で7割に達していない」とありますにゃ。なぜ95%が目標なのかというと、95%以上の接種率で麻疹(はしか)の排除が可能であるとWHOが疫学的に検討した結果だからということらしいにゃ。逆にいえば、接種率が目標に達してにゃーと、はしかは排除できにゃーわけだ。実際、日本は現在、はしかの輸出国として国際的な批判をあびているようにゃんな。

もちろん、ホメオパシーははしかの予防接種も否定にゃんね。


はしかに限らず、接種率が一定以下になると感染症が流行するということはよくおこるようですにゃ。典型は百日咳ですにゃ。詳しくはやはり感染研のサイトIDWR:感染症の話 百日咳を参照のこと。もちろん、このあたりの情報も、ホメオパシー啓蒙者のお歴々のいっていることとはまるで矛盾していますにゃ。

つまり

予防接種を拒否するということは、集団の感染リスクを高め、感染症の根絶を妨害するということになりますにゃ。自分のガキを危険にさらすだけでなく、他者への危害になるということなのですにゃ。


カルトというべきではないのか?

カルトというコトバは、もともと反社会的な宗教団体を指していっていたけれど、最近はそれだけでもにゃーようだ。狂信的環境保護団体を「環境カルト」といったりもするようだしにゃ。Wikipedia:カルトによると、「フランスの下院(フランス国民議会)で採択された報告書『フランスにおけるセクト』は「通常の宗教か、セクト(カルト)か」を判定する国際的な指針の一つとされている」そうで、この基準からホメオパシーを見てみると

【精神の不安定化・肉体的保全の損傷・子供の囲い込み・反社会的な言説・公秩序の攪乱】あたりはあてはまっているのではにゃーのか?


先ほどリンクした、アマゾンの書評において shu氏は以下のように指摘しますにゃ


この本で注目すべきは、ホメは新たな言い訳を考案したようです。それは『ホメオパシーが効かない』のは予防接種をはじめとする、医原病が背景にあるからだという主張です。

これは霊能力者が公開実験で失敗した時に、実験環境のせいにするのと同じ、言い逃れの常套手段です。全体的な構成も霊感商法やマニュアル商法と同じく、最初に患者さんの苦痛にフォーカスし、その悲惨さ、苦しさを大きく取り上げ、それらを無根拠な言説で医原病と断じる。読者の不安を徹底的に煽った上で、それらに対する唯一のソリューションはホメオパシーだと言い切る。


このロジックもカルトの典型ではにゃーか。


予防接種という明らかに人類にとって福音といえる医療技術を否定するどころか敵として認定し、公衆衛生の妨害がその「教義」になってしまっているのだにゃ。


以下、思いつくままにホメオパシーとカルト宗教の共通点を列挙してみますにゃ。

  • 物質文明に対する疑念や批判をもつヒトがとりこまれやすい
  • 人間関係、友人関係を基盤とすることが多く、抜け出しにくい
  • 「教祖」からのトップダウン
  • 外部に敵をつくり、そこに悪の根源があるとする
  • 認知的不協和は陰謀論で回避(ホメオパシーの場合は、製薬会社や官僚の陰謀)

砂糖玉や希釈水のような安上がりの方法で万病に効果があるのだったら、各国は争ってホメオパシー医療を導入するはず。製薬会社の陰謀論をわめきちらすのもいいが、例えばマラリアでガキがごろごろ死ぬのを見ている医師ひとりひとりもみな騙されているとか陰謀に加担しているとでもいうつもりなのだろうかにゃ?

  • 「教祖」の発言はウソまみれ
  • 「信者」の囲い込み

この「信者囲い込み」についてはホメオパシー 体験談紹介を参照のこと。典型的なカルト宗教の囲い込みだろ、これ。


また、学問的な装いをして書籍やセミナーなどで「勉強」させていくシステムについては、「幸福の科学」と似ているのではにゃーかと思いますにゃ。ホメオパシーのほうが、より学問的体裁を整えているようにゃんが、由井氏の著作では「カルマ」とか「ノストラダムス」とか出てくるらしいので、そのあたりも幸福の科学っぽいよにゃ。


日本人は宗教に対しては警戒するヒトが多いですよにゃ。しかし、物質文明に対する疑念を持つヒトも少なからずいるわけだにゃ。まあそれ自体は健全だろ。

こうしたヒトを取り込むためには、反体制運動とオカルト - 地下生活者の手遊び で指摘した、「良き新しい科学」つまり科学を擬装したオカルトがいいんでしょうにゃ。


ホメオパシーの言説内容自体は、「シャクティーパッドで病気が治る」という馬鹿宗教(=ライフスペース)と変わるところはにゃーわけだ。シャクティーパッドだって、プラセボ効果はあるだろうしにゃ。むしろ、言説の反社会性はホメオパシーのほうがでかいというのは断言してもいいくらいだにゃ。ライフスペースはバイオテロなんて推奨してにゃーからな。それどころか、条件がそろえば、ホメオパシーの「教義」ではオウム真理教よりはるかに大量のニンゲンを抹殺しかねにゃーぞ。オウムのように「善意」でね。


カルトと見なすことの利点

ホメオパシーをカルトの一種と見なすということは、ホメオパシー「信者」の親や、結果的に虐待の対象となってしまったそのガキへの対処法に、カルトへの対応マニュアルを適用するというメリットがあると考えますにゃ。

カルトへの対処法の基本として、末端の「信者」を馬鹿にしたり非難したりすることはつつしむというのがありますにゃ。そんなことをしても意味がにゃーんだな。基本的には騙されているわけだし、非難しても聞く耳を持ってくれにゃーし。

で、親を非難はしにゃーとしても、ガキが被害にあったらとりあえずしかるべき機関が介入してガキの安全を保護するのが望ましいというところも使えるのではにゃーかと。


無論、ホメオパシーにおいては、狭義の宗教カルトや政治カルトのように個人への拘束が強いわけではにゃーことは承知していますにゃ。ホメオパシーって、西欧のアッパーミドルで流行った代替療法なので、なんとなくおしゃれでしかもエコで自然志向っぽいので、受容されているというところもありそうだからにゃ。ガチガチに入り込んだ各個人というのは、カルト宗教のように多くはにゃーだろうと思われますにゃ。


しかし、デタラメに基づいてガキを医療ネグレクト(=虐待)し、そのうえ感染症流行に寄与するような「教義」を持つ集団であることは肝に銘じる必要がありますにゃ。

もしも僕の住んでいる町で、ホメオパシー「信者」が増えた場合、ある時点から感染症が流行するリスクが高くなるということになりますからにゃ。また、母数が大きくなれば、感染したガキを学校や保育園・幼稚園に「善意」で登校・登園させるバイオテロ犯もでてくるかもしれにゃー。公衆衛生や、教育、保育、児童福祉の関係者は、それなりに注意してもよいのではにゃーだろうか?

まあ、現段階では公衆衛生に影響を与えるほどの母数ではにゃーとは思うのだけれど。


参考

ホメオパシー一般について

幻影随想: ホメオパシー・オン・トライアル―ホメオパシーは詐欺か治療か―

幻影随想: 沖縄県の小中学校にニセ科学注意報発令中―ホメオパシー汚染―


特にインフルエンザとの関連について

kikulog

kikulog

takanorikidotakanorikido 2009/05/14 08:36 グレッグ・イーガンの『TAP』って短編集に
ちょうどこれっぽい話がありますな。
(どれかまでは微ネタバレっぽいのでリンク先参照。)

彼は現代最高のSF作家と言われているとともに
オーストラリアの移民政策に本気でコミットしていたりするらしい、
なかなか立派な人物なのですが、

彼の本(特にこの短編集)からは人類最先端の左派的思想の
持ち主が20世紀後半のいろんな過ちや行き過ぎを精算しようと
格闘している過程が見えて、とてもとても面白いのですよ。

ravenclawravenclaw 2009/05/14 08:55 概ね同意です。でも気になることが二つ。

1)教授の受け売りでソースを読んでいないので断言はできませんが、感染症激減の主因が公衆衛生であり予防接種でないという意見は、あながち間違っているとは言えないのではないでしょうか?
教授が資料にしたと思われるのは以下の文献です。
McKinlay, John B., and Sonja M. McKinlay. “The Questionable Contribution of Medical Measures to the Decline of Mortality in the United States in the Twentieth Century.” Milbank Memorial Fund Quarterly (Summer 1977): 405-428.
まあ、だからと言ってホメオパシーの信用性が増すわけでは決してありませんけどね。

2)日本のような先進国では、社会にとって危険な代替医療をカルトとして扱えるかもしれませんが、途上国ではどうなるのでしょうか?
インドは文化的・経済的理由からホメオパシー大国のようですし、「The Spirit Catches You and You Fall Down」のHmong族のように、代替医療が文化・宗教に根付いてしまっている場合もありますよね。
十分な科学教育を受けたはずの人間が、十分に科学の恩恵を受けられる社会でそれを拒絶したら批判されて然るべきだと思いますが、そうでない人たちにはどう対応するべきでしょう?
上記の本では、アメリカ人医師が患者の両親を児童虐待で告発するなどしましたが、結果は・・・
日本でも、今後代替医療信者が増えるとしたら、いずれは少数の狂信的行為という見方をやめ、文化の相違という見方をしなければならなくなるのでしょうか?

ravenclawravenclaw 2009/05/14 09:41 あー「The Spirit...」は例として不適切でしたね、少なくともLee一家は周囲を感染リスクに晒すような真似はしなかった。
逆に言えば、「医学を信用していないのに医者にかかる」患者が一人いるだけでも膨大な人的資源が無駄になることを考えると、確かにホメオパシーは反社会的ですね。

しかし、カルトというラベリングがもたらすものは差別と対立でしかない・・・ような気がしてなりません。

うさぎ林檎うさぎ林檎 2009/05/14 10:48 今回の新型インフルエンザの死者がメキシコで多数発生したのは、医療サービスがあまり充実していない故に、ホメオパシーなどを含む代替医療が関与している事が一部報道されています。しかしホメオパシー側は、インフルエンザ患者を救ったと吹聴しているようです。
私はホメオパシージャパンは過激な主張を声高にする分、賛同者の発言もかなり危ない領域に踏み込んでいる印象があります。またこれらの活動が、学校の養護教員や日本助産師会に食い込んでいるのも不安材料です。
イギリスはチャールズ皇太子が嵌っているせいか歯切れが悪いのですが、欧州・米国では徐々にホメオパシーを医療として扱う領域が減少しているために、さほどホメオパシーに知識の無かった日本での市場拡大が進んでいるのかもしれません。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2009/05/14 12:44 どもですにゃー>みにゃさま
広く読んで欲しかったという目的は達成できそうで、ブクマすべてに☆を進呈させていただきましたにゃ。ブクマコメへの応答も予定していますにゃ。

>takanorikido

オモチロそうだ。読ませていただきますにゃ。


>ravenclaw

予防接種込みで公衆衛生と考えるのが正当なのではにゃーかと思いますにゃ。
ホメオパシーの公衆衛生概念がおかしいと見るべきではにゃーかと。
また
ホメオパシーの主張は、予防接種には根拠がない・害がある、というものなのだから、そこに対する反証にはなっていると考えますにゃ。

インドではホメオパシーは半ば公的な医療として普及はしているようだけど、問題も指摘されているようですにゃ。
代替医療が文化的なものと結合してしまった場合については、もうちょっと考えてみますにゃ。ただ、ホメオパシーに関しては、西欧近代主義の負の側面としての相対化はしやすいかもしれにゃーですね。

「カルトというラベリングがもたらすものは差別と対立でしかない・・・ような気がしてなりません。」
という批判はもっともなものと思いますにゃ。
ただ、僕がいいたいのは現実にカルトとかぶる部分があり、対応する側がカルトと見なした方がよいのではにゃーかという点ですにゃ。また、受容のされ方、ホメオパシーの現段階でのイメージを考えると、カルトと呼ぶことは意味があるかもしれにゃーと思いますにゃ。
まあ、レッテル貼りによって少数を先鋭化させてしまったら、危険性が増すという反論ももちろんありえるけれど。


>うさぎ林檎

「ホメオパシー側は、インフルエンザ患者を救ったと吹聴しているよう」
ホントにウソまみれにゃんなあ(げんなり
ご指摘の論点のいくつかについては、新しいエントリをたてるつもり。

不如帰不如帰 2009/05/14 12:53 疑似科学(ニセ科学)という言葉を使わなかったことホメてつかわす。あちらもあちらで危険なカルトに同じ。

ただ一ついわせてもらうと、私の知るホメオパシーは予防接種を否定していないということです。できるだけ手を加えない、より自然にという傾向はあるものの本来のホメオパシーは危険なものでもカルトでもないと思うのですが。もちろん崇高なものでも誉められたものでもありませんが、ここはやはりホメオパシーそれ自体の問題なのかホメオパシーを悪用する輩の問題なのかを区別するべきだと思う。またそうすることで新たな問題も見えてくると思うのです。自分はホメオパシーを悪用している連中の背後に何が隠れているのか気になってしかたありません。

e10goe10go 2009/05/14 13:01 >さらに風疹は、子供の体に殆ど害を与えることがないので、風疹にかかった子供はできるだけ多くの子供が本物の風疹に感染して信頼性の高い免疫が得られるよう、学校に送り込まれることが推奨されるべきです。

学校保健法施行規則(出席停止の期間の基準)第二十条,ホ,風疹にあつては、発疹が消失するまで。
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8a%77%8d%5a%95%db%8c%92&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S33F03501000018&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1
ホメオパシーを礼讃する連中は、自分の言説が法律違反に値するのを気にしないんだろうね。

naok1991naok1991 2009/05/14 16:08 スンごく同意するんですが、日本だけかどうかはわかりませんが、何かを強く信じてる人(宗教でも政治でも思想でもカルトでも)を、鼻で笑う風潮がなくなれば、カルトは少なくなり力も弱まる気がします。閉鎖された場所で再帰的に働く力がわたしは怖いです。少数派をよりマイノリティーにしていくシステムみたいなかんじがしてなりません。

en_nutmegen_nutmeg 2009/05/14 18:40 別にホメオパシー信奉者ではないんですが、
小児疾患(小児伝染病?)とマラリアを同列に語るのはちょっと飛躍してるのでは?

例えば代表的な小児伝染病の水ぼうそうなら
子供が罹る分には症状も軽いし、
かかってしまえば一生消えない免疫を獲得できます。
風疹、おたふくかぜなどもそうです。

そもそもマラリアは小児疾患(小児伝染病)ではないですし、
免疫の獲得は容易ではないはずです。


ところで、私も子供のころ、35年くらい前ですが、水ぼうそうの友達の家に遊びに行かされました。「うつしてもらってこい」って。
生活の知恵みたいなものだと思っていたのですが、
最近の若い人はそういうことないのかな?

lifespiellifespiel 2009/05/14 22:35 内容読まず書き込みますが、ホメオパシーはカルトショッピングの間ではかなり定番のようです。
某宗教団体の会員でホメオパシーにどっぷりハマっていてそれを周りに勧誘している人を見た事があります。
ただの塩や砂糖を薬と称して2000、3000円で売っていたりします。
いかれています。

att460att460 2009/05/15 00:15 水痘(水疱瘡)・帯状疱疹について:横浜市衛生研究所
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/disease/chicken1.html
>1-19歳のこどもで低くなっています(こども患者10万人対で1-1.5人の死亡)

これは死亡率ですので、水疱瘡で苦しむ確率はかなり高いでしょう。

水痘(水疱瘡)予防接種に関するQ&A
http://www.health.nsw.gov.au/resources/publichealth/immunisation/varicella/vari_immunisation_consent_jpn.pdf
#なぜか、オーストラリア政府機関のものですが、

予防接種によるリスクはかなり低いようです。

ホメオパシーに対する注意まで記載されていますね...


http://www.iph.pref.osaka.jp/news/vol20/20-1.html
麻疹も馬鹿に出来ないようで。


>生活の知恵みたいなものだと思っていたのですが、

現在、安全性の高いワクチンがあるのに、わざわざリスクの高い方法を取る意味は無いでしょう。

att460att460 2009/05/15 00:25 感染症内科:大人のおたふく風邪の予防注射について:インターネット医科大学:@nifty
http://health.nifty.com/cs/catalog/idai_qa/catalog_2283_1.htm

おたふく風邪も馬鹿に出来ないようで。

予防接種にもリスクはありますが、そのリスクは実際に感染するよりはるかに低い様で。


本文で触れているように、社会防衛という面もありますね。

予防接種を受けていない人が感染せずにすんでいるのは、予防接種を受けた人たちが一種のバリアとして守っていてくれるからかもしれないですね。

DocSeriDocSeri 2009/05/15 17:10 >35年くらい前ですが、水ぼうそうの友達の家に遊びに行かされました
ちょっと水痘ワクチンの開始年を確認できなかったのですが、比較的新しいワクチンのようで、恐らくその頃はまだ予防接種がなかったのではないかと。
自然罹患すると後々帯状疱疹に苦しめられるなどのリスクも高まりますし、予防しておくに越したことはないですね。

>そもそもマラリアは小児疾患(小児伝染病)ではないですし、免疫の獲得は容易ではないはずです。
小児疾患の定義がよく判りませんが、「幼児が罹る病」であれば充分にその定義を満たしているように思えます。「ほとんど幼児のうちにしか罹らない病気」ではありませんけども。
で、ホメオパスの主張は「子供が病気に罹るのは自然なことなので妨げるな」ですから、それがマラリアであれ大した違いはないのでは。
で、この部分は文脈上「予防接種の否定」の話ではなく「わざと罹患させる」についての話ですから、ワクチンで予防できる病か否かも重要ではありません。

kogekoge 2009/05/17 00:47 それどころか、こんな国(一応日本以上の先進国らしいです。後期中等教育への進学率が7割らしいですが。)もあるんですが。
http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20081004/p1
これは、上流階級はシェルターの中でちゃんとした医療が受けられるから、下層階級でいくらパンデミックが起こっても知ったことか、それより医療費削減のほうが大事だという話なんでしょうか。

じゅんじゅん 2009/05/17 23:35 マラリアの例を持ち出すまでもなく、予防接種というのが病気を「無理やりに抑制」するものではなくて、毒性を弱くしたウイルスを積極的に投与することで免疫を作り出すものなのだから、「原理的には一度感染するのと同じこと」っていう基本的な知識で反論終了だと思うのですが。
上のコメで「生活の知恵」って出てたけど、その「生活の知恵」をより安全性の高い方法(強力な病原体そのものに感染させるのではなく、毒性を弱めてから投与)で行うのが予防接種なんだから。

うさぎ林檎うさぎ林檎 2009/05/18 11:14 最近のホメオパシー側は、ホメオパシーが効かない時の理由に「予防接種」持ち出すのが手口です。
自閉症が「予防接種」のせいだとも言っていますね。
笑うしかないんですが、「月の光」「般若心経」のレメディ(砂糖粒)もあるんですよ。

taroumaru_ootaroumaru_oo 2009/05/18 14:26 ホメオパシーをカルトと呼ぶことには何の抵抗もない。しかし、新型インフルエンザの対応に関しては、ホメオパシーなんかと比べものにならないくらい国民に大きく影響を与え、権力として医療者全体に命令する厚労省の方針も反社会カルトといっても良いんではないか。

関西方面での新型インフルエンザの広がりはおそらく全国的に拡大することになるだろう。それがインフルエンザの特性なのである。
検疫での水際阻止を中心に対策していた厚労省は現在「これ以上広がれば見直しも検討するが現状では限定的な発生とみている。何でもかんでも発熱外来に誘導しては、限られた医療資源の下、キリがなくなる」と釈明しているが、新型インフルエンザが発生したら水際阻止できないことなど、専門家はわかっていたし、現実的な対応ができるように以前から注文を出していたようだ。
木村 盛世(厚生労働医系技官)のサイトが興味深い。
http://www.kimuramoriyo.com/

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2009/05/20 09:48 返事が遅れててごめんね>みにゃさま

ここのコメント欄、ブクマコメ、トラバなどに対する応答エントリをあげたいのだけど、困ったことにちょい風邪ぎみ。なんか、イヤな時期に風邪をひいてしまったものだにゃー。

gurenekogureneko 2009/06/06 02:26  実に勉強になりました。生まれて初めて緑スターも使いました。
 日本が麻疹大国だという情報は今迄嫌と言う程聞かされてきましたが、その一因にこんなカルトが絡んでいたとは今日まで全く知りませんでした。
 ホメオパシーについては、ずっと昔にガードナーの『奇妙な論理』で一度だけ読んだだけでした。その時は「アメリカには馬鹿な人が多いんだな。」と思ったものですが、まさか日本にも着々と根付いていたとは・・・。
 読んでいる途中、「うわ、オウムより酷い・・・。」と感じました。しかも記事の後半にその感想まで先を越されていたので、心の底から感動しました。

att460att460 2009/09/21 21:29 shuさんの書評が「404 - ドキュメントが見つかりません。」となっていましたので、気になって調べたのですが、どうやら削除されたようです。

shuさんのレビュー欄も空となっていました。
http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A1957FTSA7P4EH

評価が高かったように思うのですが、何故でしょうか...

aa 2010/03/01 17:37 わたしの思うところを言い表してくれている部分が多かったです。勉強になります。
会に医学というふうにつけると一般の人には、もう区別がつきにくくなってしまう。明らかに医学とは違うように感じます。
信じるところのものがあってのことなので一方的に否定するのも違うと思いますが、混同させるのは何かが違うとわたしは感じています。

通りすがり通りすがり 2014/04/05 15:21 まあそれはそうにゃんだけど、にゃーにゃーうるさいにゃー
てゆうかホメオパシーが実害を育むに至った様々の社会的背景、WHOの暗部はさておきせめて最低限の医療にょ暗部についてにょなんと全無視または全無知が、なんと全開にゃー☆満開にゃー☆ 
つまり貧弱脆弱な思考癖がたたって無意識にじつは暴走してる短絡と皮相に、にゃーにゃードヤ顔でちょーしこく前にまず気づこうにゃーにゃーにゃーwww

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