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2011-06-14 移住リスクと被曝リスク

フクシマ被災者が移住を避けるべき4つの理由


では、前回記事の補足ですにゃー。前回記事と併せてお読みくださいにゃー。


ストレスが健康に及ぼす影響

ストレスは、内分泌系および神経系に大きな影響を与え、心疾患(特に虚血性心疾患、いわゆる心臓発作)や脳血管障害(脳出血脳梗塞など)の直接的な原因になりえますにゃ。また、当然に精神的な影響は大きく、うつ病などから自殺の要因になり、さらには暴力事件にも関係するってのは常識的見解にゃんね。そして、アルコールや薬物などの過剰摂取により間接的に精神的身体的健康に悪影響を与えるというのも誰でもわかるところですにゃ。


1980〜90年代のロシアなどの平均余命はなぜ下がったか

以上のことを理解していただいた上で、下のグラフを見てもらいましょうかにゃー。

f:id:tikani_nemuru_M:20110609002746p:image

図録▽ロシアの平均寿命の推移 より引用


チェルノブイリ事故が86年で、確かにその後、旧ソ連諸国の平均余命は低下しておりますにゃ。

ただし

チェルノブイリの放射線汚染がもっともひどかったとウクライナベラルーシではロシアほどの平均余命の落ち込みはにゃーですね。そして、ベラルーシの男女別の平均余命を見ると、♂の平均余命の落ち込みが激しいにゃー。放射線の被害に性別は特段に関係にゃーはずなので、どうもこの平均余命の落ち込みを放射線の被害と見做すのには疑問符がつきますにゃ。

平均余命の落ち込みをチェルノブイリの放射線の被害と考えると

  • 1)ベラルーシやウクライナよりもロシアで平均余命がもっとも落ち込んでいることを説明できない
  • 2)ベラルーシで男性のほうが女性よりも顕著に平均余命が落ち込んでいることを説明できない

まあ、他にもいろいろと突込みどころはあるけど、それはリンク先でご確認くださいにゃー。


では、もうひとかたまりのグラフ群を見てもらいましょうかにゃ。なるべくリンク先を直接見てもらったほうが読みやすいと思いますにゃ。

f:id:tikani_nemuru_M:20110609002745p:image

http://ow.ly/i/bG2H/originalより引用

ロシアにおいては、♂の平均余命とアルコール消費量が見事に逆相関をしているのが見て取れますにゃ。

そして、死亡原因としては虚血性心疾患・脳血管障害・不慮の事故が顕著に増加し、他に増加しているのが自殺・他殺・その他暴力ですにゃ。他方で、白血病も固形癌も特に増加は見られにゃーですね*1


これらのグラフを見れば、旧ソ連諸国で1980年代の終わりから平均余命が下がったのは、ソ連邦崩壊による社会的なストレスが直接的あるいは間接的(飲酒などをとおして)に心疾患・脳血管障害・自殺・他殺・暴力事件を引き起こした結果であると考えるのが妥当なんでにゃーかな?*2。チェルノブイリ事故の影響とは考えにくいんでにゃーの?*3

この【ソ連邦崩壊による社会的なストレスが健康悪化の原因】というモデルでなら、もっとも混乱のひどかったロシアでもっとも平均余命の落ち込みがひどいこと、♀に比べて♂の平均余命の落ち込みが顕著なこともばっちり説明可能ですにゃー。


放射線被曝の被害を否定しているわけではない

誤解してほしくにゃーのだが、チェルノブイリ事故の放射線被曝によって健康被害などありえにゃーと主張しているのではにゃーのだ。現地の医師などの体験による白血病やガンなどの増加という主張を否定するつもりはさらさらにゃー。放射線被曝は深刻な問題だと考えているし、だからこそ3.11以前にも原発に反対するブログ記事をあげているのだにゃ。

しかし

低線量の放射線による健康被害は、社会的なストレスによる直接あるいは間接的な健康被害とは比べものにならにゃーほど微妙だということは、どうみても明らかだろうと言っているのですにゃ。


100mSv/年の被曝で0.5%ガンの罹患率死亡率が増えるという広く承認されているモデルというのは、仮に10万人のうちで1000人ガンになるとして、その10万人が一年間で100mSvの被曝をすると、1005人がガンになるであろうガンで死亡するであろうというモデル。(←この記述はおかしすぎるので、「現在の日本では死亡原因の約4分の1がガンだといわれており、仮に25%ジャストがガンで死亡するとすると、ガンの死亡率が25.5%になるということ。」と差し替えます。不確実な記述申し訳なし。6/19 23:30ごろ)。そして、お探しのページが見つかりませんでした。:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] を見てもらえば分かるけど、日本国内でも県別でのガンの死亡率は0.5%とは桁違いに大きな開きがありますにゃー。これは、低線量被曝よりも生活習慣などの他の要因によってガン発生率が左右されるであろうことをはっきりと示しておりますにゃ。


繰り返すよ。チェルノブイリ事故の放射線被曝の害がないともどうでもよいとも言うつもりはにゃーの。ICRP(国際放射線防護委員会)の報告が、原発擁護の側によっていてどうも信じがたいという理屈を認めて被害はもっと大きかったという前提に立ってもいいのだにゃ。

放射線被曝の健康リスクにおいて、どんなに悲観的なモデルをもってこようとも、それでも、ソ連邦崩壊という社会変動にともなうストレスの健康被害はあまりにも巨大であって、ストレスの健康被害と【比較すれば】、放射線被曝の健康被害は圧倒的に小さいだろうといっているのだにゃー。


中間まとめ

つまり、前回も引用した「チェルノブイリ事故の精神面への影響は生物学的なリスクに比べ非 常に大きかった」との91年国際原子力機関の報告は、【原発御用学者】のものであるとはとてもいえにゃーと思われますにゃ。

精確には、

  • チェルノブイリ事故とその処理の社会的・政治的な混乱により、精神的ストレスがもたらす健康への悪影響は、被曝による放射線医学的な悪影響よりもはるかに深刻であった

これは今の日本でも起こっていることなのではにゃーのかな?

それこそ、チェルノブイリに学ばなくてはならにゃーだろう。


また、これもしつこくいっておくけど、精神的なものがもたらす健康への悪影響も原発のリスクのひとつであり、政府・東電にはこれを軽減し補償する責任があることは言うまでもにゃー。


強制移住がどんなに大きなストレスを与えるかを考慮すれば、低線量被曝が予想される地域をそうそう簡単に居住不適当な地域にするのはまずいわけですにゃ。居住も選択できるようにせねばならず、そして居住者には社会的・心理的・経済的・医療的ケアをしなければならにゃーわけだ。

もちろん、どうしても住みたくにゃー人は出て行くしかにゃーですね。そうした人たちに対しても手厚く補償すること自体は当然だにゃー。


前回エントリには「原則居住」と書いたはずなんだけど、どうも僕が居住を強制しているかのような誤読をしていたヒトがブコメにもコメント欄にもいましたにゃ。居住か移住かは当人が決めることは自明として、行政側は居住にインセンティブをもたせるような施策をすべきというのが「原則居住」の意味にゃんね。

では、なぜ居住にインセンティブを持たせるべきかについて以下に説明しますにゃー。


ストレスをどう軽減するか

前回エントリのブコメで、

「移住もストレスだろうけど、残ってもストレスにさらされるだろ。残ったら放射線とストレスのダブルパンチじゃないの?」

という旨の意見をいくつかいただいていますにゃ。もっともな反論にゃんね。



ストレスに対処する過程はコーピング(coping)と呼ばれる。コーピングとはストレスに対してなされる認知的・行動的な努力のことである。


ストレスへのコーピングを支えるものとして考えられているのが、個人のもつ心理的・社会的資源である。具体的な資源としては、健康、知的能力、問題解決スキル、ソーシャルスキル、ポジティブな信念、物質的資源(お金)、ソーシャルサポートなどである。


なかでも、ソーシャルサポートが十分に得られるときに、個人はストレスフルな状況にもっともよく対処しうる。十分にソーシャルサポートが受けられるというのは、支援的な対人関係に恵まれ、いろいろな物質的・心理的援助が得られるということである。


培風館「心理臨床大事典」初版P47〜48 より引用者の責任で抜粋まとめ


コーピングとそれを支える資源という視点を導入させていただきますにゃー。

先程のロシア平均余命グラフで、♂がストレスに弱いということは明らかにゃんね。これはジェンダー論なんかも絡むだろうけど、一般に♂は♀よりもコーピングが下手だという話がありましてにゃ。♂はストレスに晒されるてもうまく対処できずに、酒量がふえて自滅すんのだにゃ。また、コーピングを支える資源、というのはアマルティア・センの潜在能力概念とだいぶ重なるところの大きいものに思えますにゃー。


さて

社会的な排除や差別ってのは、それ自体がストレスの大きな要因であるうえに、ストレスに対処するための資源の欠如でもあるという意味で実に大きな問題なのですにゃ。ストレス対処にとっては、社会的サポートが受けられにゃーってのは最悪なんですにゃー。


移住先に何らかのツテがあればまだいいけど、まったく知らぬ土地に放り出されたら、移住ストレスに対処するための最重要資源である社会的サポートがにゃーんだ。仮に移住先の自治体が最善の対処をしたとしても、社会的サポートのうちでも重要項目であるコミュニティはなかなか得られるものではにゃー。


そして

社会的サポートってのは行政だけがやるものでもにゃーんだな。


地縁・血縁といった原初的なコミュニティは、危機対処にあたって大きな役割を果たし得るし、同じように被害にあい同じように苦労した者どうしの連帯というのもあるだろうにゃ。ストレス対処とはちょいことなるけど、依存症からの脱却においても、同じ経験を共有している人たちのコミュニティというのは、大きな治療の成果をあげるということも知られていますにゃー。


コミュニティというと脊髄反射的に嫌う連中がいるけれど*4、本当に追い込まれてしまった人たちにとって、コミュニティは絶対不可欠なものだといえますにゃ。


あと、新しい環境に対するガキの適応力をあげるブコメがいくつかあったけど、ガキが適応力を持てるのは、家族コミュニティがしっかりと機能しているときなんでにゃーの?

ガキがストレスに強いとでも思ってんでしょうかにゃ?

無茶な移住で社会的サポートがなく、家族コミュニティがなかなか機能しにゃー状態で、しかも放射線被害デマの典型たるフクシマ出身者差別すらあるこの状況で、ガキの適応力を期待するというのかにゃ? 無茶だろ。



いかにして長期的な補償をさせるか

前回エントリコメ欄で、以下の指摘をいただきましたにゃ。


protein_crystal_boy 2011/05/31 22:37

水俣病とか公害裁判でも判るようにさぁ、

国や原因企業は責任を認めようとしない傾向が強いでしょ。

規制値を緩めちゃうと

健康被害に関して国は因果関係を認めない方向に行くのじゃない?

それに居住地を失うことに対して賠償を要求する根拠になるのは

規制値を超えちゃったっていうことでしょ?

規制値を維持した上で移住などによる健康被害を

国や原因企業に徹底的に補償させる方が良いと思うよ。



これは確かにひとつの考え方だとは思いますにゃ。他にも、移住してちゃんと補償しろというブコメはありましたにゃー。

ただし、

この考え方だと、低線量で規制を行うことになり、その低線量での規制地帯で居住する人たちが【自己責任】ということになっちまわにゃーかと心配。どちらを選ぶにせよ、補償されなければならにゃーからね。

そして、やはり移住のほうが健康被害はでかいと考えられるわけで、なるべく健康被害が最初から少にゃーほうがいいと思いますにゃー。


また、

【徹底的な補償】というけれど、移住して全国に分散してしまって、行政や企業に徹底的に補償させるような社会的・政治的な存在感を保つことができるかってのはかなり疑問にゃんよ。

正直なところ、移住にともなう補償というのは、基本的に一時的なものであり、どう長くとも数年から長くとも十年程度であり、それ以降の補償ってのはムツカシイのでは?

今の日本のこの閉塞的な状況で、カネなし・コネなしで知らない土地に放り出されて、仮に手厚い補償を得られたとして一時的なものにすぎにゃーだろうってのはどうなのよ、と思っちまいますにゃー。


都合のワリイことはなかったことにしたがるニッポン人と日本の権力にとって、目立たなくなるように全国各地に被災者が移住して、雀の涙ほどのカネをだして、あとはなかったことにする、ってのがベストのシナリオではにゃーだろうか。


水俣その他の公害訴訟においても、徹底的に粘り強く戦った地元の人たちがいたからこそ、それなりの補償を少しずつでも勝ちとってきましたにゃ。

これからフクシマで生まれるガキが、年をくって死ぬまでの長きにわたり、健康被害に関して行政と企業に継続的な補償をさせるためには、そこに住んで社会的・政治的に存在感を示し、発言し続けることが大切なのではにゃーだろうか?


まとめ、4つの理由

  • 1)チェルノブイリ事故後の旧ソ連の平均余命データ、死亡原因データなどからは、低線量放射線被曝の影響よりも、社会的ストレスの影響が圧倒的に大きいことがわかる。また、低線量被曝(100mSv)の発ガン率ガン死亡率上昇は都道府県別の発ガン率ガン死亡率の違いにも遠く及ばない。放射線被曝の健康被害そのものより、事故処理にかかわる社会的・精神的ストレスが健康に悪影響を及ぼしたという、チェルノブイリで見られた事象が、今この日本で起こっているのではないか?

  • 2)ストレスに対処(コーピング)するためには、社会的サポートが必須であり、行政の支援ももちろんだが、コミュニティの果たす役割は大きい。フクシマの地域コミュニティを崩壊させてはならない。

  • 3)ヒロシマナガサキの存命被爆者(つまり低線量被曝者。被爆当時は子供だったひとももちろん多数)は、かえって長命であるというデータも知られている。つまり、低線量被曝の健康への悪影響は、事後的な医療ケアで取り返すことができる。

  • 4)行政や企業に長期的な補償をさせるためには、居住して社会的・政治的存在感を示し続けるのが有効。移住の補償は一時的である可能性がおおきく、結局【なかったこと】にされるのでは?

  • 以上の論点より、なるべく居住が続けられるような施策が積極的になされるのがフクシマの被災者にとってより望ましいと考える。具体的内容案は前回エントリで述べた。

  • また、【 ガキをリスクに晒すこと】、および、【 疫学的手法を用いてこの事例を考えること】への反発がコメント欄やツイッターなどで見受けられた。これについても思うところを述べたいが、別稿で行うこととする。

*1:一応いっておくと、小児がんというのはもともと件数が少ないので増えたとしても平均余命に影響を及ぼすことは考えにくい。まして、小児甲状腺がんについては死亡例も少ないはず。また、この統計はいわゆる原発利権とは無関係なWHOの統計であることにも注意。

*2:死亡原因として大きな不慮の事故も、社会の崩壊に伴うものと考えられる

*3:まあ、チェルノブイリ事故はソ連邦崩壊の直接的な引き金のひとつではあるから、その意味ではチェルノブイリ事故の影響といえんことはない

*4:前回エントリへの、id:harutabeのコメントが典型。コミュニティは抑圧的に働きうるし、ろくでもない権力主義者がコミュニティを錦の御旗に掲げることが多いなんてのは前提。しかし、追い込まれた者にとっての最後の頼みの綱であることもまた事実。 僕だって地縁コミュニティなんてうざってえしできれば関わりたくないが、それは僕が相対的に強者であるからにすぎない。 単純で浅薄なコミュニティ否定は、実は強者の論理だ。

nanasinanasi 2011/06/14 22:01 >>旧ソ連諸国で1980年代の終わりから平均余命が下がったのは、ソ連邦崩壊による社会的なストレスが直接的あるいは間接的(飲酒などをとおして)に心疾患・脳血管障害・自殺・他殺・暴力事件を引き起こした結果であると考えるのが妥当なんでにゃーかな?*

他の東欧諸国は社会的混乱にもかかわらず平均寿命を延ばしています。
いえいえ、東欧諸国だけではありません。
世界中のほぼ全ての国々で、平均寿命は延びました。
これは、20世紀後半の人類が達成した素晴らしい成果の一つです。

しかし、旧ソ連だけが「チェルノブイリ事故」を契機に平均寿命を縮めたのです。
恐ろしく特異な出来事だと言えるでしょう。

M悦男M悦男 2011/06/15 00:25 ストレスに抗するためには行政とコミュニティの社会的サポートが重要、これは当然。
ところで行政による相当に手厚い支援と濃密な地縁血縁が生きているアボリジニの現実は、しかしあんまり芳しくなかったりするらしい(非常に乱暴な言い方だが)。
アファーマティブ・アクション的な雇用施策も(とくに男らにとって)奪われた「狩り」という仕事のかわりにはならなかった。

つまりセーフティネットに加えて当然にどうしても必要なのが、将来の希望と、それに自力で近づくための手段。リアルな目標と手に馴染む武器、といおうか。

福島は首都圏にガンガン直送できる地の利を得て野菜や果樹の生産が盛んだけど「福島の桃」が「フクシマの桃」になっちゃって、プロの百姓がこれを武器として「戦えるぞ」と思えるだろうか。
いくら“風評”払拭に努めたところで、市場は残酷なもの。第一次産業への壊滅的打撃は避けられない。

ウチも農村地帯で、爺さん婆さんらはみな竹馬の友であり永年の同業者です。百姓であらばこその濃密なつながりでありコミュニティである。
その根本部分に痛恨の一撃をくらった。いつまでも「おたがい辛いね」だけではもたない。
一般論としてはほとんど自明と思える「コミュニティの力に期待して支援すること」それも場合によっては絵に描いたモチになりかねない。そういうことも思う。

USSRUSSR 2011/06/15 18:21 ソ連崩壊によるハイパーインフレで自殺率が増加したこと、従来無料であった医療が有料になった事で医療を受けずに死ぬ人が増えたなどを考慮に入れないと・・・

一般人一般人 2011/06/15 20:53 被爆で0.5%の罹患率が増えるとして、10万人中1005人がガンになるという計算、間違ってはないですか?10万の0.5%は500。つまり10万人中1500人がガンになるという結果だと思うのですが。

読者X読者X 2011/06/16 01:45 感想のみです。前回と楽しく読ませて頂きました。
コメント欄については良い部分もありますが粘着などを考えると、特に前編ですが何にしてもコメント欄で争うのは無益な気がしました。私のような素人にはレトリカルな争いは無益またはしんどく感じられます。
ワロタさん・一般人さんのような補足的コメント(本来コメントはこうあるべき)計算間違い、タイプミスのような指摘であれば有効であるように思います。内容について論じるのならば、折り合いはつかない、結論は出ないにしても建設的生産的な前向きな意見であればharutabeさんのようにご自身のブログで解釈なり、表明なり反論なりをすべき or あるいは、主が勧めるべきだなと学べました。
さらにブログというシステムを逸脱してリアルタイムかつスマートに論争を行うとツイート、Togetterのような形になるのかもしれませんね。ただある程度の資料を用意し提案となるとブログのシステムはこのように活かされるのだなとも思います。話が逸れました。
一般論を覆す説得力のある移住リスクについての考察、とても参考になりました。
ありがとうございました。これからも頑張って下さい!長文失礼致しました

itarumurayamaitarumurayama 2011/06/16 20:49 http://anond.hatelabo.jp/20110616204725
反論書いておきました。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2011/06/16 22:47 まず、「ごん」からの書き込みがあったので、警告どおりの対応をします。
「ごん」を名乗る者のIPアドレスは
219.111.65.179
193.200.150.137
の2つでした。
そして、こちらの警告を無視して書きこまれたコメントは消去しました。


>nanasi
本文をちゃんと読みましたか?
チェルノブイリ事故が原因で旧ソ連諸国の平均余命が下がったとしたら、なぜ汚染のひどいベラルーシよりロシアのほうが平均余命の下がり方がひどく、また、女性に比べて男性の平均余命が著しく下がったのでしょう?
また、死亡原因についても、放射線被曝で心臓発作や脳血管障害が起きるのですか?


>M悦男
アボリジニの例を持ち出したのは、反論として適切だと思う。
>一般論としてはほとんど自明と思える「コミュニティの力に期待して支援すること」それも場合によっては絵に描いたモチになりかねない
という事態であることは認めなければならんね。
仮にコミュニティ維持が上手くいったとしても、産業構造の急激な転換は免れないかもしれない。今回の地震・津波の他の被災地にもいえることだが、復興のデザインをどうするかという問題だろう。それにしても、あまりにもダメージがでかい。
しかし、安易な移住政策は棄民政策でしかないとも思うしね。ムツカシイ。


>USSR
自殺はストレスによる死因の典型ですよね。


>一般人
本文をよくお読みください。
「10万人のうち1000人がガンで死亡するとして、0.5%・・・」との旨で書いてあるはずです。つまり、1000×1.005=1005 という計算で正しいのです。


>読者X
コメント欄は議論の場として原則的に開放する方針です。
おかしなヒトが書きこむのは、自由な議論のコストだと考えています。
しかし
あまりにもコストが高くなってしまった今回のような場合、それなりの措置をとるしかありませんね。


id:itarumurayama
君の反論の難点は
1)居住にともなうストレスは教育で大きく軽減できることを考慮していない
2)精神的なストレスのリスクは、被曝のリスクより【ケタ違い】にでかいことを考慮していない
3)君の立論が正しいと仮定しても、「移住を避けるべき」という論の否定にはなっても、「移住するべき」という立論にはまったくなっていない。

そもそも君の文章の結論部はまったくダメだ。
居住にも移住にもリスクがともなうというのに、現段階では移住リスクが軽視されすぎていることを君はまったく考慮出来ていない。

集団移住は考慮に価すると思う。
もちろん、集団移住にもいろいろと難点はあるがね。

yoyo 2011/06/17 01:02 tikani_nemuru_M さん
>死亡原因についても、放射線被曝で心臓発作や脳血管障害が起きるのですか?

そういう研究結果はあります。

脳卒中と心臓病で高死亡率 被ばく量多い被爆者で - 47NEWS
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012301000342.html
「がん治療で数十グレイの高線量を浴びると、脳卒中や心臓病などの循環器疾患の発症リスクが高くなることは知られている。今回の調査で、被爆者が浴びた数グレイ以下のレベルでもリスクが高くなる可能性が示された。」
詳しくは検索などで調べてみてください。

yoko-hiromyoko-hirom 2011/06/17 01:05 リスクの大小を論ずるならば,比較できるような数値に直してから行うべきです。
あなたのしている,

 ストレスの害は「大きい」 > 放射線の害は「はっきりしない」

などどいう比較の仕方は極めて杜撰です。ご再考をお勧めします。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2011/06/17 08:11 >yo
なるほど。
しかし
ストレスの影響よりは強くなさそうですね。

あと、ベラルーシとロシアの距離の問題、男女差の問題、白血病などが特に増えていないことなどから、放射線の影響と考えるのはあまりに無理がありますね。


id:yoko-hirom
ぜんぜん違います。
最初から
ストレスの害は「大きい」 > 放射線の害は「はっきりしない程小さい」
と言っているはずですが。

書き込みがどんどん劣化していますよ。
大丈夫ですか?

ちきーたちきーた 2011/06/17 11:13 始めまして。ツイッターでのブログ紹介から来ました。
今回の震災で、私の地方にも被災者の方々が地域全体で避難してきた場所があります。
その後、地域の方のサポートなどの報道もちらほらと見かけましたが
最近はあまり報道などはされておらず、避難された方も少しは落ち着いているのかしら?と思っていました。
たまたま、震災後にアルバイト募集をかけた会社の幹部の方とお話をする機会があり
「福島から避難された方はアルバイトに応募しているんですか?」という質問をしてみたところ
「あいつらはダメだ」と言われました。
お話を伺ったところ「ボランティアの方々の支援にケチをつけ「働き出すと補償額が減る」と働かず、炊き出しが不味いと外食ばかりしている」とこぼしていました。
なんとも返事に困る内容です。
だからといって「お前たちは避難者なんだから、支援をありがたく受け取り、避難者らしくおとなしくしていろ」というのも違うと思います。
避難してきた方々も「いつかは帰るんだ」という気持ちを持ち続けて生きている方だからこそ
避難先で定住する選択をしないで、気持ちは常に故郷に向いているんだと思います。
なんともやりきれない気持ちになりました。
コミュニティの力、本当に難しい問題だと思います。

yoko-hiromyoko-hirom 2011/06/17 15:02 「大きい」>「小さい」ですか?なおさら幼稚ですよ。
あなたの主張は,
『「移住の悪影響」は「放射線の悪影響」よりも大きい』という命題が真である
ことに立脚しています。この前提を証明できないあなたの論は無意味です。

『「放射線の悪影響は」少なそう。「移住の悪影響は」大きそう。』などと,印象操作で誤魔化してはいけません。

protein_crystal_boyprotein_crystal_boy 2011/06/17 20:35 100mSvの被曝で0.5%ガンの死亡率が増大って、
相対的なリスク増加じゃなくて絶対リスク増加率(過剰絶対リスク)だと思うよ。
原子力学会の解説を見ると
「1mSvを10万人の集団が受けた場合、生涯で約5人ががんで死亡すると推定されることを示している。」
http://www.aesj.or.jp/info/ps/AESJ-PS004r1.pdf
って書いてあるから一般人さんって人の指摘が合ってると思うよ。

BrsBrs 2011/06/18 01:26 protein_crystal_boyさんの勘違いは、リンク先を読まなくてもわかる。
「生涯」と「1年間」

diamonds8888xdiamonds8888x 2011/06/18 09:56  原子力委員会でも地下猫さんの見解の方向に行っているのかも知れませんね。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2011/siryo16/index.htm
第16回原子力委員会定例会議 平成23年5月24日(火)10:30〜

配布資料の「(2)土壌汚染問題とその対応(PDF:2,268 KB)」 を御覧下さい。特にp5。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2011/siryo16/siryo2.pdf

これについては「旧ソ連政府は現在の日本政府より住民の安全サイドに立っていた」と題する紹介記事もありますが。
http://diamond.jp/articles/-/12730?page=3 【無料登録必要】

かほどに地下猫さんの言う社会的ストレスの悪影響というのは認識しにくいものなのだと思います。私も地下猫さんの記事で明確に指摘されるまでは意識にありませんでした。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2011/06/19 23:45 >ちきーた

被災者の一部をみて勝手に判断することはよろしくないし、現在の被災者の心理もまだまだ平常とはいえないでしょう。


id:yoko-hirom

あのさ、
「大きい」 >「はっきりしない」
がおかしいとチミがいったので、最初から「大きい>小さい」だよといったら「幼稚」って何のこと? チミ、自分のいっていることを理解しているかい?
それに
低線量被曝の影響が小さく、ストレスの影響がでかいことはちゃんとデータを出しているのだけど、都合のワリイものは見えない仕様かな?
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110617ddm041040154000c.html
避難が原因で現にヒトが死んでいるね。


>protein_crystal_boy
「 現在の日本では死亡原因の約4分の1がガンだといわれている。つまり、25%がガンで死亡するとすると、ガンの死亡率が25.5%になるということ。」というのが正そう。もともとの10万人中1000人が死ぬ、という前提がぜんぜん駄目だったみたい。ハズカチイねえ・・・・
本文も訂正しました。


>diamonds8888x
興味深い資料をアリガトウ。
追加記事をあげるときに、使わせてもらうかもしれません。
被曝リスクはある意味「平等」ですが(まあ、ガキに厳しいんだけど)、避難・移住リスクは社会的な不平等があらわれてくるんですね。現に知的障害者の方が避難先で亡くなるという例が出始めているようです。
このあたりは、もうちょっと突っ込んでみたいとも思っています。

一般人一般人 2011/06/20 01:52 >tikani_nemuru_M さん
ちょっとまだ納得いかないのですが

10万人中1000人がガンになるという設定で
罹患率は1000÷100000=0.01つまり1%です。
そして罹患率が0.5%UPするということで
罹患率は1.5%になります。
したがって、10万人中100000×0.015=1500人がガンになるという結果ではないのでしょうか?

罹患者の人数1000人のうちの0.5%をとるのは罹患率にはならないと考えているのですが、、、

yoko-hiromyoko-hirom 2011/06/20 20:11 前記事での議論をなかったことにしたいのですねw。水掛け論に持ち込みたいのなら,もう議論は進展しないので,まとめます。

あなたの主張は,「移住のリスクは放射線のリスクよりも大きいから,移住すべきでない」というものですよね?ところが,「移住のリスクは放射線のリスクよりも大きい」の根拠を説明していません。どうやって定量的に比較したのか?放射線のリスクは不明確なところも多いのに?

あなたに問いかけたところ,前回のコメント欄では1.言い張る。2.話をそらす。3.罵倒する。今回の記事では4.印象操作に終始する。今回のコメント欄では5.これまでの議論を無視する。と,逃げてばかりです。

「移住のリスクが放射線のリスクよりも大きい」の根拠を説明できないのですから,『tikani_nemuru_M さんは,碌な根拠もないのに「放射線よりも移住の方が害になる」と煽っている』との結論が得られました。

結論を得たので議論は終了します。お付き合いいただき,ありがとうございました。

bamboobamboo 2011/06/20 20:49 >結論を得たので議論は終了します。お付き合いいただき,ありがとうございました。

誤読した上での勝利宣言ならただのバカだし、意図的な曲解なら人としてクズだし。
どっちなんだろう。

移住は目に見えるほど大きなリスクがあるが、低線量の放射線は目に見えないほどのリスクしかない(だから諸説ある)と言っているのに、何で読めない人が居るのだろう。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2011/06/20 23:36 >一般人

訂正はしました。
すでに書きましたが、そもそも罹患リスクではなかったようです。
10万人のうち1000人がガンで死ぬという前提が間違っていました。


id:yoko-hirom
冒頭のグラフはなんのグラフかおわかりにならなかったようです。
都合の悪いことはいっさい目に入らないのであればしかたありませんね。


>bamboo
知的障害のある方が現に避難が原因で亡くなっていることなど、都合の悪いことから目をそらしていくのが、この方のスタンスなのでしょうね。

rocky-racoonrocky-racoon 2011/06/25 01:17 本論には全く同意ですが、

“放射線の被害に性別は特段に関係にゃーはず”

は、ちょっと微妙な記述かと思います。そうである可能性は高い気がするけど確証は無いよね、というレベルかと。
放射線の影響の受けやすさはその組織がどれほど活発に細胞分裂はしているかに依りますので(だから造血系・腸管は影響を受け易い)、例えば女性生殖器の方が男性のそれよりも全体として分裂が活発なので影響を受け易い、ということもあるかもしれません。

でも僕が軽く調べた感じでは性別による放射線に対する感受性の違いは見当たらなかったので、地下猫さんがそういった論文を知らないなら、現時点ではなんとも言えない、が科学的に誠実な態度かと思います。
(全文読めばもしかしたらピシャリかもしれないのはありましたが。 
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20843820 )

まぁ本論には正直あまり関係ないです。

EzowolfEzowolf 2011/06/25 01:26 >この統計はいわゆる原発利権とは無関係なWHOの統計であることにも注意。

残念ながらWHOはIAEAのいいなりで中立な組織とは言えないようだ。

http://ameblo.jp/louis323/entry-10854229164.html
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/whoiaea319-5f9b.html

移住も健康ストレスというのは間違っちゃいなけれど、
IAEA の放射能被害の見積は過少にすぎる。
それを持ち出せば怒る人がでるのも無理からぬとろがある。

bamboobamboo 2011/06/25 05:27 >IAEA の放射能被害の見積は過少にすぎる。

事実ならもっと大騒ぎになりそうなものなのですが、信頼できそうなソースはありますか?
誰かがそういったと言うだけではなく、信頼できそうな論文があれば紹介していただけるとありがたいです。
放射線被曝の専門家が嘘を放置するとも思えないので。

EzowolfEzowolf 2011/06/26 17:47
チェルノブイリの死者数の比較としては今中哲二 先生のレポートが参考になるかな。

http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=412

>事実ならもっと大騒ぎになりそうなものなのですが、

ベラルーシやウクライナの専門家は抗議しているとありすね。


あと死者100万人という推計もある。

http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-2682.html

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2011/06/30 00:23 >Ezowolf

おひさー。
>あと死者100万人という推計もある。
>http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-2682.html

どうなんでしょう?
このJanette Shermanという人物は信用できそうにないのですが。
http://d.hatena.ne.jp/warbler/20110629/1309354848

WHOとIAEAの関係については調べておきます。

ただし
仮にIAEAの見積が放射線被曝の被害に甘すぎたとして、
それでも移住の健康リスクのほうが桁違いにでかいと僕は考えております。
WHOがIAEAの云うなりだったとしても、
平均余命や死亡原因についての統計までが捏造だと考えるのはあまりにも不合理ですから。

fnorderfnorder 2011/07/02 13:56 http://ameblo.jp/louis323/entry-10854229164.html

> Fernex氏:
> 1956年、WHOはお抱えの生物学者たち(1人はノーベル賞を受賞している学者)に以下の質問をしました。
> 「原子力産業が民間でどんどんと盛んになり、人々はこれからどんどんと放射能線を浴びることになるだろう。
> 被曝の人体への影響はいかなるものか?」 
> それに対する学者達の答えは「原子力産業が盛んになれば人々への影響は避けられなくなり、
> ミュータントの数も増えるであろう。現在生きている世代だけではなく、後々の世代にも影響が生まれるであろう」
> というものでした。

すいません、ここ読んだだけで信用する気が大分失せました。

> Fernex氏:
> 次世代になればなるほど、生物学上のミュータントが見受けられるようになっています。

……信用できませんね。多分この人はダメです。

EzowolfEzowolf 2011/07/07 21:38
100万人は誇大だとしても、IAEA の4000人が限度というのはありえないだろう。

これはNHK で放送されたチェルノブイリのドキュメンタリー見て思ったね。


今中哲二先生による IAEA 報告の批判
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=302


> Fernex氏:
> 次世代になればなるほど、生物学上のミュータントが見受けられるようになっています。

NHK のドキュメンタリーではベラルーシの子供たちに染色体異常が多く見られると言ってたな。

fnorderfnorder 2011/07/09 09:35 そのリンク先を見ると、今中さんの見解でも「4000人」は特におかしくないと読めますが。調査範囲を比較的狭く取っているから数が小さくなっただけでしょう。

そもそも、今中哲二「先生」をそこまで重く扱う理由が分かりかねます。Twitterで突っ込まれまくりの小出裕章氏よりはマシなんでしょうが、(学術的業績の少なさを別にしても)放射線障害については専門外なのでは?

kozykozy 2011/07/12 15:17 このブログの趣旨は理解、賛同しているのですが、どうにもみえてきづらいのは、すでに指摘されていることと一部重なるのですが
・既に地震と原発事故の影響を受けた生活は「環境による寿命リスク」を発生させているとみられる。(仮に放射能によるわからない恐怖というのを取り除いたとしても、あれだけの大災害です)
・「強制移住による環境変化やストレス等の寿命リスク」が、この「異常時の現地居住」と比して、「平時からの強制移住」とまったく同程度増大するとはかんがえにくい。したがって、強制移住の悪影響の大きさを評価する比較対象は平時ではないはずである。
・とはいってもここで「正確な強制移住による寿命リスク」を計算するというのはなかなか難易度の高い技だとは思いますが、本エントリでは読者が「強制移住による寿命リスク」を(若干かもしれないが)誇大に読んでしまうのではと感じました。

ちなみに、私の持論は、「強制移住」をむやみに発動して対象者を増やした場合、その環境を良好に保つことがより困難になることがあまりに明白であるため(それはよりよくする義務はあるのだけど、義務があればできるなら誰も苦労しない)、「強制移住者を増やす」こと自体が「強制移住の健康リスク」を増大させるため、強制移住の閾値を考慮する際に、「避難対象規模」を考慮するのは当然である、と考えています(ただし、それをどのように定量化してどこに線を引くかについての答えを私が持っているわけではありません)。

ティファニ-ティファニ- 2012/05/21 16:59 ティファニ- ティアドロップ:http://www.jewelry-street.com/tiffany-Teardrop.html
ティファニー セビアナ:http://www.jewelry-street.com/tiffany-Sevillana.html

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