inイギリス_ロンドン2

3/17なぜヨーロッパのユースやホステルの多くにクラブを設置するんだろう。酒臭い中学生や高校生くらいの若者が踊り騒ぎで非常に迷惑だ。俺のベッドの上の20代くらいの黒人は夜中の3時くらいに数人の友人を連れて部屋に戻り騒ぎ始めたのだ。4人ベッドでその黒人以外は皆眠っているのに。まあ俺がソッコー注意したけどね。クラブ設置するなら部屋と完全に隔離した場所に設計して欲しいものだ。おかげでチョー寝不足だ。朝起きると昨日メールしておいた日本人宿の管理人からベッドの空きがあるとの返事が返ってきていた。最後は日本人宿でのんびりしよう。なんかアジアや南米の宿のほうが居心地良かったような気がしてきた。すぐさまチェックアウトして宿へ。ここの宿、オーナーは無愛想だが設備と居心地は良さそうだ。1部屋は6ベッドと比較的少なく清潔感あり。朝食付き、Wi-Fi可、キッチンあり、ラーメンと米と卵は食べ放題で1泊20ポンドだ。全て自炊すれば1日30ポンドくらいに抑えられそうだ。宿の名前はピムリコハウス。
ヘルツォーク&ド・ムーロンがリノベーションを手がけた美術館「テートモダン(Tate-Gallery-of-Modern-Art」へ。ロンドン滞在時間はたっぷりあるので今日はテートモダンのみの見学だ。ノーマンフォスターのミレニアム・ブリッジを渡ると目の前にテートモダンが出迎える。この建物、元々は発電所として使用されていたが閉鎖後は廃墟となっていた。そこに目をつけたテートブリテンがコンペを実施し美術館として再生した。テートモダンのシンボルである煙突や外壁のレンガ積みなどは取り壊されることなく元の状態で現在も使用されているため、歴史ある建物の重厚な雰囲気は今なお残り、内部空間にも大きく絡んでいるようだ。中へ入ると天井高35M、長さ150M以上の巨大なタービンホールが全層を突き抜けているため非常にすがすがしい。このホールでは年に一度、観客も参加できる大掛かりなインスタレーションが行われるらしくロンドン市民を楽しませていることだろう。
展示空間に入ると少し薄暗い印象を受けた。歩くと少し軋むので床に目をやると粗い素材の木張りで仕上げていた。日本ではあまり見かけないがヨーロッパでは10,20代くらいの若者が作品の前で地べたに座り込んでスケッチをしている光景をよく見かける。そういった光景を見かけると温かみのある木の床のほうが冷たい石やコンクリートより場所によっては良いと思えてくる。通路の天井は配管剥き出しで安っぽい蛍光灯を使用しているが上手く動線とリンクした近未来的なラインを創り出していた。遊び心溢れる設計が随所に見られ子供達が楽しそうに遊んでいたのが印象的だ。
[%7C%7C%7C%7C%7C]