kelella「Hallucinogen」を聴く。

kelellaは、何かkelisと印象が被ることがある。ともにcosmicなfuture soulっぽい曲をやってるせいもあるが、ルックスの良さや声質も含めて10年前のkelisっぽい感じがしてしまう。
最近最も気になる音楽はいわゆるtrap soulあたりである。trap的なビートと、アンビエンスなR&Bの曲で、異様に細かく刻んだハットとアトモスフェリックなシンセの曲があると作業の手が止まってしまうが、本作は正しくそんな雰囲気で好きなのである。
本作のプロデュースはGifted&BlessedとかArcaとか最近のビートメイカーが名を連ねており、トリッピーというか詰まったようなビートとkelella自身のクールな声とマッチする。JB'S的な暑苦しいソウルやファンキーさからは対極にあるが、キンキンに冷えた室内でゆっくりと聴きたいものだ。