SETI@home

「みんなのPCにプログラムを送って、空き時間に処理させて、その結果を集めてとても大きな計算をしよう」…確かそんなふれこみで数年前に流行ったSETI@homeを久々にインストールしてみた。


見るといろいろアップデートされていて、日本語化されているほか、スクリーンセーバーが変わってたり、自分が登録しているPCがそれぞれどれだけの処理を行っているのかがわかったり、見ているだけでも楽しめるようになっていた。


入れたのはビデオ代わりに定期的にテレビやラジオ番組を録音録画させてつけっぱなしにしているPC。ぶっちゃけ、このプロジェクトで何をやっているのか興味を持ったわけではなく、あちこちで環境問題が話題になっているときにPCをつけっぱなしにしているのがちょっと後ろめたくて、録画している以外の時間もちゃんと働かせているっていう自分への口実を作ったようなもんだけど。


ただ、処理していることがもっと身近で目的がわかりやすいもの、例えば気象や地震予知かなんかだとさらにいい。もっと身近にして、先日PC Watchで本田氏が書いていたように録画した映像などのノイズを取り除くような仕組みでも面白い。

加えて言うなら、プロセッサの空き時間を利用すれば、コンテンツを保管、管理するだけでなく、コンテンツそのものの品質を改善することだって不可能ではない。時間軸方向で画像を解析し、解像度やディテールを復活させたり、ノイズや色褪せを取り除く技術があるが、これらも時間をかければPCでもできる。蓄積しているコンテンツにデジタル処理を行なうことで、今日よりも明日、明日よりも明後日の方が画質や音質が良くなるといった機能はどうだろう。


もしくは、広告の代わりにCPUパワーを貸すことで無料になるソフトとか。あ、これ意外と近いうちに出てくるかも。

※よくみたらBOINCというプラットフォーム上でSETIをはじめとしたいろいろなプロジェクトを動かせるようになったんですね。便利になったもんだ。。。