とんでも教育Diary

2012-12-25 先生と管理職と

休職教員:「心の病」5274人 11年度公立校、高水準続く−−文科省調査

http://mainichi.jp/feature/news/20121225ddm001100035000c.html

文部科学省は24日、うつなど心の病で11年度中に休職した教員は5274人だったと発表した。2年連続で減少したものの、10年前(02年度2687人)の約2倍で、08年度から5000人を超える高い水準が続いている。同省は「学級を一人で受け持ち、保護者との関係の悩みなどを同僚や上司に相談しにくい状況が依然あるのではないか」と分析。今年度中に対策を検討する。一方「教える内容に誤りがある」など指導が不適切と認定された教員は168人いた。

全国の公立小中高校と特別支援学校、中高一貫校の教員約92万人を調査した。心の病による休職は19年ぶりに減少(51人)した10年度(5407人)から、さらに133人減った。50代以上が最多で2037人(39%)。40代1712人(32%)▽30代1103人(21%)▽20代422人(8%)。全体の教員数が最も多い小学校(約41万人)が2347人で最多だった。

同省初等中等教育企画課は「憂慮すべき状況で、教員の相談窓口を校内に設置するなどの対策が必要だ」としている。

心の病を含む全体の病気休職者は8544人で10年度から116人減り、19年ぶりに減少した。

一方、指導が不適切と認定されたのは10年度の208人から40人減った。「学習指導要領が理解できず指導計画が立てられない」(30代女性・小学校)▽「常に指示待ちで書類を作成できない」(40代男性・小学校)▽「生徒に対しマイナスの発言が多い」(50代女性・中学校)−−などのケースがあった。168人のうち108人が研修を受け47人が現場に復帰。24人が依願退職するなどした。

同省は同時に11年度に懲戒処分を受けた教員数も発表した。10年度から45人減の860人で、交通事故(326人)が最多。わいせつ行為(151人)が次に多く、被害者のうち77人は自校の児童生徒だった。

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休職教員:「心の病」 仕事量増加、同僚の支えなく 現場、ゆとり失う

http://mainichi.jp/feature/news/20121225ddm041100089000c.html

文部科学省が24日公表した、昨年度に「心の病」で休職した5200人余りの教員たち。休まざるを得なくなった教員の体験からは、子供の荒れや保護者への対応、増える一方の事務に追われる中で、真面目な人が追い詰められていく現場の実情が浮かび上がる。

大阪府内の中学に勤める40代の女性教諭は1年半前、うつ病で休職した。学力や生活上の課題を抱える生徒が多く、保護者との関わり方に神経を使う学校だった。「成果がはっきり見えない仕事だけに教員同士で支え合って子供のためになることを話し合うべきなのに、そのゆとりがなくなってきている」という。

府内の小学校で教諭だった60代女性も10年前、休職に追い込まれた。多動で授業中に他の子供の邪魔をする児童がクラスに2人いたが、管理職に「あんたの責任」と突き放された。

「2本しか手がないのにどうやって2人に目を配りながら、他の子たちを世話するのか」。悩むうちに家から出られなくなり、最終的に辞職した。

東京都教職員互助会が運営する三楽病院(千代田区)精神神経科の真金薫子部長は「学校全体で仕事量が増え、みんな余裕がなくなっている。仕事量を調整する必要がある」と指摘する。

真金部長は教職員の精神疾患が専門。同病院では相談件数が年々増加し、電話で臨床心理士が応対した場合も含む昨年の相談件数は約2500件で、今年も同様の水準だ。

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相変わらずストレスでやられてしまう先生が多いようです。40代、50代の先生だけで3/4近くを占めるのですから、もしかしたら時代の変化とかもあるのでしょうか。

ベテランさんから倒れるというのも、何だかなあ。

だけど、多動の児童がいて大変なのを「あんたの責任」と突き放す管理職って、管理職の資格があるのか?と、逆に「管理職の能力」を疑いたくなるような事例も(多分結構な数)存在するんでしょうね。

で、このような記事の一方で、次のような記事も。

 

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管理職向かない…一般教員へ降格申し出216人

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121224-OYT1T00621.htm?from=ylist

公立小中高校の管理職が「自分は管理職に向いていない」などと一般教員等への降格を自ら申し出る希望降任が2011年度、216人と過去2番目に多かったことが24日、文部科学省の人事行政状況調査で分かった。

中間管理職の「主幹」が半分以上を占めている。

管理職全体では前年度比5人増で、統計を取り始めて以降、09年度の223人に次いで2番目。校長からの降任は7人、副校長、教頭は86人で前年度より減ったが、主幹は116人で前年度より13人増えていた。

08年に導入された主幹の業務は、教員の意見集約や教育委員会からの調査の対応など多岐にわたる。明治大の諸富祥彦教授(教育臨床心理学)は「校長らと一般の教員の間を取り持つ主幹には周囲の不満が集まりやすい。給料もほとんど変わらず、現場では管理職になるのを避ける雰囲気もある」と指摘している。

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一旦管理職を希望していておきながら、降格を申し出るというのは、単に「向いていない」だけではなく、その重圧(下からと上からの)に耐えられないというのもあるのでしょうか。特に中間管理職的位置づけの「主幹」からの降格を希望する人が増えている、というのは、・・・やっぱりそういうことなんだろうなあ。

tint_squaretint_square 2012/12/26 06:36 子どもたちを健全に導くべき先生たちの心がすさんでいては、子どもにもいい影響はないですよねぇ。やはりのびのびと楽しんで仕事してもらわないと…。教育委員会の権限が強すぎるんだと思うし、それに加えて親の監視が厳しくなる上、先生たちの結束や協力度も減っているんでしょうねぇ。。。前途多難です。どうする?!教育改革?!!!