ナポリへの道

忙しくて、じっくりエントリすることができない。

で、片岡義男の『ナポリへの道』だ。この場合のナポリは、スパゲティナポリタン。そう、ヲレの大好物だ。食べろと言えば、毎日毎食、食べることができる。

著者もスパゲティ・ナポリタンが大好きだ。好きが高じて、ナポリタンの歴史を紐解き、食の文化を語り、ケチャップ味の向こう側を想像する。

けれども、ヲレがナポリタンが大好物だと言っても、いくら片岡義男が爽やかな文体でナポリを語っても、この本を読んでヲレの胃が満たされるわけでもなく、ナポリタンを食べたいという欲求が叶うわけでもない。つまらない本だ。