駿河湾地震、震度6弱を体験して思うこと

激疲れ、この2日間で顔痩せた。昨夜は、パソコンを触る気力もなく、一度横になったらそのまま動けず、撃沈。

非日常の出来事のストレスは大きい。通常タスクのパターンから一度外れると、後はスキルがものを言うのだが、多くの同僚が通常タスクのパターンに戻す努力をするばかりで、目の前の課題を解決しようとしない。これが大きなストレスだ。今は、非日常の中にいると認識すべきだ。普段と違う思考が必要なのだよ。

一部のマスコミでは、「さすが静岡県」のような論調も見受けられるが、ヲレが住んでいる街の一部損壊数1600強、全世帯の1割以上が被災している。どこが「さすが!」なんだよ。

確かにけが人や死者は少ない。静岡県には、建築基準法の耐震基準が早くから厳しかったり、公共施設の耐震化が進み、耐震診断や耐震補強の制度、ブロック塀を無くすための生け垣補助、家具転倒防止金具への補助などが自治体に用意されていて、それはそれで有効だったと思う。だからと言って、簡単に「やれやれ」って結論だされてもどうなのよ。

当選したばかりの川勝県知事だって、こっち向いていないからね。県ってなにやってるのって感じ。

周りを見ていると、皆、すごいなあと思う。世間の多くがお盆休みで帰省し、レジャーに出かけ、高校野球に熱狂し、テレビでは相変わらずお笑い番組が幅をきかせている中、屋根にブルーシートを貼り、黙々と片付けをしている。まあ、自然相手だから仕方がないよ、と作り笑いをしながらテレビのインタビューを受けている。

以前にも書いたが『大震災その時の朝日新聞』という本に、

食べ物もないし、電話も通じないので大阪への脱出を試みた被災者が、線路を数時間歩き、やっと電車が運行している駅までたどり着く。そこから1時間で大阪梅田駅。駅を出ると、日常の風景、バーゲンまでやっている。(遅筆堂要約)

とあったが、誰も助けてくれない現実。今回、思いっきりこういう疎外感あるなあ。

頑張るしかないよなー。そんな気持ちで皆いると思うけど、そういうところを判ってもらいたいんだよね。そして、マスコミもそういうところを報道してもらいたいよね。子供が給水車に水をもらいに来たときばかりカメラが群がるようなことはいいにして、見るところ、しっかり見てもらいたいんだよね。

ヲレが住んでいるところのホームページを見ていたらこんなのがあった。

救援物資(8月12日午後4時) 匿名男性 : 栄養ドリンク50本

涙がでちゃうよ。

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