Hatena::ブログ(Diary)

Money does not hurt your heart このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2008-11-22

[] 賃貸物件を探すのに不動産屋さんは使えない

引越にまつわるメモ目次

不動産屋さんへ直接行って物件を紹介してもらう時代は終わった?

もう、不動産屋さんへ行かないと物件が見つからない時代は終わりつつあるんじゃないだろうか。

10年前に引越をしたときには、まだネットではChintaiぐらいしかサイトが無くて、サイトへの情報の反映も遅くて、実際に不動産屋さんへ行く価値があったような気がする。

今回、引っ越すための物件を探して回っていて、不動産屋さんしか持っていないような物件情報は、ほとんど無かった。それどころか、私の方がその地域物件情報に関してはよっぽど詳しい、という逆転が起きていた。

不動産屋さんのアナログ仕事ぶりと生産性の低さ

不動産屋さんの仕事ぶりを見ていると、アナログがまだまだ現役で、情報のやりとりもFAXが中心で、FAXで送られてきた物件情報を大量にファイルして手で探す、という最近主流となったPC中心の仕事の方法と比べると旧態依然というか、よくソレで仕事できますね、というアナログ具合で驚いた。

もちろん、アナログにだって良いところはあるのだろうけど、その良さは、複数のサイトを条件を絞りながら横断的に検索するメリットに適わないと思う。

今も不動産屋さんに直接行って物件を探す人って多そうだし、適当物件情報掲示してエサに食いつくカモを待つような商売のやり方で、アナログ仕事のやり方が続けられてしまうから,ディジタルに切り替えるモチベーションが沸かないんだろう。


ソレを考えると、他の仕事と比較して、非常に楽な業種のように感じる。

だって、大切なのは客が釣れるエサをぶら下げて後は食いつくのを待つだけ。そのエサだって、専任じゃない限り仲介物件で他の会社から情報はもらえる。

結局、検索できるんだから自分で探した方が良い

広域を対象としている不動産屋さんの場合、希望地域が決まっていた私のような場合に、その希望地域に関する詳細な情報を持っていないことが多いです。

その希望地域について、あらかじめ2ヶ月ぐらい物件情報サイトを毎日見続けると、その地域の家賃相場がつかめてきます。また、良さそうな物件は複数のサイトで同じ情報を見ることになるので、不動産屋さんと対峙したときに、対等の情報量を持つことができます。

これはあまり意識していませんでしたが、こちらがその地域に関して詳しい、物件情報について詳しいと、不動産屋さんの出方が違って、普段は出さないで契約まで持ち込むので出番が無いであろう最終兵器である分譲賃貸の情報をもらえたりしました。

どんな仕事でもそうだと思いますが、持っている情報が少ない状態で仕事をするのは不利ですよね。


広域ではなく、地元密着の不動産屋さんでも、十分な情報を仕入れておいて損は無いと思います。

不動産屋さんに行くときに、ノートPCを持っていくだけでも情報量で負ける?ことはないはず。

なんせ、不動産屋さんはアナログ全盛なので、グーグルマップストリートビューが使えるのは便利です。

物件を見に行くときに

物件を見に行くときには、

  1. ポケットマップ
  2. 方位磁針
  3. メジャー
  4. デジカメ

は必ず持っていった方がよいです。ポケットマップは意外と便利で、その地域土地勘がない場合に威力を発揮します。携帯GPS地図でいいじゃん、と思っていたのですが、これはまだ携帯よりはポケットマップの方が便利でした。


方位磁針とメジャーは、不動産屋さんが持っていることが多いですが、案外持っていないことがあるので自分で持っていった方がよいみたいです。


デジカメの撮り方

デジカメは、複数の物件を見たときに意外と詳細の情報を覚えていなかったりするので必携ですね。

入り口物件名を取っておくのがポイントでしょうか(picora師が提唱)。

静止画だけではなくて、動画入り口から各部屋まで通して撮っておくと空間の感覚がつかめるのでオススメです。


どうやって物件情報を探すべきか

ありきたりですが、複数の賃貸情報サイトを最低1ヶ月は見続けることでしょうか。

その場合に、新着物リストメール通知サービスを使って、毎日新着情報をチェックし続けると、相場観が養われるように思います。

新着メールサービスは、HOMESが充実していて、CHINTAIはメールサービスを構築してから年数が経過しているのかちょっとユーザにとって不便です。該当物件が無くてもスパムのようなメールが届くし、メールだけでは物件の詳細がわからないのでサイトまで行く必要があります。

HOMESは5件メールサービスに登録できるので、細かくMECEに条件を分けて登録しておくと確認が楽です。

HOMESに載っていない物件があまりないような印象がありますが、横断検索できるサイトも時折見ておくと、たまに見かけない物件を見つけることがありました。

フォレントとHOMESは似たような物件が見つかることが多いです。

HOMES

着物メールが便利。

5件登録できるので、15万円以下、20万円以下、地域なんかで分けて登録しておくと毎日メールが届くのでそれだけでも情報収集は十分かも。


CHINTAI
フォレント
使った物件検索サイト

ここは使いやすいです。物件メール通知サービスがないのが惜しい!

写真間取りは大切。内見せずに契約する人もいるみたいですが、お見合いすらせずに経歴だけれ結婚を決めるようなものであろうとpicora師は言っていました。

こういうマッシュアップ的なサイトがあまり無いのは不思議

地図検索だとピンポイントで場所がわかります。コレは便利。


ヤフーの賃貸検索も横断検索ができるのと、ユーザーインターフェースが便利です。


地図検索が便利です。

こちらもピンポイントで場所がわかります。

ただ、どうにも営業の方のメール対応が感じが悪くて、一度もお世話になることはありませんでした。


不動産屋さんからよく聞いたセリフ

  • 「既に申込が入っているので、今日中に決断してください」

ほかのバリエーションとして、物件を見に行った帰り道で携帯電話が来て「あのあとすぐに見学のお客さんが見えて、かなり乗り気だったので明日中に返事をください」もありました。

私の場合は、どちらも「それでは他の物件見学の予約が来週末にあるので、諦めます」と言ったら「実は先に申込をされたお客さんも迷っていてまだ待てます!」という展開になったので、よくある煽り文句だと思ってあんまり気にしないことにしました。それも縁でしょうか。


彼らとしても、何回も物件見に行って決める客よりも、一発で売れ残ってる物件オススメして契約してくれる客の方がもちろん嬉しいですよね。

物件情報を見るときのポイント

分譲物件だったら,販売価格も見てみる。

厳密には金利なんかで違うだろうけど、ざっくりとした家賃の目安として。

たとえば、

  1. http://s03.megalodon.jp/2008-1123-0144-36/house.goo.ne.jp/buy/um/detail/2/13103/300952/1000002024/b000278820.htmlは、販売価格が3980万円。
  2. 今の不動産の利回りは、4-5%ぐらいだと仮説を立てて、利回りは3980万円*5%=200万円/年。
  3. 200万円/12ヶ月=17万円/月ぐらいが一ヶ月賃料として妥当かな、という仮説を立てる。
  4. そのあたりの賃貸の価格を調べてみる。まったく同じ間取りではないけれど、http://s02.megalodon.jp/2008-1123-0142-02/realestate.homes.co.jp/search/detail/b%5B%5D=1083540004067/tk=3/bsg=1/route=2/が17.3万円。間取りを考えると若干高いかな、でもそんなに相場から外れた価格ではないな、と判断する。

分譲物件の場合は、検索すれば販売価格情報が手に入ることが多いです。

分譲物件と利回り、賃料を見ておくと、賃貸物件を見るときの家賃の目安として使えるので、相場観を養うのに有用でした。


賃貸物件を見るときも、たとえば、

  1. 家賃が15万円
  2. 15*12ヶ月=180万円
  3. 利回り5%として、x * 5% = 180万円→ x = 3600万円

「この物件、買ったら3600万円か・・・高いか安いか・・・」と考えながら物件を見たりします。賃貸物件の場合は、高いなぁ、と感じることが多かったです。

分譲と比べてしまうと、内装建物自体のパーツというか重厚感が劣りますね。。


参考書籍

これは読んでおいてよかった。

専任媒介と客付けあたりは知っておくと物件情報の見方が変わります。

1時間もあれば読めるので、不動産屋さんに行く電車内で読めました。

家を借りたくなったら

家を借りたくなったら
長谷川
WAVE出版
売り上げランキング: 13993
おすすめ度の平均: 4.5
5 借家選びのノウハウがつまっている
4 なかなか参考になります。
5 どこに住むかはどう生きるか
3 賃貸引越し手順書です。
5 人生という旅を賃貸派で楽しみたい

morphine57morphine57 2008/11/22 17:51 今日不動産屋いってきた者です。

確かにかなりアナログですよね。物件情報を探すのに資料をかたっぱしからひっくり返したり、管理会社や家主に電話したり。

ただ、そんなアナログな情報の持ち方のせいで CHINTAI や HOMES の情報は古かったり釣り物件だったりして、あまりアテにならないと感じます。やはり不動産屋さんにある情報が正なんです。実際 CHINTAI で見つけた物件10件程問い合わせましたが、7件がもう契約がきまってると返信がきました。

サイトで相場を知るということには効果がありますが、物件探しの目的だとやはり、不動産屋さんに赴くしかないのではないでしょうか。

titteatittea 2008/11/23 02:03 コメントありがとうございます!

地域によって違うのかもしれないですね!
私の場合は問い合わせた物件が既に決まっている(=釣り?)ことはほとんどなかったです。
専任物件をたくさん持っている良い不動産屋さんがわかるといいのですが、、

Atman0202Atman0202 2008/11/23 08:07 初めまして。
まことと申します。
先ほどアナログ不動産業者の件についてトラックバックさせて頂きました。
是非今後ともブログの方拝聴させてもらいます。

dekainodekaino 2008/11/23 08:16 分譲価格の計算式がおかしいですね。老朽化を考えていない。
建屋なんてもって40年だし、築年数が増えれば増えるほどとれる家賃は下がっていくし。
固定資産税や修繕費も考えないといけない。
家賃15万なら比較対象は分譲価格2000万くらいがいいところでは?

jaguarsanjaguarsan 2008/11/23 12:19 こんにちわ
2ヶ月もにらめっこしなくても相場はわかっちゃう時代ですよw
http://www.chintai.net/rent/
ますますデジタル万歳ですね

gintacatgintacat 2008/11/23 16:49 私の周辺(京都)では(土地建物の登記や売買を専門に扱っているようなところではなく賃貸を主に扱っているようなお店は)そんなにアナログな不動産屋さんは無いように思います。
miniminiやhomesなどの全国規模の不動産屋さんだけではなく、ここ(http://www.flat-a.co.jp/)のような地元の不動産屋さんも、ここ(http://www.house-messe.com/)などは相当地域密着ですがw 不動産屋さんの店頭でストリートビューを使って物件を紹介してくれますよ :-)

titteatittea 2008/11/23 21:37 id:Atman0202さん
コメント&トラバありがとうございます!
大変参考になりました!

titteatittea 2008/11/23 21:47 id:dekainoさん
ご指摘ありがとうございます!

金融はよくわからないのですが、
賃貸で減価償却期間が終わるまで住み続ける場合には、
割引現在価値も考慮しないといけないということですよね。


契約更新が二年でその際に価格見直しがあるであろうことと、
その二年で大幅な価格変動がないこと、
を前提として、
スナップショット的な分譲価格を想定した場合には問題ないのかな、
と考えています。

titteatittea 2008/11/23 21:50 id:jaguarsanさん
コメントありがとうございます!

そうなのです。
地域と価格の相場がわかるサイトもあるのですが、
価格相場分布の両軸が間取りと家賃だったりして、
結局詳細な物件情報を見ないとつかめなかったりしますよね。

価格分布表や、相場が書いてあるところの場合は
1年間の時系列の変化も見たいですね。
季節変動がありそうな予感がします。

titteatittea 2008/11/23 21:52 id:gintacatさん
コメントありがとうございます!

さすが、はてなの本拠地京都と言うべきでしょうか・・。
ひょっとしたら、
その不動産屋さんの競合となる区域内のどこかの店舗が
ディジタル化というか、なんというか、ITの活用をはじめたら
競争力維持のために他の不動産屋さんでもIT化が進む、
といった現象があるのかもしれないですね。。

gintacatgintacat 2008/11/23 22:37 そんなところでしょうね。miniminiとかHomesがIT活用を始めて、地元の不動産屋さんが追随した、ってとこなんでしょうか。あと、下宿を探す学生が多いと言うのもあるかもしれません。

yorihito_tanakayorihito_tanaka 2008/11/26 01:24 不動産サイトに登録される物件情報は全体の1割にも満たないので、まだ目安としてしか機能しません。業者の人は紙で流れてくるものを定期的に端末に向かって手入力していますから、この順番が逆にならない限り状況はあまり変わってくれません。入力が終わってページが更新された頃にはもう契約が決まっていた、ということも多く、さらに困ったことにそのような古いデータが何週間も消されずに残るような運用体制になっています。これでは釣りだと言われても仕方ありません。

今のところ、物件を探す人にとっては「何度も通って希望条件等を相談した不動産屋に、FAXで新着情報を送ってもらう」のが確実です。そのためだけにFAXを持つのはどうも…という人にはD-FAX(http://www.d-fax.ne.jp/)がお勧めです。住所でストリートビューを見て外観や街の雰囲気を確認し、広さや間取り等も考えて気に入った所だけ「内見に行きます」と伝えます。主な媒体はFAXですが、これでも一応はIT活用です。

onnojionnoji 2008/11/26 09:19 地域密着型の不動産屋が現存している理由としては、大手へ開示していない物件情報の所持(大手に出すのを嫌う人も多い)、所持物件の範囲の狭さ(範囲限定によるピンポイント情報の確立)あたりが該当しています。また、地域密着同士のコネクションを確立しているので、ネットとは違う意味での情報共有が成されているようです。

titteatittea 2008/11/29 01:43 id:yorihito_tanakaさん
コメントありがとうございます!

その後、このエントリーがきっかけとなって、
REINSのDBも見る機会があったのですが、
HOMESやフォレントと比べて際だって情報量が
多いかというとそんなことはありませんでした。

結局、FAXで情報をもらうようにするのがいちばん近道なのでしょうか。。

titteatittea 2008/11/29 01:45 id:onnojiさん
コメントありがとうございます!
今回、20件ほどの不動産屋さんとやりとりしましたが、
ネットで見つかる以外の物件はほとんどなくて、
あってもあまり良い物件ではない、ということばかりでした。

ネットにない物件情報がある不動産屋さんがわかれば早いのでしょうけど。。
不動産屋さんの評価サイトのようなものがあるといいのかもしれないですね。

asawabe1023asawabe1023 2009/03/09 19:19 すばらしいまとめですね!
友人に勧めたいとおもいます。

yukiranyukiran 2010/11/24 16:12 記事を書くにあたって参考にさせていただきました!有難うございまっす!
http://83yuki.blogspot.com/2010/11/blog-post.html

はてなユーザーのみコメントできます。はてなへログインもしくは新規登録をおこなってください。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/tittea/20081122/1227324751