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2012-04-21

太陽の下へ

誰がために鐘は鳴る

誰がために鐘は鳴る

太陽の下へ
 作詞/作曲:浜田省吾

 今日でちょうどこのブログを始めてから、丸一年が経ちました。

 一年前とは違った意味で、最近また気が滅入ってしまっていて、記事を書くことから逃げていました。これでは本末転倒なので、このブログは今日で最後にしようかと思います。

 日々のストレスから開放されるために、人はお酒を飲んだり、タバコを吸ったり、買い物をしたり、食事をしたり、運動をしたり、いろいろなことをするのだと思います。日常の中では、なかなか口にできない、自分がこよなく愛するものを肩に力を入れず、気軽に書いていけたら、そういう思いで始めたブログでした。
 でも、いつの間にか、気を紛らわせることが目的ではなく、記事を書くことが目的になり、その記事のためにいわゆるネタを探し、逆に憂鬱になってしまう、そんな悪循環が時々ありました。また、書いたことによって、読んだ人が嫌な思いをしているのではないかとか、あるいはどこかで誰かがあざ笑っているのではないかとか、そんな疑心暗鬼の状態に陥ることもありました。

 僕はこのブログを書くにあたって、ちょっとしたルールのようなものを自分に言い聞かせて書いていました。
 まず一つめは、自分の好きなことについて書くこと。これはそのものずばりが、ブログのタイトルですからね(笑)。
 二つめが、自分の気持ちを偽らずに表現すること。このルールのおかげで、個人的なことをだいぶ書いてしまいましたが、古い話がほとんどなので、まぁ大丈夫かなという感じです。
 三つめは、他の人を不快にさせないこと。やっぱり、偶然読んでくれた人が、読んでよかったなと思えるものを書きたいという思いで書いていました。

 僕が好きな『ライ麦畑でつかまえて』という小説の主人公、ホールデン・コールフィールドは、嫌いなものや、胡散臭いものに対して、散々悪態をつくのですが、ある卑猥な落書きを見て、強烈な嫌悪感を抱きます。妹のフィービーや幼い子どもたちがそれを見た時のことを想像し、落書きをした犯人に対して殺意さえ抱きます。僕もなんとなくホールデンに共感するところがあって、ものすごくその気持ちがわかるのです。ネットの書き込みなんて便所の落書きだとかよく言われますが、誰かのたわいのない悪戯や気晴らしが、周りの人を不快にさせ、さらには人を傷つけ、世の中をどんどん負の世界へ導いてしまってるように思えるのです。それは、現実の落書きもネットの書き込みも同じではないかと……。

 でもまぁ、この一年間ブログを書くことによって、いろんなことを再認識して、結構楽しめたように思います。何といっても、このブログに沿ったiTunes のプレイリストができたのが大きな収穫ですね(笑)。自分の好きな曲、思い入れの強い曲が順番にかかるリストですから、これを聴いていると元気がでます。記事を書く順番もそれを意識しながら結構書いてましたし(笑)。
 また、いくつかコメントも頂けて、「あぁ、やっぱりネットで公開してよかったなぁ」とも思えました。コメントをして下さった方々、ほんとうにどうもありがとうございました。

 そして、今日のタイトルですが、ここ数日間、頭の中を巡っていた曲です。浜田省吾1990年6月にリリースしたアルバム『誰がために鐘は鳴る』に収録されている「太陽の下へ」です。

 長く連れ添ったカップルが、負の状態から這い上がろうとする状況を歌ったもので、主人公の男は、負の状態から脱するには、別れることも辞さない覚悟です。

 歌詞の全文はこちら ⇒ 太陽の下へ - 浜田省吾 - 歌詞 : 歌ネット

 僕はずっとこの歌は、小説か何かからインスパイアされてできた曲だと思っていて、今週、それらしき映画を見つけて観たのですが、実際は偶然の一致だったようです。

酒とバラの日々』という映画があるんですけど、奥さんがアルコール中毒になっていく話でね。
 最初はダンナさんのほうがアルコール中毒だったんですね。で、女の人を巻き込むんですよ。その結果、二人とも破綻していって、そこで男は立ち直ろうとするんだけど、逆に、今度は、女の人に引きずりまわされて駄目になる。最後は、男のほうが、女の人を断ち切るんですよね。あの映画を観たのは、このアルバムをつくった後なんですけど、あの映画の感覚というのかな、自分で自分を助けるという。あ、同じだな、と思ったんです。

月刊カドカワ 1990年9月号』p.278 より

 しかし、僕の敬愛する浜田省吾はやっぱり凄いですね。1990年6月のリリースということは、作ったのは37歳以下ですよ。44歳になった今の僕から見ても遥かに大人の詞だなぁと思いますね、この歌は。まぁ、そもそもソロ・デビューのアルバムから、「悲しい夜」とか、「とらわれの貧しい心で」といった、とても20代前半の男の子が書いたとは思えない詞がありますからね。

 「悲しい夜」の歌詞はこちら ⇒ 悲しい夜 - 浜田省吾 - 歌詞 : 歌ネット
 「とらわれの貧しい心で」の歌詞はこちら ⇒ とらわれの貧しい心で - 浜田省吾 - 歌詞 : 歌ネット

 そういえば、今日、4月21日は、1976年に浜田省吾さんがソロ・デビューを果たした記念の日でした。36周年おめでとうございます。一般発売の抽選に当選しましたので、6月の「東日本大震災 被災地復興支援コンサート」も参加させて頂くことになりました。また一緒に歌わせて下さい。

 と、いうわけで、これからも自分で自分を助けるんだという強い決意をもって、このブログを締めたいと思います。

 今日の記事も長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂いた皆様、ほんとうにどうもありがとうございました。

 ピース!!


・「悲しい夜」や「とらわれの貧しい心で」が収録されているソロ・デビュー アルバム。もちろん、デビュー曲の「路地裏の少年」も収録されている。

生まれたところを遠く離れて

生まれたところを遠く離れて

・「とらわれの貧しい心で」のライブ映像が収録されているDVD

僕と彼女と週末に [DVD]

僕と彼女と週末に [DVD]

・ 2012年9月に発売された「On The Road 2011 “Last Weekend”」

ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”(完全生産限定盤)(1Blu-ray+3CD)

ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”(完全生産限定盤)(1Blu-ray+3CD)

YouTube で見つけた「On The Road 2011 “Last Weekend”」のダイジェスト。
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