ギタリスト橘高文彦さんのデビュー30週年を記念したBDが出ました。
活動してきた4バンドすべてで記念ライブを行い、すべてBD化。
つまり4枚です。グッバイ俺のお金…。
どのバンドも2時間を軽く越える長丁場のライブ。
しかも橘高さんによるメタル曲ばかりで構成されているため、どっぷり橘高さんの城を味わい尽くせます。
アルージュのライブはとにかく面白い!
ミュージシャンではなくなってしまったメンバーがいることもあり、特別感が強いためでしょうか。
Vo山田とGt橘高のやりとりはまさに抱腹絶倒。聴いていてほっこりとするかけあいです。
ユーフォリアはメンバーたちの個性がとてもいい形で表現されているライブでした。
あらためてtezyaさんをメタルに引きずり込んだ橘高さんのセンスには脱帽です。
X.Y.Z.→Aは安心してメタルに浸かることができます。
二井原さんのLOUDNESSとはまた違った叙情的なヴォーカルも絶品。
ここでは後輩としての橘高さんを観ることができます。
そして筋肉少女帯。
言ってしまえば「いつもどおり」なのですが、筋少における橘高曲は激しい曲ばかり。
このセットリストでいつもどおり2時間は相当大変だったはず。
普段はやらない曲も含まれ、ファン心をくすぐられます。
全部観るのにかなり時間がかかりました。
ものすごい満足感です。
橘高さんはギタリストでもあると同時に、作曲家としての個性がものすごく強い人だと感じました。
色々な影響を取り込み、時にはイングヴェイであり時にはマイケルシェンカーであり
時にはブライアンメイであったりの要素を感じさせつつもすべて橘高スタイルの城として構築されているのが心地よいです。
30年といえどまだまだ足りないご様子。我々ファンもついていきますよ。