Windows 7 (x64)でext2/ext3を読む

過去のIDEのHDDにext3で入っているデータをまとめてS-ATAのHDDに移すため、何を使えばできるか簡単に調査。ググってみればブログの記事とか十分多く見つかるんだけど、Windows7(x64)という新しめの環境ということで一応。

Explore2fs 1.0.8beta9 (http://www.chrysocome.net/explore2fs)

実際には日本語版(http://nw.odoruinu.net/softwares/explore2fsjp/)を使用。普通に起動したところドライブが何も表示されない。UAC関係かと思って管理者権限で起動するとext3のドライブを認識。しかし中身を見ようとするとエラー。原因は不明だが、IEEE1394に変換して接続しているという特殊環境が悪いのかもしれない。

DiskInternals Linux Reader 1.1 (http://www.diskinternals.com/linux-reader/)

正常に読み込めたが、日本語ファイル名にEUCを使っているためファイル名が化ける。残念。UTF-8はサポートしている。最近のLinuxディストリビューションならデフォルトでUTF-8を使うので、たぶん正常に動作するはず。

ここまで単独アプリケーションのタイプ。あとはドライバのタイプしか見つからなかったが、変なドライバを入れたくないので一番うまくいきそうなものをチョイス。

Ext2fsd 0.46a (http://www.ext2fsd.com/)

自動起動にすれば何も考えなくても使えるようだが、常用するわけではないので手動で。Ext2 Volume Managerというアプリでサービスの開始・停止、ドライブレターの割り当てなどを行う。ドライブは全く問題なく認識。ドライブレターを割り当ててデフォルトで使うとやはりファイル名が化けるが、codepageの指定が可能でeuc-jpにするとファイル名も正常にOK。問題なく使えた。これはいいね。
ただし書き込みについては試していない。読み込みに関してもデータを全部コピーしたがかなり遅かった。平均5MB/sぐらいしか出ていない。やはり変換部分がボトルネックか。その割にはCPU食ってないけど。

Ext2 Installable File System For Windows (http://www.fs-driver.org/)

ドライバタイプもう1つの選択肢。結局これは使わなかった。説明を見るとExt2fsdより機能は豊富そう。しかしファイル名のcharset指定についてUTF-8以外記述がないので、たぶんファイル名が化けると思われる。

追記

読み込みが遅かったのはHDDが怪しかったっぽい? 他のHDDで試してみると14MB/sぐらい。それでも遅いので、HDDが怪しいかIEEE1394変換チップのOXFW911が怪しいか。それにしてもよくこんな環境で数年前使ってたなぁ。
あと書き忘れたが、ドライバタイプの2つはどちらもx64対応でドライバに署名もしてあるが、テスト証明書なのでそのままでは動かない。管理者モードのコマンドプロンプトbcdedit /set TESTSIGNING ON を実行して再起動するとテストモードになってドライバが動くようになる。