地震などの自然災害は「脅威」のひと言であるが、それ以外は知恵と勇気で何とかなるのではないかと密かに思っている。
甘いか?
先週月曜に喉の痛みを覚えて(熱はなし)地元の耳鼻科へ行った。
薬を3種類処方され、それを飲んでいたら週末にはほとんど全快の状態になった。
しかし昨日の月曜にまたしても喉に違和感(今度は少し引っかかる感じ)を感じ、
またしても耳鼻科へ行った。
先週処方された薬をまた処方され、週末にまた来て下さいと言われた。
それはそれでよかったのだが、今日起きてみると重い咳は出るし、微熱(7度0分~
7度4分)は出るしで、今日はほとんど寝ていた。
この状態が続くようなら、明日は総合病院へ行く予定である。
昨日、そして今日と夏を思わせるような暑さであった。
午後、今度の金曜に水道メーターの検針が来るので、メーターの周辺に生えた雑草をむしった。大して日当たりのいい場所でもないのにいつの間にか生えている雑草のたくましさに思わず舌を巻いた。
1995年3月20日(月)
いつものように電車に乗り会社に行く。
電車が北千住駅に着くやいなや、「築地駅で爆発事故が発生しました。その関係でこの電車は当駅にてしばらくの間停車致します」とのアナウンスが流れる。
普段なら面倒くさがりな性格のせいか、そのままじっとしているのだが、どういうわけかこの時は無意識に電車を降りる。
ホームを歩いていると、また車内アナウンスが流れているようだ。
どうやら「この電車は当駅にて運転を終了致します。別の交通機関をご利用下さい」という内容に変更したらしい。人々が一斉にホームに降りだした。
ただでさえ月曜日で憂鬱なのにこの始末だ。ついていない。
なんとか会社の最寄りの駅までたどり着き、会社に電話を入れる。
このときはまだ何が起こったのかわかっていない。
電話に出たのは同じ課の女性。車内アナウンスの内容をそのまま伝える。
クスクスと笑われる。上司といい、この女性といい、人間がねじれ曲がっている。
仕事が始まると、やたらと消防車のサイレンが鳴っているのに気付く。
後から知ったことだが、これは被害にあった人を病院に運ぶのに、救急車が足りなくなったかららしい。
だがその時は、爆発事故=火事が起きたからだと思っていた。
10時台、外出する。
八丁堀にある銀行に着く。何台もの消防車が停まっている。地面には青いビニールシートが敷かれており、所々にロープが張られている。
一体何が起こったのか?
銀行の窓口の女性に尋ねると、「異臭騒ぎがあったようです」
私は反射的に「サリン?」と答えていた。
偶然に、この発言が当たっていたことになる。
両親は旅行に出ていた。
上野駅でこのニュースを耳にしたらしい。
父から会社に電話があった。
母親は錯乱状態になったらしい。
私の友達が自宅に電話したらしいのだが、その時に母は泣いていたらしい。
改めて、この事件で犠牲になった方々のご冥福を謹んで申し上げます。
昨年の6月に「情けは人のためならず」と言った内容の日記を書いたが、その行動は現在も続けている。
そのきっかけは野球の大谷翔平選手が試合中にグラウンドのごみを取っているのを見てからである。
上っ面だけ真似しても彼のようにはなれないのはわかっているが、もう少し続けてみようと思う。