めちゃ×2イケてるッ! 辻カラメマンの失敗から生まれた岡村隆史の「ぬ〜」。

先週のめちゃイケで放送された「プロフェッショナル仕事の流儀」のパロディ企画「プロフェッショナルめちゃイケの流儀」。BPO放送倫理・番組向上機構)から提出された意見者の内容に対して、ナイナイ岡村さん自身が体当たりで企画に挑戦し、企画の安全性や昨今の萎縮した笑いを世間に問いかける、「めちゃイケイズムとは何か?」を問いかける内容でした。

この放送内容に関してはネット上でも賛否両論で「本家のプロフェッショナル仕事の流儀に失礼だ!」「お笑いなら、笑いで示すべきだ!」という否定意見から、「めちゃイケイズムに感動した!」「昔のめちゃイケみたいだ!」という肯定的な意見までさまざま。個人的な意見としては、あれ視聴者へのメッセージというより若いスタッフへの叱咤激励なんじゃないかと思いました。めちゃイケってゲストが番宣する番組じゃない、いじめられている子供たちに本気で笑いを届けるのがめちゃイケだろ!って。でも心の中では「昔のめちゃイケってPTAから苦情が来たら倍にして返す番組だったよな?」という思いもありました。めちゃイケらしさってこれかなー…って。

そんな事を考えていたら、「めちゃイケらしさ」を表す一つの話を思い出したんです。
それは、めちゃイケのカメラマンである辻稔さんのインタビュー記事。
これぞ、めちゃイズムだ!と思うこんなエピソードです。

辻 

片岡さんがスゴイなって思うのが、例えばちょっと脱線したとするじゃないですか。
その脱線をちゃんと笑いにして戻せる人なんですよね。

以前、ヨモギダくん企画というのがあったじゃないですか。まだ最初の頃に、しばらくぶりにヨモギダくんに会いに行こうということになって、「顔がどんな風に変わってるのか楽しみだね」って言ってて、僕らは朝から彼が学校に行くのを狙っていたんですけど、その当時はカメラポジションも研究不足で、道路の反対側から撮ろうとして、車に道をふさがれて登校シーンを撮り逃したことがあったんです。

「うわぁ、しまった! これ大失敗だ」って思ったら、片岡さんが「前向きに考えよう」って岡村くんに似顔絵を描かせたんですよ。そうしたら、岡村くんがそこらへんにあったマンガを参考にして、想像でヨモギダくんの顔を描いて。それがすごく面白く書けて。次見た時の為にもうひと笑い作ってっていう・・・。アクシデントをなんとか面白い方向にしたんですよね。

そういうところが『めちゃイケ』のスタッフの面白いところ(凄いところ)かなって感じたりもしますね。
中野俊成 OFFICIAL WEB RANDOM WALK/裏から見るTV | Vol.1 カメラマン・辻稔 Page.2

そして、生まれたのがこの絵↓

この岡村さんの「ぬー」には、お腹を抱えて(くだんねー)って言っていた記憶があります。
お金なんかじゃない、ゲストなんかじゃない、偶然の笑いを徹底的に追及する姿。それが、「めちゃイケイズム」なんじゃないかと思ってたりしました。そういうところが『めちゃイケ』のスタッフの面白いところ(凄いところ)かなって感じたりもしますね。(笑

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