テレビのなみだ 仕事に悩めるあなたへの77話posted with amazlet at 11.01.25
鈴木おさむさんの著書「テレビのなみだ」に書かれていることばたちが素敵でビジネス面でも参考になる部分が多かったので、今回はそんな「テレビのなみだ」の中から素敵な言葉を紹介したいと思います。
テレビのなみだ 鈴木おさむ:Blogで本を紹介しちゃいます。
昨日、紹介したおちまさとさんの著書「企画の教科書」ですが、その中に書かれている企画を考えるための練習問題というのが紹介されていました。とても興味深い質問が多かったので、こんなそんなおちまさとさんのからの質問を紹介したいと思います。
おちまさとさんと言えば、「学校へ行こう!」や「内村プロデュース」といった数々の人気番組を手掛けた企画屋さんと説明すればいいのでしょうか。そんなおちさんが出版された、「企画の教科書」まさにタイトルまんまんの本なのですが、2003年に出版された本にも関わらずその企画術は普遍、2011年の今となっても十分に使うことができるものばかりなのです。
今回はそんなおちさんの「企画の教科書」の中から「企画が愛されるための5箇条」という部分に注目して紹介してみたいと思います。
1.特性
まず第一に、企画が愛されるためには勝負する業種の特性を見極めて、その業界に合った企画を考えるという事が大切になります。
これから立案する企画には、その立脚している「世界」があります。簡単に「業界」と言ってもいいでしょう。まず、その世界の特性を見極めることが大事です。
本書では食玩を例に「特性」が紹介されていますが、ここには「オマケ目当ての購買層」に訴えかける、という「特性」があったと考えられます。
2.振り幅
物語で感動する裏側には、「振り幅」が存在しているとおちさんは説明します。振り幅とは、状況変化の大きさの度合いの事を言うそうです。
そんな振り幅効果を大いに利用するためには、最初の地点をマイナスに設定することが効果的です。物語のハッピーエンドが+100だと仮定すれば、ゼロ地点から出発した主人公が、物語で最後に得られる「振り幅」は100です。しかし、主人公の最初の地点が、ハンディキャップを負っているなどの理由で−100であったならば、エンディングで得られる数値との格差は200となります。この「振り幅」の大きさこそ、物語を面白く見せるのです。
例えば、ドラえもんののび太君などがその好例なのではないでしょうか。運動オンチで勉強もダメなのび太君がドラえもんの道具を使うことで一気にスーパーマンに変身してしまう。この巧みな振り幅がドラえもんが長年愛される秘訣なのかもしれません。
3.普遍性
ベストセラーやメガヒットの裏には必ず「普遍性」があるとおちさんは説明します。誰もが愛着と興味を持って見ることができるモノ、シンプルだけど飽きないもの。そうった「普遍性」を持つことで企画はよりいいものになる。
では、どうすればそんな「普遍性」を企画に組み込むことができるのでしょうか。簡単に言ってしまえば、1000年後の西暦3003年を想像し、そのときにも残っているモノが「普遍性」のあるものです。
西暦3003年というのはやや大げさですが、「普遍性」というのは音楽を外で聴く習慣をソニーのウォークマンが作ったように、誰もがする事を別の形で表現したものと言い換える事ができるのかもしれません。
4.やられた感
消費者はいい意味で裏切れたいと思っています。何か商品を買った時におお!となるような企画。それは先の例で紹介した食玩のように、ペットボトルにスターウォーズのボトルキャップがおまけで付いてくるような驚きです。
簡単にいえば、受けてが予想できる事柄、ポイントを全て書き出して、それを全部捨てるということです。その先にある「最後の一つの結論・ポイント」を何とか見つけるのです。それが「やられた感」に繋がるのです。
5.時流
現在流通しているモノには、必ず「時流」というものが入っています。
「時流」とは、それを受け止めた人にとっては、他人と一緒に「今」を過ごしている安心感を感じさせるモノです。同時代性と言い換えてもいいのかもしれません。この「時流」がないと、「それ、今じゃななくてもいいんじゃない?」と切り返されてしまうような、パンチの欠ける、のっぺりした企画となってしまいます。
とまぁ以上がおちさんが説明する企画が愛されるための5箇条となります。この本では他にも「愛されるためのダメ押し要素」や「マーケティングの方法」「企画会議で成功する方法」など、まさに「企画の教科書」に相応しいような記述が沢山あります。全部を書いてしまうと記事が2つも3つもになってしまうので今回はここで終わりにしますが、気になった方は是非、本書を手にとってご覧頂きたいと思います。
ベッキーさんが書いたフォトエッセイ「ベッキーの心のとびら」の言葉が素敵すぎます。
風の噂で「ベッキーの心のとびらはいいよー」という話を聞いていましたが、こんなに素敵な言葉に溢れているとは思ってもいませんでした。これはもう全ての人に読んで欲しい良書です。ページ数も少ないですし、大きい文字で内容も薄い本なのてすが、言葉一つ一つの重みは小説数十ページをぎゅっと凝縮したような内容となっています。
心が暖かくなる、気持ちが安らぐ、癒される。
今回は、そんな「ベッキーの心のとびら」の中から僕が影響を受けた言葉を幾つか紹介してみょうと思います。ホント、スヌーピーやクレヨンしんちゃんの名言も真っ青です。(笑)
私のライバルは昨日の自分です。
何かに失敗すると、人や環境のせいにして何かが成功すると、自分の手柄だと人は思ってしまいがち。でもそうなっちゃだめ。
ワンピースの作者である尾田栄一郎先生も同じような事を言っていましたね。新人担当が付く時、初めに言う事は「僕にアイディアを出すな」だそうです。
1個いいことがあったら
2個何かをがんばろう
ほめ言葉は渇!もっと頑張れということ!姿勢を崩すなということ!
プラスの言葉を発した分だけ人生の中での笑顔の数は増えると思います。
マイナスな言葉を発した分だけ人生は曇っていくと思います。
苦しみも悲しみも全て階段。
とりあえずのぼらなきゃ。
大きい段、小さい段、色々あるけど、目をつむって歯をくいしばって一歩を踏み出してとりあえずのぼらなきゃ。とりあえず…とりあえずでいいからこの一段、ぐっとこらえてのぼろう。
苦しみも悲しみも全て階段。確かに、そうだ。それをのぼるかのぼらないかは彼方しだい。
しわは、いっぱい笑ったしるし。
胸の痛みというものはちゃんと感じていたいんです。
お友だち、好きな人、家族…大切な人に話したら痛みはやわらぐだろうけど…。
でも、生きていく上で必要な痛みだと思うから、つらいことは人にあまり話しません。それって苦しいかもしれないけど、ぐっとこらえると強くなれる気がします。
ストレッチと一緒。1回目頑張れば、その次はちよっと楽になる。
堪えることは、心のストレッチ。
ベッキーさんは日経エンタテインメントの中でも似たような発言をしています。
・ベッキー「心のストレッチ」がすごい! - ヨーグルトの蓋のウラのびみ
「ありがとう」と直接あなたに言える、この距離にありがとう
これは僕がこの本で一番好きな言葉の一つです。
人の幸せの量はみんな同じ。
大事なのは幸せをちゃんと「幸せ」と感じられているか。幸せを当たり前と感じてしまっていないか。そこの違いで「幸せそうな人」そうでない人、変わってくるんだろうなぁ。
私たちに一番似合っている顔はまちがいなく笑顔です。
「忙しい」という言葉は使わないようにしています。
忙しいという漢字は「心」を「亡」くすと書くからです。
「忙しい」ではなく「充実」
「疲れた」ではなく「がんばった」
口から出る言葉はハッピーな響きの方がいいです。
これはベッキーさんが昔から言っている言葉ですね。心を亡くすと書いて「忙しい」なるほどです。
以上が「心のとびら」より引用した素敵な言葉たちです。僕はこの本を図書館で借りましたが、読んだ後で手元にもっと置きたいと思い、買い直そうと思っています。
素敵な言葉をありがとう、ベッキー。
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もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら タケコプターで読み解く経済入門posted with amazlet at 10.12.01藤野英人
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ブログ発で空前のヒットを続ける「もしも高校野球の女子マネジャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」100万部を超え、もしドラと略させ社会現象とまでなっておりますが、今年のもしドラは実は2作品あったのです。それは、ドラはドラでもドラッカーではなくドラえもんの方。このブログでもドラえもん関連のネタは幾つか紹介していますが、今回紹介するのは「もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら タケコプターで読み解く経済入門」という本。この本がまた、めっちゃ参考になると同時に面白いのです。経済という視点でドラえもんの道具が実現したらどうなるのか?丁寧な分析と共に、ひみつ道具が起こす影響を解説してあります。
今回は、その中からタケコプターが実社会に実現したらどうなるのか?本書の中から要点だけを汲み取って紹介してみょうと思います。
タケコプターが実現した場合、まず真っ先な思いつくのがタケコプター通勤者の増加です。バイクな自転車通勤の人が次々にタケコプター通勤へと変化、空がタケコプター渋滞を起こすと著者は解説します。
タケコプターを使えば近距離の移動が楽になるので、まず、「タケコプター通勤」をするサラリーマンが増加するでしょう。満員電車のストレスから解放されたかった人たちが、一斉に空通勤を選び始めます。首都圏では朝8時前後に、八王子や千葉、埼玉、神奈川方面から新宿、丸の内に向かって大量の人たちが飛んできて、また18時になると、都心から郊外に飛んで帰る人の群れが想像できます。(P14)
それと同時に、空の規制が強化されてると著者し言います。
空の渋滞を解消するため、法規制がしかれ、警察が管理を始めます。
そうすると政府が慌てて空の規制を始めるはずです。「いつでもどこでも飛んでいい」という規制なしの状態では、空の衝突事故が多く発生します。飛行が許可される「空の道」が定められるのではないでしょうか。(p14)
白タケ!まぁ名前はどうであれ、人々の行動を大きく変えるような斬新な商品が登場するようなとき、急速な社会変化を追うように、後だし、で新たな規制が生まれるのが鉄則です。(p15)
タケコプター増加に伴いタケコプター保険の重要が急増します。空での事故を保障するタケコプター保険が生まれ多くの人がタケコプター保険に加入。その結果、生保業界が潤うと著者は言います。
まずは損害保険会社が潤います。
タケコプターの普及でバイク保険の売り上げが落ち込むかもしれませんが、それ以上の需要をタケコプター保険が生み出されるので、結果的には損害保険会社には特需が発生するでしょう。損害保険大手の東京海上日動や損保ジャパンなどの業績も向上するでしょうし、逸れによって、それぞれの持ち株会社の株価も上がります。(p16)
東レと聞くと繊維メーカーのイメージが強いですが、実は東レは炭素繊維で世界をリードする会社。タケコプターの羽や部品に軽くて丈夫な東レの炭素繊維が使われるようになれば、売り上げは急上昇するというわけです。その他には、アパレル大手のユニクロが売り上げを伸ばすまではないかと予想されています。
また、空を飛ぶとおそらく風も強いですし、地上よりも寒かったり暑かったりするでしょう。すると適切な服装が必要になります。快適性と安定性が求められるわけです。いち早く大量に、それも低価格で商品を提供するのは、ユニクロではないでしょうか。柳内正社長は時代の変化を敏感に察知して、ユニクロを世界に通用するアパレルブランドに成長させました。タケコプターが開発されたとき、その変化に対応したウェアを開発するのは間違いないでしょう。上空でも寒くない「タケコプター対応ヒートテック」や、真夏でも日焼けしないウェアなどを開発するでしょう。(p20)
タケコプター対応のヒートテックは面白そうですねぇ。
白バイならぬ白タケ、タケコプター登場によって高層マンションや住宅などでプライバシーの重要性が高まるといいます。それと同時に、プライバシーや安全を守る警備会社の株価が急上昇すると著者は言います。
警備サービスの株価は上がるでしょう。
多くの人がタケコプターで空を飛ぶようになると、空中でのトラブルや、空からの家宅侵入という問題が頻発します。(中略)それを防止するための「空飛ぶセコム」や「空飛ぶALSOK」といったサービスが売りだされるでしょう。商品名は「白タケ」に倣って、ずばり「タケコップ」!(p21)
いゃー、著者の想像力には驚かれされるばかりです。本では他にも「ガールフレンドカタログメーカー」や「フエール銀行」、「アンキパン」、「ほん訳こんにゃく」といった、ドラえもんの秘密道具の中でも定番中の定番と言える道具が紹介されています。気になる方は、実際に手にとって確認してみてください。
やっぱりすごい、ドラえもんの世界。