2015年3月13日

 帰る時間が遅くなったり、自分の時間が少なくなるほど、自分の時間をなんとか使いたい。大枚はたいて買ったのに、読んでいなかったトマス・ピンチョンLAヴァイス』に手をつけたくなって、ぱらぱらめくってみる。たぶん今は読めないだろうな、と思いつつも、気になる気になる気になる。
 うすっぺらいがおかしい、軽い青春ロマンティック・コメディが観たくなり、レンタルで2枚も借りてくる。一本は『ガール・ネクスト・ドア』。エミール・ハーシュ演じる高校生が、隣に越してきた美女にひとめぼれするが、じつはポルノ女優で……という、狙い通りのごく軽いラブコメ。というか、これは昔観たことがある。2004年の映画だから昔といってもせいぜい10年だが、記憶力が悪いので何度でも楽しめる。そういうタイトルの本もあったような。
 レンタルビデオ店にはじつはほとんど最近の映画しかなくて、よほど意識しないとごく最近の映画しか観れない。そんななか、2000年代とはいえ、この程度(失礼)の映画がまだ棚にあるのは、嬉しくないわけではない。