南相馬市の状況

被災前の南相馬市の人口は約72000人でした。7月25日の段階で、36000人の方が居住。1ヶ月前の6月25日には34500人ほどでしたから、少しずつ市内に戻りつつあるようです。しかし7月25日時点で市外に29000人が避難中。不明の方も4000人と発表されています。市では8,9月を「市内除染強化月間」と位置づけ、学校や公園などの公共施設や道路の除染を優先的に進める計画。市民も積極的に小学校のプールなどの除染をはじめています。「緊急時避難準備区域」の解除も検討されはじめています。原ノ町駅前にある中央図書館(平成21年12月開館)も8月9日に再開されます。少しずつではありますが、生活が戻りつつあるのを実感します。
[8/2追記:南相馬市の「放射性物質除染方針」と「放射性物質除染マニュアル」です。科学的知見の蓄積と並行して、今後かなり広域にわたる除染戦略・計画・活動が必要になると考えられます。地域再生や都市計画の新たな分野ともとらえられます。☆2013.3.1の市のHP構成変更によりリンクはずしました。
[8/4追記:南相馬市では独自に市内38箇所で放射線のモニタリング(地上1mおよび1cm)を行い公表してきました。8月からはこれに加え、市内36箇所の小中学校、幼稚園・保育園等のモニタリング(屋内および屋外。測定点は屋内は基本的に地上1m、屋外は地上1mおよび1cm。ただし小学校・幼稚園・保育園は屋内外の地上50cmおよび屋外の地上1cm)が開始され公表されています。]