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地域が連携し「住みたい都市」をプロデュースする

2017-02-11

ダダーブ

地球上の「都市と都市計画」をめぐる人類の大き課題という意味で、“世界最大の難民キャンプ”といわれるこのキャンプのことを取り上げることにしました。ケニア東部のソマリア国境近くにあり、30万人を超えるソマリア難民を受け入れています(最大時には50万人)。
一昨日、ケニア高等裁判所が、これら難民キャンプの閉鎖を決定したケニア政府の判断は、ケニア共和国憲法27条および28条に違反するとの判決を出しました。政府はこれを不服として控訴するとしています。自国民を保護するのは政府の責任との立場から。

「都市イノベーション開墾」も第96話。世界に「住みたい都市」が増える一方で、このような新しい現実も増えているように思います。難民キャンプで生まれた世代も増加。ささやかな映画館が唯一の娯楽施設との記事も出ていました。google mapでもはっきりとダダーブの様子がつかめるだけに、そしてこのようにつかめるということ自体はせいぜい1990年代以降のことであるだけに、ダダーブを「つかめる」(と思う)ことと、ダダーブという〈都市〉の問題解決がきわめて難しそうだと感じることのギャップがあまりに大きすぎて、何度もこのテーマは取り上げないでおこうと考えました。
けれども、「ささやかな映画館が唯一の娯楽施設」のような視点に可能性も感じます。30万人の〈都市〉計画。いずれ元の問題が解決されて〈都市〉は無くなるかもしれないけれどもしばらくは続きそうな〈都市〉。
このような現実は決してイノベーション的ではないものの、現実として存在するこのような〈都市〉問題の解決は都市イノベーション的なのだと思います。

[関連記事]
アジスアベバ開墾(3) (都市イノベーション開墾 第88話)
http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20170105/1483584215

[関連資料]ケニアの隣国ウガンダの例が中心ですが、『地域創造論』の第8章(p92-105)に、K先生の報告(講義録)が掲載されています。下記URLの「成果報告書」欄『地域創造論 ポスト3.11の新しい地域像』からダウンロードできます。
http://www.chiki-ct.ynu.ac.jp/40resrep/index.php

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