emacsをデーモン化すると超便利

 超はちょっと言い過ぎかもしれない。
 emacsのバージョン23からは、emacsdaemonとしてあらかじめ起動する事ができる。もちろんまだemacs 23は正式リリースされていないのだけれど、Ubuntuとかだとemacs-snapshotというパッケージ名で提供されていて、at your own riskで使う事ができる。デーモンとして起動するためにはオプションをつけるだけでよい。

emacs -daemon

 使うときはemacsclient -cでよい。emacsclient -c test.txtとかやると、1秒ほどで新しいウィンドウが開く。emacsは今使ってるマシンでも起動に7秒近くかかるので、それを思うとものすごく高速化されている。まぁ、別にemacs22まででもM-x server-startでほぼ同じことができたわけだけど。最初にemacsを起動した時点でウィンドウが出てこない分、こっちの方が良いと思う。
 しかしemacsclientには問題点がひとつあって、バックグラウンドプロセスとして起動できない。うっかり&を後ろにつけてしまうと訳の分からないことになる。-nというオプションをつけるとemacs側のファイルクローズを待たずに終了する、となっているので、&の代わりに-nをつければそれでよいのだが、ついつい癖で間違えてしまう。
 とりあえずはalias ec='emacsclient -c'; alias en='emacsclient -c -n' としてしておいて、ecとenで使い分けをしようと思っているのだけど、これでうまくいくかしら。