裏付属タイタックの強度と硬度

社章の裏付属には様々なものがございます。男性がスーツに着ける専用のネジタイプから女性がファッション感覚で付けられるスカーフピンタイプ、そして一番多く使われているのが男女共通に使えるタイタックになります。本日はこのタイタックの強度や硬度についてのご説明をさせていただきます。(裏付属の選び方の参考サイト

タイタックの素材と規格

タイタックの針の素材は洋白という素材でできております。そもそも洋白とは銅、亜鉛、ニッケルからなる合金で洋銀ともよばれるほど色が白く近い素材で真鍮がございますが真鍮よりも固く出来ております。通常タイタックの太さは0.9ミリが規格で多く使われておりますが0.9ミリは非常に細く固い洋白でも簡単に曲がったり折れたりしてしまいます。(裏付属のサイズの違いについてはこちら)そんな素材が社章の裏付属として使われており裏付属として通用するのか?といった感想もあるかとは思いますが太くすれば衣類に開く穴が大きくなるなどの不具合があることから現在の太さが評価を得ています。

仕上げにより固さ違ってきます。

社章の仕上げには様々なものがございますが仕上げによってタイタックの強度が変わってきます。一番強度が強いのはニッケルや金のメッキ仕上げです。この方法は共にニッケルを付けるため表面が固い膜で覆われるため仕上がると非常に固くなります。その反面、強度や硬度が低くなるのがイブシ仕上げです。銀のイブシ仕上げは表面に銀のメッキを施しますがその銀メッキが柔らかいの針を社章本体に溶接する際にろう付けという方法で取り付けるのでかなりの温度に加熱いたしますので専門用語で「なまる」と言い材料が柔らかくなる現象が起きるからです。とはいうもののイブシ仕上げは昔からの人気仕上げになっておりまた柔らかくなった針でも固定する役割はしっかり果たしますのでご安心ください。

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