Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

やっぱり、音楽用CD-Rはデータ用CD-Rとは違う


データ用CD-RにバックアップしてONKYOのCDP C-711MLTD(ピックへたり気味?)でノイズが出てしまうものを音楽用CD-Rにバックアップしなおしてみました。


念のために説明ですが、こういうことです。音楽CD -> データ用CD-R(ノイズが出る) -> 音楽用CD-R。


2種類試しました。ひとつは、太陽誘電 That's 2-32x プリンタブル・シルバー(シアニン系)をmaxell CD-R AUDIO 1-24x(ピアノ)(Taiyo Yuden OEM シアニン系)へ。

maxell CDRオーディオ [CDRA80B1P10S]

maxell CDRオーディオ [CDRA80B1P10S]


もうひとつは、三菱化学 データ用 1-16x 互換重視(アゾ系)を三菱化学 音楽用 1-16x(アゾ系)へ。

三菱化学 MUR74PH10 音楽用CD-R 74分 10枚

三菱化学 MUR74PH10 音楽用CD-R 74分 10枚


音楽用CD-Rに孫コピーしたものはどちらも、C-711MLTDで再生してもノイズが出ませんでした。目論見どおりです。


2つめの三菱のものは両方とも「1〜16倍速対応 SUPER-AZO」でほとんど同じと言えるんでしょうけど。


と、このようにデータ用CD-Rメディアと音楽用CD-Rメディアは何かが違うのは間違いないですが、何が違うのかは分かりません。違うといえば音楽用CD-Rの判別信号というのがありますが、C-711MLTDが音楽用CD-Rの判別信号を識別しているという話は聞きませんし、識別しているとしたらデータ用CD-Rでも問題なく再生できる場合があるのは矛盾してます。識別している意味がありません。


両者で記録されているデジタル・データがバイナリ一致しない(つまりデータが異なる)と言っているわけではありません。もし異なっているとしたらそれはバックアップに失敗していることになりますが、それは無いでしょう。


それを根拠にしてメディアごとに音が変わるわけが無いという主張も見かけますが・・・メディア側の材質的な違いや光ピックアップのレーザーの出力調整ストラテジーやメカニカルな動作の違いなどなど、想像以上にアナログ的要因に左右されてCDPによって再生される音に違いが出てしまうのが現実だと思います。


デジタルだから音が変わるわけが無いというのは、理想状態のデジタル・オーディオのみに言えることで現状では机上の空論でしかなく、単なる思い込みか経験不足なのではないかと思いますが・・・私にしてもC-711MLTDでノイズが出たり出なかったりということが無ければそういう可能性に思い至らなかったかもしれません。KENWOOD DPF-7002やSONY CDP-555ESJではデータ用でも音楽用でもノイズは出ないのですから。


そこで、仮説なんですが・・・「長年の使用で劣化しているCDPほどメディアによる音の差が顕著である」


だから、音が変わる、変わらないの議論は平行線になってしまうのではないでしょうか?両者ともそれぞれの環境に限ってみれば正しいことを主張しているのかも知れません。


そのため、C-711MLTDは交換用の光ピックアップをかなり前に入手してありますが、とりあえずこのままでいこうと思っています。焼き品質のチェックのために。というのも、PlexToolsで調べてみても、ノイズの出るメディアとそうでないメディアの特徴を見分けることができないものですから。


三菱化学 音楽用CD-R Phono-R 旧型

こんなのビッダーズで見つけました。80分のPhono-Rが10枚で759円。しかも送料が安いし、5000円以上購入で送料無料だそうです。ついでに74分のPhono-Rと80分のシルバー・レーベルのもリンク貼っておきます。もちろんアフィリエイト・リンクなのでクリックして買い物してもらえるとうれしいですが・・・とにかく安いってことで。

音楽用CDR 10枚パック 三菱化学メディア MUR80PH10 音楽用CDR 10枚パック 三菱化学メディア MUR80PH10

音楽用CDR 10枚パック 三菱化学メディア MUR74PH10 音楽用CDR 10枚パック 三菱化学メディア MUR74PH10

音楽用CDR 10枚パック 三菱化学メディア MUR80MB10S 音楽用CDR 10枚パック 三菱化学メディア MUR80MB10S

注意!!一番下の「音楽用CDR 10枚パック 三菱化学メディア MUR80MB10S」ですが、ONKYO C-711MLTD(光ピックへたり気味?)で音跳び発生しました。データ用のCD-Rと何の違いも無い可能性があります。

追記:その後何枚も試しましたが、大丈夫なようです。音跳びしたメディアには赤、黒のPOSCAを塗ったものです。詳しくは20060223の日記を参照