桜はいいな

桜が今年は長持ちしています。やたら暖かいと思ったら恐ろしく冷え込んだりする天気にさすがにとまどっているようです。その証拠にいつもは早く終わるスイセンが桜が咲いてもまだ満開です。

3月はいろんな行事や会が目白押しでした。そのなかで、米奥小学校のコミュニティースクールの委員になって2回目の卒業式に行ってきました。昨年度と同じ、卒業生は2名。昨年度から統廃合の対象になっている、14名の生徒の通うこの学校を見て、はたして生徒が少ない小学校の何がいけないのか、なにが子供達に不都合なんだろうとおもいます。

成績も見劣りしない、優秀だと聞いています。書道も特選。元気もあって、笑顔もいい。総合学習の発表も劇もすごくよかった。卒業生の2人もなかなか立派で、優しくて、きくばりして低学年のみんなを良く皆を引っ張ってくれていたようです。うーん。学校の施設や周りの環境が日本一ぐらいよくて、統合して廃校にする理由はなに?たぶん腹の底から答えられる人はいないだろう。生徒の人数でどうこうとか教員の数がとか、そういう意味じゃなく、学校の問題を考えると、集落全体の将来像が見えてくると思います。学校をなくすということは、衰退、消滅を認めるようなもんです。

都会で700人の生徒が通う小学校を卒業した私にはなかった、小さいからこそ、の絶対に違う何かを得て卒業したんだと思います。いま分からなくても、いつかきっと生きてくると思います。

卒業おめでとうございます。

うちの集落にまた一家族移住組が入りました。0歳児がいるので、平均年齢がぐっと下がりますね。