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2012-10-14 It’s about time you freed yourself.

第5回山口県英語教育フォーラム (2012年11月3日開催)

英語教育関係の各種サイトでも告知頂いております。

英検情報 http://www.eiken.or.jp/forteachers/information/index.html#201211

三省堂 http://tb.sanseido.co.jp/english/study/2012/11.html#2012092401

英語教育ニュース http://www.eigokyoikunews.com/ext/events/2012/09/post-2053.html

長州英語指導研究会専用ページ (http://cho-shu-elt-forum-2012.g.hatena.ne.jp/tmrowing/20120916) を開設していましたが、資料のダウンロードができないので、要項ならびに申し込み用紙のダウンロードはこちらからお願いします。

第5回英語フォーラム案内文書・完成版.docx 直

FAXでの送信が出来ない方は、事務局長である松井に直接メールをお送り頂き、それにて申し込み受付完了とすることも可能です。

まだまだ申し込み受付中ですので、宜しくお願いします。

素晴らしい講師の方々の講演・ワークショップに加えて、県内外から参加される、英語教育に熱い思いを持っていらっしゃる先生方との情報交換、懇親会もまた魅力の一つです。今年も、過去の講師を務めた方を含め、私が悩んだ時に話しをしたい、聞きたい方が何人も参加を表明されています。11月3日は、山口市で、あらたな「文化」を共有してみませんか!

この週末は、本業。

月末の県の体育大会 (選抜予選) のレースに向けて、借艇のお願い。リギングをあれこれ試して、2時間ほど乗艇。テスト期間の午後や、週末に練習できるよう、振り角、梃子比のセッティングをして帰山。直進でこれだけ悩んだのは初めて。気が狂いそうでした。スクエアでのパドルでオールが乗せられるところまではきましたから、あとは、エルゴで肉体と精神の追い込みと、乗艇でのスタート練習ですかね。

さて、

拙ブログには、相変わらず「関正生+批判」という検索ワードで、熱心なファンと思しき人たちが訪れているのですが、ついにこんなコメントまで舞い込みました。

僕は関先生の授業を受けたことのある者ですが、一切不満も疑問もありませんでした。あなたは「どこが転じて」だとか「過度に単純化した「理屈付 け」を与えることが学習者の益となるのか」と書いておられますが、それこそ揚げ足を取る行為なのでは。先生は専門書を書いたのではなく「英語をもう一度学びたい」という方にも向けた説明をしてます。単純でいいじゃないですか。難しい説明するよりも。

Next Christmas falls on a Wednesday.

次のクリスマスは水曜日。未来視点じゃないですか。

My son graduates from the university next year.

「来年」、未来視点じゃありませんか。

あなたはきっと氏の説明の過去・現在・未来すべてが、全部の現在形に当て嵌ると考えているのではないでしょうか。

これは、一年以上前のエントリー、

http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20110630#c

に対するコメントです。一々回答するのも面倒なので、当該ページには過去ログの関連記事へのリンクも張っているのですが、肝心のそのリンク先の記事は読んでくれないようです。

恋は盲目、などといいますが、この方のおっしゃることは「争点」が全く見えていない反論でとても残念であり、私が畏れていた方向 (「過度の一般化」を信じてしまい、旧来の真っ当な記述や説明を「小難しい理屈」と捉えてしまう学習者の量産) へ、事態が進んでいきそうで、不安は募るばかりです。

この方は、自分で「『未来視点』だから現在形でいいじゃないか!」と半ば結論を出しているようなのに、なぜ、私の指摘が理解できないのか、不思議です。

私の件の学参に対する批判は

  • 「『昨日も・今日も・明日も』当てはまる行いや出来事に使うのが現在形の本質」という過度の単純化

に対してのものです。このコメント主さん自身が示した用例は、どちらも、「これからのこと」を「明確に」述べているからこそ、「現在形」が選ばれているわけであって、「昨日も、今日も当てはまる命題」だから現在形が選ばれている事例ではないことは自明でしょう。ただ、勘違いしてはいけないことがあります。

  • では、英語で「未来視点」の表現形式を、どのように使い分けているのか?

という問いに、氏の「現在形」の理論が答えているのか、ということです。

<will+動詞の原形>

<be going to+動詞の原形>

<be + 動詞のing形>

<現在形>

<will + be + 動詞のing形>

の棲み分けをどうしているのか。話者の心的態度、現実や可能性の査定などが、表現形式とどのように結びついているのかを解きほぐすのは結構難しいものです。学校文法や伝統文法の研究者達が、徒に小難しい理屈をこね回して暗記を強要している、というのは必ずしも正しい見方ではありません。それは、先哲、先達の足跡を辿れば明らかですから、私の記事では、逐一、書籍からの引用に、著者・出典を記しているのです。ちなみに、林語堂の著作での「現在」と「表現形式としての時制」を捉えなおす素晴らしい考察は半世紀以上も前になされているものです。

  • 単純でいいじゃないか!

確かにそうです。ただし、それは「正しく、適切である」限りにおいてです。本当は単純ではないものを単純に見せてしまうことは、必ずしも教育的とは言えません。

自分の師への敬意はそのままで結構ですから、冷静にこの参考書で取り上げられた用例と解説と、本来その英文が表す概念を整理し、私が引用したその他の学参〜概説書の記述との比較吟味をして欲しいですね。

このコメント主のこれからの英語学習に幸多かれ、と本当に願わずにはいられません。と同時に、こんな受験生を生み出している、高校現場での「文法」の扱いこそをなんとかしなければと思います。

まずは、

  • 大津由紀雄編著 『学習英文法を見直したい』 (研究社、2012年)

を丁寧に読まれることをお勧めします。私は第7章を担当しています。主として、「フォーカスオンフォーム」を謳う指導法に対する疑義と、「フィーリング」「イメージ」「コア」を謳う指導法への疑義を表明していますので、その辺りを踏まえてのご意見ご感想をお待ちしています。

※2016年9月27日追記

この日の内容に関連する過去ログのエントリーはこちら。併せてお読み下さい。

http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20110630

http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20120617

http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20120718

国体が終わり、ようやく床屋にいくことができました。

カットが終わって、鏡を見て (といっても眼鏡を外した状態ではほとんど焦点があっていないのですが、全体の雰囲気で)、

  • おお、今日はバッチリとお願いした通りの長さ、梳き具合で、全体のバランスもイメージ通りのクルーカットだ。これは、まさに「ライオン」のマスターと同じ仕上がり!!

と感激して、お会計を済ませたところで、女将さんから衝撃の告知。

  • 先生、今月いっぱいで店を畳むんです。言おうかどうか、迷ったんですけれど、やっぱり先生には…。

びっくりしました。

山口に来て、自分の髪型を再現してくれる技術を持った理容師さんに出会えたと感激して早5年。本当に、リラックスさせてくれる店で、いつも最後はうとうととしてしまい、頭の位置を直されるんですが、慣れない土地に来た私に、山口のことをあれこれと教えてくれた女将さんの最後の仕事が、まさにパーフェクトなカットになった訳です。

もう、あのハイネッタの梳きバサミの心地よい音を聞けないかと思うと淋しいです。

  • お知り合いの方で、私の剛毛をハサミだけで捌ける技術を持つ方はいませんか?

とお尋ねしたところ、県内の理容師の講習会で講師も担当するという、ご主人の古い友人の息子さんがやっている理容店を紹介してもらったので、来月以降はそちらにお邪魔するかもしれません。

5年間、本当にお世話になりました。ちょっと涙腺が緩みましたが、最後の最後に思い出に残る良い仕事をしてもらえて感激です。これからもお体に気を付けて、末永くお幸せに。

本日のBGM: Cut up our existence (The Beatniks)