東の南極

2016-01-01

ストロマトライトに会いたくて

今から約46億年前、地球は誕生した。
そして、今、この地球上にある酸素は最初からあったわけではなく、光合成をする生物があらわれたおかげで増えだした。
今から約27億年に大量発生したと考えられているシアノバクテリアは、昼間に光合成活動して酸素をたくさん作り出し、夜には粘液を出しながら休息する。その粘液でまわりの泥や堆積物を沈着させ、また昼になると光合成活動をする。
この繰り返しによって少しずつ固定されていった堆積物はやがて岩石のような塊となっていく。
こうしてできた塊がストロマトライトだ!
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かつて地球上のあらゆる場所に存在していたであろうストロマトライトは、自身が作り出した酸素のおかげで進化していった他の生物たちに住処を追いやられていった。
化石としてのストロマトライトはいろんなところで見つかっているが、生きたシアノバクテリアが今も活動しているストロマトライトは、現在オーストラリアのシャークベイにあるハメリンプールという場所でしか見ることができない。
オーストラリアには何度か訪れたこともあったが、このハメリンプール、、
ちょいと観光ついでに立ち寄るには難易度の高い場所にある。
パースから900kmくらい北に位置し、パースから飛行機を使ったツアーもないわけではないが、それだけで軽く10万円以上はする。
運転免許のない私としてはドライバー(旦那)なしでは絶望的。昨年の正月はドライバー(旦那)の急な入院で断念した旅だった。

5年前、南極へ行ったとき、砕氷艦しらせ」がフリーマントルに停泊している間、なんとかハメリンプールへ行けないか調べてはみたのだが速攻で断念。その時には、ストロマトライトの近縁種であるスロンボライト(参照:スロンボライト)を見に行った。
しかし、やっぱり本家本元ストロマトライトが見たい!という思いは消えないままでいた。

長年思い焦がれたストロマトライトを見に行くまでの道中には、大学の卒業旅行で20年ほど前に訪れたピナクルスがあった。20年前のことなどひとつも思い出すことなく新鮮にはしゃぐ。

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ピナクルスを過ぎた辺りでは、夏の旅行で訪れた赤い砂漠(参照:やっと砂漠!の巻)とは対照的な白いランセリン砂漠観光。

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1泊目の宿で偶然みつけた観光案内パンフレットの写真に惹かれて行ったピンクレイク観光。

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貝殻だけでできた真っ白な砂浜、シェルビーチ観光。

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お金出してヒョイと飛行機で行ったのでは味わえないオマケ観光もたくさん愉しめた。
ドライバーに感謝。。

走っても走ってもひたすら地平線の先に道が続くオーストラリアの広大さ、、ほんとにスゴイ。

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帰りの飛行機からは、その広大なオーストラリアに広がる赤い大地を見ることができた。

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約27億年前、シアノバクテリアが大量に作り出した酸素は海中の鉄分と反応して赤さびとなり沈殿していった。それらは縞状鉄鋼層と呼ばれる赤いシマシマ模様の地層となって現在見ることができるということ、教科書にも載っているし授業で教えてはいるけれど、実際に自分の目でストロマトライトを見た後、この赤い大地を目にすると深い納得と感動を得ることができた。

感慨深い呼吸をしながら帰路についた。

2015-08-16

フラミンゴとウェルウィッチアの巻

一夜明け、スワコプムントの街並みをやっと認識できた。
なんか、ヨーロッパの街並みみたい。
そして、かわいい街並みの奥には砂漠らしきものが見えている。
昨夜は真っ暗過ぎていっさい気づかなかったけど、この街、砂漠の中にあるようだ。

隣街のウォルビスベイまでの道は海と砂漠を両方見渡せるステキなシチュエーションだった。
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赤い砂漠とは違うけど、こっちはこっちで素晴らしかった。
ここではDune7という砂丘に登ってみた。
Dune45ほどの高さはないまでも、じゅうぶん息のきれる高さだった。
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砂丘をかけおり、つぎはフラミンゴ
ウォルビスベイの海岸に広がる干潟には、たくさんのフラミンゴが生息するということで、はっきりした場所もわからずなんとなく「ラグーン」と書いてある海岸沿いの道を走ってみた。

すると、、

いました!ピンク色の大群!

めちゃくちゃぎょーさんい過ぎ!!

ケニアへ行った時にもフラミンゴが多く見られるというナクル湖行きましたけどぉ、こーんないっぱいいなかったー!!
みーんな、なんかクチバシで泥んとこすくっては顔上げて美味しそうな仕草してる。
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首長いから、1回ずつ顔上げないと飲み込めないのかなぁ?
みんなで顔上げた瞬間が何ともシアワセそうでいい感じ。
しかも、この子たち超ビヒリ屋さん。座って見てるとわりかし近くまで来てくれるのに、ちょっと立ち上がっただけでもスススス〜〜って皆で逃げていってしまう。
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いつまで見てても飽きない仕草のフラミンゴさんたちに別れを告げ、次はウェルウィッチアという植物を見に向かう。

ウェルウィッチアは、昔テレビで見たことがあり、何千年も生き続ける植物として知っていた。ナミブ砂漠と言えばウェルウィッチアというくらい私の中では印象深い植物だった。まさか、ホントにこの目で見に行くなんて思ってもみなかったけど。

スワコプムントから、またガタガタ道を2時間ほどドライブしていく。
ムーンランドスケープと呼ばれる月面を思わせるような景色の中をひたすら進む。
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ここでもグーグルマップさん頼り。
ウェルウィッチアドライブ」と検索し、はっきりした場所もわからないまま進んでいくと、

あれか?!

いきなりポツンと、見かけ枯草同然なウェルウィッチアが咲いていた!
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裸子植物らしい花がついてるのがわかる。
何かマツボックリみたいな花ついてんのが、たぶん雌花だ。
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雄花は花粉入ってそうな黒いのいっぱいついてる。
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そして、マツボックリっぽいのが開ききったあとみたいな様子の花の側には、まさに松の種みたいなのがいっぱい落ちていた!
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これウェルウィッチアの種だ!きっと!

感動!

テレビでしかみたことなかった、「こんな不思議な花があるんだな〜。すごいな〜!」くらいにしか思ってなかったもの、ホントに見に来れた。ホントに咲いてた。こんなとこに、、、
やっぱ何でも、実際の姿を見て、どんなとこでどんな様子で存在するのか肌で感じると、印象や認識がさらにくっきりとしたものになる。
今回の旅でも、色んなもの見て、色んな経験して、色んなこと考え感じることができた。

しかし、アフリカ広いなぁ〜

今日も8時間ほどドライブ!
ウィントフックの街にたどり着いたのは夜の11時前だった。
予定外のハードスケジュールにはなったけど、なんとか今回の旅の目的をすべて達成することができた。
南部アフリカ、ステキなとこだった!

2015-08-15

やっと砂漠!の巻

予定通りホテルを6時前にチェックアウトし、ホテルのすぐ前にある砂漠ゲートに行くと、すでに数台車が並んでた。
が、まだゲートはオープンしておらず、ダンナ情報によると、別のゲートの方が早く開くというので、グーグルマップを頼りにもう一方のゲートへ向かった。

グーグルマップ道案内  『しばらく、道なりです』

こんなとこでも日本語で案内してくれてるグーグルマップさん、まぢスゴイ!

しかし、行き交う車はすべて我々が向かってる方向とは反対方向に走っていく。
さっき通り過ぎてきたホテルのすぐ前にあるゲートへ向かっている様子だった。
グーグルマップ道案内さん、あまりに直進過ぎて全然しゃべんなくなったし、、

ホンマにこっちにもゲートあるん?
半信半疑のまま、グーグルマップの道案内を頼りにガタガタ道をしばらく走った。

グーグルマップ道案内  『100m先、右折です』

いやいや、どう考えても道ないしー!
けっきょくホテル前のゲートへ戻ることに。
無駄なガタガタ道ドライブによりロスタイム
そして得たものは尿意だけだった。

戻ってくるとゲート前の車の列はさっきよりかなり増えていた。
仕方なく最後尾に並ぶ。
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砂漠ゲートを通過すると、いきなり砂漠が広がっているわけではなく、しばらく車で走ってるウチに、だんだんそれっぽい山が見えてくる。
だだっ広いとこに、ダチョウや鹿みたいなの(昨日のBBQで食べた動物達)がぼんやりたたずんでたりもする。
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砂丘はたくさんあるんだけど、ガイドブックなどに出てくるthe砂漠!みたいな景色の場所はDune45という砂丘みたい。
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砂丘の山のエッジの部分をみんな歩いて登ってる。
けっこうな高さ!
無駄なガタガタ道によって促進されてた尿意を広大な景色の感動でかき消しながら、Dune45を登っていく。
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砂地で足をとられ、かなりハード(疲)、、
時々立ち止まって景色を眺めながら息を整える。
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よく見ると小さな足跡がついている。
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何かと思っていたら、足跡の先には赤いお顔のアリさんがせかせかと歩いていた。
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尿意も忘れ、Dune45を愉しんだ。
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降りてみると駐車場のすぐそばに小さな小屋があることに気づく。
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トイレだ!

危機感せまる脳で、直感的にそう判断できた。

助かった〜!

こうして何の心配もなく砂漠観光に専念できるようになった。

Dune45からもう少し進んだ場所に、デスフレイと呼ばれる見所スポットがあるみたいだった。
ただ、そこへ行くには道が砂深過ぎて、四駆の観光用ジープシャトルに乗せてもらって行くシステムになっていた。
すんごい砂道を絶妙なハンドルさばきでガンガン進んでいってくれる。乗ってるだけでも、お尻が何回も浮き上がってオモロかった。
デスフレイは、かつてオアシスがあった場所。昔あった水が干上がり、そこに生い茂っていたであろう木々もカラっカラになって残ってる。なんとも奇妙な光景が見られる場所だった。
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ここに来るまでの時間と苦労を考えると、あっという間すぎる砂漠観光だったけど、ホント来れてよかったぁ〜と思える光景だった。
名残惜しいのは山々だけど、今日はまた400kmほどガタガタ道をドライブし、次の街スワコプムントへ移動する予定だったため、昼過ぎには念願だった赤い砂漠をあとにした。

また、ひたすら途方もない砂利道を走り続けていく。すれ違う車もほとんどなく、こんなとこで事故ったらホンマ絶望的ってカンジの道をゆっくり慎重に進み続けた。
なんとか日暮れまでに街へたどり着きたいと思う気持ちとは裏はらに、落ちていく太陽はやたらと美しかった。
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太陽も沈み真っ赤に染まった空の下の方に、人工的な光がポツポツと見えてきた!
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街だ!

昨夜は自然の星空に癒されたのだが、今夜は人工的な街の光にホッとさせられる。
スワコプムントの街にたどり着いたのは夜の9時半頃だった。
ナミビアはかつてドイツ植民地であったことから、ソーセージビールなどが美味しいと聞いていたので、街のドイツ料理店へ繰り出すことに。
早朝からの砂山登山+砂利道8時間ドライブという過酷な長い1日が無事に終わっていったことに乾杯した。

2015-08-14

ふりだしへもどるの巻

よし!今日こそウィントフックとおさらばだ!
レンタカーを借り直すため、まずは空港までタクシーで向かった。
まさに、ふりだしに戻るカンジ。

ブラックリストに入ってることもなく、すんなり新たな車を手に入れ、やっと砂漠への旅が再開した。
2日ほど前にもここから走りだしたはずなんだけど(T_T)

デジャブですかとツッコミたくなる。

事故したルートとは別のルートで目的地を目指した。けど、まぁ、ウィントフック郊外からはやっぱり同じような砂利道が延々と続く。
もぉミスは許されない。
ゆっくり着実に砂漠近くの街セスリムを目指した。
空港を12時くらいに出発し、セスリムのホテルに着いたのが夜の6時前くらい。ちょうど夕日が沈む前には到着できた。
こんななーんもなさそうなところなんだけど、突然ポツンとオアシス的にホテルがあるのに驚く。
しかも、このホテルかなり優雅なたたずまい。
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このホテルを選んだ理由は砂漠のゲートに近いためだった。
(砂漠って入り口がちゃんとあるのね、、知らんかった)
ここへたどり着くまでに走って来た道とさほど変わりない景色が広がっているだけで、すぐ近くに砂漠が現れるなんて想像がつかなかった。
しかし、ホテルのコテージの裏手側に出てみると、地面がなんとなく砂漠っぽくてテンション上がる!
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だだっ広い自然の中にポツンとたたずむオアシスで美しい夕日を眺め、ヒドいガタガタ道ドライブの疲れも癒された。
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夕食は、すんごい星空の下でのビュッフェスタイルだった。
シマウマダチョウ、いろんな珍しい肉をその場で焼いてくれるBBQコーナーもあった。
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夕食後はコテージの庭に置いてあったデッキチェアに座ってまさに満天の星空を愉しんだ。
資料集かーっ!ってツッコミたくなるくらいステキな天の川がはっきりと夜空に流れていた。
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明日は早朝から朝日の照らす赤い砂漠を見に行くため、もったいないことに、この優雅なホテルを6時前にはチェックアウト予定。
しかし、あまりにステキな星空でついつい夜更かししてしまった。

もう起こるだけのトラブルは起こった気がするので、今日はわりとすんなり笑いどころのない日記。。

2015-08-13

かわいそうなコ、ナミビア警察へ行くの巻

悲劇の生還から一夜明け、450°回転の検証を朝食のバターでやってみた。

机のガラス板の下にディスプレーとして砂が入っているあたり妙にリアリティーがでてる。
進行方向とは完全な逆向きに車が向き、横向きに止まっていたことから、時計回りに一回転と四分の一回転したことが判明。
感覚的には二回転くらいしたかと思った。

朝9時半に昨日のレンタカー屋のオッサンが迎えに来てくれた。
早速レンタカー屋のオフィスへ向かう。
なんか書類は書いたけど、こっからはポリスレコード(事故証明)がないと進められないと言われる。

でた!ポリスレコード
(『かわいそうなコ、ロシア警察へ行く』参照)

またか。

レンタカー屋のオッサンが車種や事故の場所など最低限のことを紙に書いてくれた。
そのメモを持って、近くの警察へ車で連れて行ってもらう。
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ロシア警察より全然シュっとしたきれいな建物

オッサン  「ここでポリスレコード書いてもらって、オフィスに戻ってきたらオッケーだ!」

私  「はーい」

こんだけメモもあるし、いちおうポリスレコードが欲しくて来た的な説明まではオッサンがしてくれてたので、ロシア警察でいちから自力でポリスレコードをゲットした時に比べると楽勝に思えた。
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順番待ちの間にレンタカー屋のオッサンも立ち去っていき、我々だけで警察のおばちゃんとのやりとりが始まった。

おばちゃんポリス  「事故したのはどの辺り?」

私 「C26って道をソリティア方面に走ってった、この辺」

iPhoneグーグルマップを示し説明した。

おばちゃんポリス  「あぁ、、この辺はウチの管轄ぢゃないわ」

私  「は?」

おばちゃんポリス  「カトゥトゥナポリスに行ってくれる?」

私  「は?カトゥトゥ・・?ん?」

おばちゃんポリスに綴りを書いてもらってグーグルマップで調べるとカトゥトゥナポリスがちゃんと出てきた。(グーグルマップすげぇ!) 隣町のポリスっぽかった。
しゃーなし、タクシーでカトゥトゥナポリスを目指すことに。

タクシーを拾おうと色んなタクシー見るんだけど、だいたい助手席に客なのかなんなのかわかんない誰か乗ってる。
そして、やたらと何処に行きたいのか聞いてくる。
心の声 『なんなん?コワいなぁ〜』
4台目くらいで声をかけてきた車の後部座席には若い女の子が乗っていて、運転手のにいちゃんもそんなコワモテでもなかったので、勇気を出してカトゥトゥナポリスに行きたいと言ってみた。

にいちゃん  「オーライ!乗りな!」

私 「え?まぢ?!」

ところで、この女の子誰?
ナゾなまま、車を少し走らせたところでナゾの女の子は降りて行った。
そして、何事もなかったかのようにカトゥトゥナポリスへ向けて車は進んで行った。
車内で「地球の歩き方」をよく読んでみると、この辺は交通事情が整っていないため、タクシー移動が基本らしく、乗り合いが当たり前なようだった。どうりで、ヒト乗せたタクシーがやたらと声かけてきたわけだ。
しかも、料金は100円くらい。めっちゃ使いやすい価格。
ヘンなとこ連れて行かれてカツアゲされることもなく簡単にカトゥトゥナポリスへ到着した。

何故かカトゥトゥナポリスは大繁盛中。めちゃくちゃ混み合っていた。
入り口に立ってたおばちゃんポリスにポリスレコードをもらいに来たと告げる。

おばちゃんポリス 「いつ?どこで事故したの?」

メモを示したりグーグルマップ示したりしながら、さっきと同じように説明してんのに、、

おばちゃんポリス 「話になんないわ!こんなコミュニケーション能力で!どこのレンタカー屋なの?!電話しなさい!」

いっさいカタコトコミュニケーションに協力しようという気の無いおばちゃんポリスはかなりキレ気味。
しゃーなし、携帯でレンタカー屋に電話すると、おばちゃんポリスは携帯を取り上げレンタカー屋に説教を始めた。

おばちゃんポリス 「こんなコミュニケーション能力ない外人だけよこすんぢゃないわよ!あんたたち迎えに来なさい!」

的な感じで怒ってる。

ややこしいことになってきた。

この時点でもぉとっくに昼も過ぎており、さっさと手続き終わらせて砂漠近くの街まで300kmほど移動したかったのに、そんな時間もなくなってきた。
レンタカー屋の迎えを待つ間、今日の移動は不可能と判断し、今晩予約していたホテルに電話して予約を明日に変更してもらうことにした。

ひたすら混んでるカトゥトゥナポリス。
おばちゃんポリスはワケわかんない東洋人に付き合ってらんない的な感じでどっか奥に引っ込み、かわりに若いにいちゃんポリスが入り口のとこにやってきた。
ロシア警察のマキシム風(『かわいそうな子ロシア警察へ行く』参照)な男前のにいちゃんポリスは、ずーっと待ちぼうけの悲惨な東洋人に話しかけてきた。

にいちゃんポリス 「どうしたんだ?」

私 「レンタカーがブロークンしてポリスレコードをもらいに来た」

にいちゃんポリス 「ケガなかったの?」

私 「うん。ぜんぜん大丈夫やった。車はこーんなローリングしてたけどね。(手でグルングルン・・・)」

にいちゃんポリス 「それはラッキーだったな」

私 「こんなことになっててん」

iPhoneで撮りまくってたあのオモロい写真を見せた。

にいちゃんポリス 「おぉ、、」

かなり興味深げ。
どんどん写真スクロールしてって見てる。

にいちゃんポリス 「このiPhoneとオレの携帯かえっこしようぜ」

私 「は?」

にいちゃんポリスはiPhoneが気に入ったようだった。

私 「あかんにきまっとるやろっ!」

にいちゃんポリス 「いや、冗談、じょーだん。」

なんかこの人しゃべりやすい。
せっかくだから今朝、バターを使って検証した動画も見せてあげた。

私 「こんなイメージで事故ってん」

にいちゃんポリス 「もう一回見せて」

私 「いいよ」

にいちゃんポリス 「(苦笑)」

にいちゃんポリス 「ところで日本のお金ってどんなんだ?見たい。」

私 「いいよ。」

ま、警察だし、そのまま持って逃げることもないだろう。
財布に入ってた五千円札を渡した。

にいちゃんポリス 「へぇー、、」

見たこともないだろう日本のお札を興味深げに観察し、ちゃんと返却してくれた。

にいちゃんポリス 「おまえらポリスレコードが欲しいんだよな。」

私 「え?書いてくれんの?」

にいちゃんポリス 「待ってな」

まぢー?!!!

このにいちゃんポリスなら、カタコトコミュニケーションでも話くみとりながら書いてくれそー!
中からにいちゃんポリスがポリスレコードの紙を持ってきた。

やったー!!!

にいちゃんポリス 「もうちょっと待って」

いいよ、待つ待つロシア警察よりずっと展開はやいし!マシマシ!(『かわいそうな子ロシア警察へ行く』参照)
しかし、奥には、あのキレ気味おばちゃんポリスが座ってる。
そうこうしてるうちにレンタカー屋のオッサンが迎えに来た。
オッサンは奥のおばちゃんポリスんとこに行き、いきなり説教されてる感じだった。
おばちゃんポリスに散々しかられ肩をすくめたレンタカー屋のデッカいオッサンは我々を車に乗せオフィスへと向かった。

おしかった!

最初から、あのにいちゃんポリスに話聞いてもらえたらポリスレコードGETできそうだったのに(>_<)
なくなくレンタカー屋のオフィスに戻ってきてから、レンタカー屋のオッサンは、ひたすら日本語を喋れる人間探しをしてくれてるようだった。電話帳開いてJapaneseの項目を手当たり次第に電話してくれてるカンジ。

オッサン 「チャイニーズレストランはあるんだけどな。」

いやいや、チャイニーズ入っても余計にややこしいわっ!
レンタカー屋オフィスの奥に座ってたねーちゃんが出てきて、ちょっとキレ気味にこう言った。

ねーちゃん 「あんたら英語もできないんだったらエンバシーに行ってなんとかしてもらいなさいよ!」

私 「は?エンバシー?」

グーグル辞書で調べ、エンバシー=大使館ってことを認識。
地球の歩き方見ても大使館の場所なんて載ってないし、検索してみても、ナミビアには日本領事館はないとか書いてるし、、
けどオッサンはメチャクチャ頑張ってエンバシー探してくれてる。
そうこうしてるうちにオッサンは、我々にウィンクし、

オッサン 「日本大使館にアポとったから一緒に行こう。」

私 「まぢ?あったん?エンバシー

オッサン 「かもーん」

意外にもレンタカー屋のオフィスから車ですぐいったところに、日本国旗はためくメチャメチャ綺麗な洋館がそびえたってた。
新しっ!
入念なセキュリティチェックを通過し中で待ってる間、よくよく検索して調べてみると、ナミビア日本大使館はつい最近できたばっかりだったよう。ある意味、すんげーナイスタイミング

中から日本人男性日本人女性が出てきてくれた。
事情を話し、女性の方が一緒にツアリスト向けのトラブルに対応している警察へ行ってくれることになった。

ほんますんません(汗)。。

オーラ全開のその女性リツコさんは、端的に事情をポリスに話し、すんなりポリスレコードGET!

スムーズ過ぎる。。

ただ単に英語が出来るってだけじゃない、ただ者ではない感たっぷりのリツコさんは、せっかくこんなとこまで来たのにまだ観光ゼロ状態の我々を気遣い、色々とオススメな観光スポットを教えてくれた。
我々がまず向かおうとしていた赤い砂漠の広がる街よりも、海沿いにある砂漠の方が道もいいし手軽であることや、砂漠と海が両方見れる景色でリツコさんとしてはそっちの方がオススメであることなど。。

私 「またレンタカー借り直して、行くことって無謀ですかね?」

リツコさん 「ま、止めはしないけど、ほんと気をつけてね。」

なんのアドバイスをくれることもなく、わかっとるわ的な説教だけしてきたロシア領事館のオッサン(『トラブル@ロシア』参照)とは大違い! なんてステキなリツコさん(T_T)
リツコさんのおかげですんなりポリスレコードもゲットでき、レンタカー屋にポリスレコードを渡して、やっと我々は解放された。
いくら払うはめになるのかは保険がどう適用されるかわかんないため、後日になるみたいだった。
法定速度を守ってなくて保険がいっさい適応されず数百万円払わされた日本人がいた話なども大使館で聞いた。
けど、ここでずっと待ってても時間がもったいないだけだ。
せっかく来たんだから、やっぱ赤い砂漠見に行こう!
開き直りに近い超ポジティブ思考回路全開!
レンタカー屋とポリスたらい回し時々日本大使館な1日がやっと終わっていった。