ブログサイト移転のお知らせ
いきなりですが、お知らせがあります。
この度、TRICKYYのメンバーであるLeapさんと私でユニットを組んで、新ブログを開設することになりました。
ブログのタイトルは、
“ビジネス書ユニ学生!”←こちらをクリックするととべます。
よって、この『TO-RAINBOWSのビジネス書日記』から『ビジネス書ユニ学生!』へと移転します。
これからも日々精進していくので、何卒よろしくお願いします。
非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門
飯間浩明さんの『非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門』を読みました。
社会人になったら、確実に文章を書く機会が増えると思います。
しかし、自分の文章が論理的になっていないと、自分が伝えたいことが伝わらずに終わってしまいますよね。
『では、自分の考えを伝えて、理解してもらえるような文章を書くにはどうしたらいいのでしょうか?』
それには、“「クイズ文」という、「問題・結論・理由」という形式に沿った文章を書けばいい”と本書では言っています。
『なぜなら、この形式は、読者と一つの問題意識を共有し、かつ、読者を一つの結論に導くためのものだからだ』
本書で言いたいことは、上記で述べたことに集約されます。
そして、「クイズ文」を書き方や書くにあたっての注意点などがどっしりと詰め込まれているわけなのですが、具体的な文章の例が数多く載っているので、とても分かりやすくなっています。
また、本書では「クイズ文」というのに対するものとして、「日記文」を挙げています。
「日記文」とは、文字通り日記として書く文章のことで、私たちが日常普通に目にする文章形式のことです。
「クイズ文」と「日記文」の違いとしては・・・・
「クイズ文」―「問題・結論・理由」の形式をとる
主観を排し、一つの考えを確実に伝えようとする。
「日記文」 ―「事実・感想」の形式をとる
主観(感想)を含み、言いたいことを複数盛り込んである。
それに加えてもう一点だけ、両者の違いがあります。
それは、“読者の反応の違い”です。
読者は、「日記文」に書かれた感想については、論理的に反応することができません。
一方、主観を入れないように注意して書いてある「クイズ文」なら、論理的に反論ができます。
例えば、「電車内での音漏れは迷惑だ」という「日記文」があったとしても、その人の主観が入っているため、「音漏れは別に迷惑ではない」といわれるだけで、いくら議論しても決着はつきません。
それに対して「音漏れの責任はメーカーにある」と書かれた「クイズ文」では、主観を排しているため、「いや、ユーザーに責任がある」などと反論ができます。
その後も、反論に反論が続いていつか決着がつくのです。
つまり、
説得力のある文章とは、始めからしまいまでまったく読者に反論を思いつかせない文章ということではありません。
むしろ、いくつもの反論を呼び起こします。
私もまだまだ論理的な文章を書けるには程遠いと思いますが、この「クイズ文」というのは楽しみながら文章が書ける、画期的なものだと思いました。
そういった意味でも、本書を読めば、論理的に文章を書くコツのようなものをゲットできると考えます。
社会人になるまでには、きちんとした文章を書けるようにしたいものですね。
非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 飯間浩明
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 新書
- 購入: 20人 クリック: 197回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
就職活動について・・・
最近はもっぱら就職活動をしている私ですが、そもそも就職活動には悩みや不安がつきものだと思います。
どんなに希望を持って就活に取り組んでいる人であっても、何にも不安を感じずに自信満々な人なんてそういないはずです。
そんな人はある意味成長の機会を失っているかもしれない。
なぜなら、人間は悩みや不安を乗り越えることでまた一つ成長できるからです。
しかし、だからと言って無理に悩みや不安をひねり出してもそれはあまり意味がないと思います。
そもそも悩みや不安というのは人が生きていく中で必然的に生まれるものであり、極端なことを言うと神様が私たちに「試練」を与えることで、成長の機会を与えてくれているのではと考えるからです。
おまえポジティブすぎだろーと思われるかもしれませんね。
確かに悩みや不安というのは割とネガティブなイメージがありますが、上記のことを考えると、そんなに悲観的に考えずむしろポジティブに捉えた方が自分にとってプラスに働くのではないかと思いました。
なので、私は就職活動を通して人間的にも成長できたら良いなと考えています。
そんなことを感じていた今日この頃でした。
余談ですが、オーストラリア戦をさっきまで見ていました。
日本も頑張っていたと思うんですが、さすがにオーストラリアは迫力がありましたね。
なんてたってみんなデカすぎる!!
その点で考えると、DFのみんなにあっぱれですね。
特に内田篤人はとてもよかったと思います。
不況にも負けない 技あり! これで採用内定繁盛術 就活道場
宮内亮太さんの『不況にも負けない 技あり! これで採用内定繁盛術 就活道場』を読みました。
本書は“TAKU.Kの一日一冊ビジネス書”の記事を見て、これはと思って買ったものです。
いきなりですが、就職活動を通して何社からも内定をもらえた人、一方でどこからも内定をもらえない人の違いは何なのでしょうか?
このことについては私も疑問に思っていた時期がありました。
この違いは“就活に対する考え方の違い”からスタートしていると思います。
後者の人間は自分自身に対して「どうしたら内定が取れるようになるのか?」と質問し、考えている人が多い。
そのため、よくあるマニュアル本などを読んで真似してしまったり、小手先のテクニックを駆使しようとして自滅しているパターンが多いのだと思います。
また、それで運良く内定をもらえたとしても、入社してから仕事内容などに不満が出てきてしまい、やめてしまう人がでてきてしまう。
これが最近問題となっている“人材の低い定着率”につながってくるのです。
つまり、後者の頭の中は志望企業から内定を取ることが目的となってしまっているため、『自分とは何者なんだ?』と自分のことについて考えないのです。
それに対して前者の人間は上記のような考え方をしていません。
前者は内定は目標、つまり目的のための単なる通過点にすぎないという考えをしています。
要は、
考えなくてはいけないのは、
「どうすれば内定が取れるようになるか?」ではなく、
「この時代の企業の人事採用担当者があなたを採用したくなるためには、どうすればいいのか?」ということなのです。
つまり、この時代の人事採用担当者の採用したくなる感情を揺さぶり、糸口をあぶり出すことです。
人事採用担当者に採用したくなる気持ちにさせるには、きちんと「自分とは何者なんだ?」「自分は何がやりたいのか?」ということ、つまり自己分析をする必要がでてくるのです。
そうやって考えまくることで、自分のやりたいことをみつけ、自己PRや志望動機が生まれてきます。
だから、こうして生まれてきた自己PR、志望動機は当然魅力的に映るはずです。
本書は小手先のテクニックが書いてあるマニュアル本ではなく、本来の就職活動のあるべき姿が書かれています。
その他にも、自己分析のやり方、業界研究の仕方、志望動機の作り方などが極めて読みやすく書かれているので、現在就職活動中の私が薦めてもあまり説得力がないかもしれませんが、読んでおいて損はないと思います。
本書を通じて吸収できるところはどんどん吸収したいと思います。
- 作者: 宮内亮太
- 出版社/メーカー: カナリア書房
- 発売日: 2009/01/26
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 6回
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読書会〜TRICKYY〜
今日は久しぶりの読書会でした。
本日も比較的コンパクトに進行していくことができたと思います。
では早速、本日良書として紹介されたものを以下に挙げます。
非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 飯間浩明
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 新書
- 購入: 20人 クリック: 197回
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- 作者: 樋口裕一
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2004/03/23
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 94回
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- 作者: 林信行
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 71回
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- 作者: 大沢仁,石渡嶺司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 325回
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特に『非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門』『人の心を動かす文章術』の二冊は、まだまだ私も論理的な思考が未熟な点、論理的な文章があまりかけていない点から、順を追って読んでいく予定です。
また、今回は『就活における行動計画〜1月−4月まで〜』をテーマにフレームワークをマインドマップで書いてみました。
このマインドマップを作ったことにより、『自分がどのように動けばよいのか』の規範となると思うので、活用していけたらと思います。
iPhone ショック 〜ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり〜
林信行さんの『iPhone ショック 〜ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり〜』を読みました。
本書はiPhoneが世の中に与えた衝撃と、それを作ったアップル流のものづくりとはどんなものなのかということを主に書いています。
アップルという会社はパソコンメーカーとして有名でしたが、ipodで音楽業界に参入して爆発的な売り上げを見せ、ついにはケータイまで作ってしまいました。
ではiPhoneはなぜ、ケータイの常識を打ち破れたのでしょうか?
その一番の理由は、アップルには徹底した「顧客志向」があることです。
「ユーザーがどうすれば喜んでくれるか」「どうしたらユーザーが買いやすいか」を熟考し、できる限りの心づくしを行い、その見返りとして、対価を自分のものにしています。
基本料の一部を徴収し、売った後でも儲けるビジネスを作る・・。
このビジネスモデルはこれまでのケータイメーカーにありませんでした。
また、
iPhoneはケータイキャリアのビジネスモデルを変えるだけでなく、キャリア対メーカーの力関係を一変させてしまったという点でも画期的なのである。
一方、日本のメーカーにも負けず劣らずの技術があるはずなのに、こうした革命的、魅力的な製品は作れていないのが現状です。
その理由の一つとして、やはりメーカーとキャリアの関係が挙げられます。
日本のケータイビジネスにおいてはキャリアの力の方がメーカーよりも大きいため、日本のメーカーはエンドユーザーの好みや動向よりも、キャリアを優先するようになっています。
メーカーが作った端末を使うのはユーザーでも、メーカーの直接の顧客がキャリアになるため、どうしてもキャリアの方針でケータイの仕様が決まってしまうのです。
こうした問題があるため、日本のメーカーは「顧客志向」に基づいた魅力的な製品作りができなくなっているのです。
なので、最初からどうせキャリア側のが強いからと消極的なものづくりの仕方をするのではなく、「顧客志向」に基づいて積極的なものづくりをしていかなければならないと思います。
それにしても、現在のケータイというのはあまりにも多くの機能がありすぎ、全く使わない機能は多いと思います。
私も自分のケータイにはこんな機能があったのかと驚くことがあります。
つまり、ただ単に、他社と差別化するためにユニークな機能を搭載しておけばよいとか、様々な機能が入っていれば良いという問題ではないと思います。
アップルのiPhoneのように本当に必要なものだけを搭載し、それぞれのレベルを高くするという考え方が生まれたのは「ユーザーのことを考えた」結果だと思うので、別にシンプルにすればよいという問題でもありませんが、バランスをとる必要がありそうです。
- 作者: 林信行
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: 単行本
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