「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

 1909(明治42)年9月21日(火) (69歳) 渡米実業団一行、セントポールに到着 【『渋沢栄一伝記資料』第32巻掲載】

是日、栄一等渡米実業団一行、セント・ポールに入る。次いでシカゴ、クリーヴランド、其他の都市を巡回して、十月十一日ニュー・ヨークに向ふ。

出典:『渋沢栄一伝記資料』 3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代 明治四十二年−昭和六年 / 1部 社会公共事業 / 3章 国際親善 / 1節 外遊 / 1款 渡米実業団 【第32巻 p.154-215】

渋沢栄一渡米実業団一行は、1909(明治42)年9月21日、セントポールに入りました。その後の一行の足跡は以下の通りです。