碁の戦術
- 作者: 牛窪義高,月刊碁学
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: 文庫
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まさに私がそうなんですが、我流でやってると、基本的なことを知らなかったりします。知識として知ってはいても、理屈が分からなくて身に付いてないことがあるのです。たとえば、「むやみに形を決めない」「利かした石は軽く見る」とかいったことですね。こういった知識は、本などでは知っていて当然の前提として扱われますし、読者としても「何故かは知らないけど、そういうものらしい」くらいの理解で放置していたりするものです。
はじめのうちはそれで良いのです。最初から細かいところばかり気にしていると、混乱して打てなくなっちゃいますし。それに、まあ、だんだんと分かってくる部分もあるので、さほど問題にはなりません。
でも、少し上達してくると分かってきた分だけ「だから何でそうなるんだよ!」なんて消化不良を起こすことも徐々に増えてきます。それに、やっぱり知識の鵜呑みでは上達の限界がありますし、ある段階で、基本的な知識の理解を深めておくことは必要でしょう。
そういう知識の解説が1冊にまとまっていて、かつ、分かりやすい本はあまり多くありません。というか、私が気になっていたところがまとまっていたのはこの本だけかも。一桁級上位〜低段くらいの間で一度は読んでおくべき本だと思います。
*1:まあ、私のことですw