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情報資源センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」 このページをアンテナに追加 RSSフィード

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一社史を始めとする実業史、アーカイブズ図書館に関連する情報をご紹介しています。
文化資源に関わる災害と復興についての情報は「震災関連」カテゴリーに集約しています。

2016年09月28日(水)

[] 渋沢研究会 第215回例会「渋沢栄一の壮年期活躍のエリアをたどるハイキング」 (2016年10月22日開催)

第215回渋沢研究会が開催されます。

第215回 渋沢研究会
 特別企画 : 渋沢栄一の壮年期活躍のエリアをたどるハイキング
 開催日時 : 2016年10月22日(土曜日) 東京メトロ東西線・門前仲町駅3番出口 9時30分集合
 (※ただし、前日19時のNHKニュースの天気予報で、降水確率が40%以上の場合は中止とします)
 *約7km程、見学などを含めて4〜5時間程度の街歩きの予定

連絡先など、くわしくは上記リンク先をご覧下さい。
 

[] 『青淵』第811号(2016.10)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第811号(2016.10)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 【竜門社130年】 竜門社会員から青淵先生への贈り物 …… 表紙裏
    • 青淵文庫絵葉書 [写真]
  • 現代の渋沢栄一たち : 経営者インタビューシリーズ. 18 : 「どうせやるなら、産業を作るくらいのことを目指したい」 / 徳重徹, 守屋淳 …… p.6-11
  • 【講演録】 財団130年「竜は生きている」 : 渋沢栄一記念財団会員総会2016年記念講演 / 渋沢雅英, 守屋淳 …… p.25-35
  • 評伝 藤原銀次郎. 10 / 植地勢作 …… p.36-41
  • 書庫のしおり. 第9回 : 『青淵回顧録』 渋沢栄一述、小貫修一郎編著 (青淵回顧録刊行会、一九二七年、二冊) …… p.42
  • 【渋沢財団 史料館だより】 No.401 渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く/パリ万国博覧会/渋沢栄一が見たパリ万博/パリ万博から一五〇年 …… p.46-47
  • 【史料館の窓】 「渋沢百問」を開催します …… p.48
  • 『渋沢栄一を知る事典』 この1冊で“渋沢栄一”のすべてがわかる!財団による解説書。 …… 裏表紙

2016年09月21日(水)

[][] 『渋沢栄一記念財団の挑戦』 【不二出版,2015.10】

書誌事項

渋沢栄一記念財団の挑戦 / 渋沢栄一記念財団編
 東京 : 不二出版, 2015.10
 xiv, 310p ; 21cm
 注記: 各章の著者: 井上潤, 小出いずみ, 木村昌人 ; 監修: 渋沢雅英他 ; ISBN: 9784835076683

解題

 公益財団法人渋沢栄一記念財団がその事業を拡張していった21世紀初頭の15年間に焦点をあてた財団史。1886年(明治19)創立の竜門社に始まる渋沢栄一記念財団は、渋沢栄一が主張し実践していた「道徳経済合一主義」に基づき、経済道義の高揚を目的とする財団として歩んできた。そして1999年(平成11)に開催した第1回渋沢記念日本研究国際セミナー以来、国際的な知的交流という新しい分野に踏み込んだ。その後に企画実現した数多くの共同研究、シンポジウム、展覧会等を通し、また栄一及び実業史関係情報をデジタル化し発信することで、栄一の業績が持つ世界史的な意義が内外に理解されていった。こうした財団の足跡をまとめて2014年に英語版財団史『Rediscovering Shibusawa Eiichi in the 21st century』が出版された。この英語版は渋沢栄一についてあまり予備知識のない海外の読者のために書かれたが、本書は英語版に大幅な修正加筆を加えて再編集し日本語に翻訳したもので、英語版の第1、6章を除いた全4章からなる。また英語版の「Preface」に代わり財団理事長渋沢雅英による「まえがき」が追加された。本文の執筆は第1-3章が各部門の部門長で、第4章は英語版第5章の日本語訳。監修は理事長と各部門長。表紙の柏の絵は英語版編者ギル・ラッツ氏夫人シリア・カウフマン氏の描いたもので、渋沢家の柏の紋に因んでいる。
 第1章「渋沢史料館の過去・現在・未来」は、竜門社の歩みを踏まえて1982年(昭和57)に発足した渋沢史料館の足跡。博物館設立の経緯に続き、栄一生誕150周年と新本館開館という2つの転機と、近年の新展開について述べている。第2章「実業史研究情報センターの歩み」は、渋沢敬三の構想した日本実業史博物館を現代的な手法で実現するため2003年(平成15)に設置された、同センターの足跡である。この構想にそって社史、絵引、デジタル伝記資料、ビジネスアーカイブズの振興といった事業が次々展開され、同時に栄一関連情報の整備と発信が実践されていった。なお英語版にはあった章末資料は割愛されている。第3章「研究部の歩み:グローバルな知的・人的ネットワークの形成」は、1999年の国際セミナー開催を機に2002年(平成14)に発足した研究部の足跡。渋沢栄一研究の促進を軸にグローバルな知的・人的ネットワークの形成を目指した研究部は、寄附講座、新たな国際セミナーやシンポジウム、「論語とそろばん」セミナーなどの事業を内外で幅広く開催し、成果物を出版していった。本章では英語版の内容を大幅に整理し、また事業にまつわるエピソードを7つのコラムで紹介している。第4章では以上の3事業部門の活動に対し、各事業に参加した内外の識者26人から寄せられたコメントが、部門ごとに掲載されている。巻末索引付。

書影

渋沢栄一記念財団の挑戦

目次

項目ページ
まえがきi
    歴史上の非政府組織 / 入江昭i
    財団十五年の軌跡 / 渋沢雅英v
第1章 渋沢史料館の過去・現在・未来 / 井上潤1
    1 前史3
    2 渋沢青淵記念財団竜門社による博物館計画9
    3 転機I : 渋沢栄一生誕一五〇周年(一九九〇年)22
    4 転機II : 新本館開館(一九九八年)31
    5 新展開(二〇〇三〜二〇一一年)43
    6 さらなる展開 : 文化資源館を目指して54
    資料60
第2章 実業史研究情報センターの歩み / 小出いずみ63
    はじめに65
    1 前史66
    2 助走期間(二〇〇三〜二〇〇四年)69
    3 社史に注目(二〇〇五年〜)73
    4 絵引(二〇〇五年〜)86
    5 デジタル伝記資料(二〇〇四年〜)91
    6 栄一情報の発信(二〇〇四年〜)101
    7 国際的なネットワーク118
    8 渋沢敬三記念事業への協力127
    9 運営基盤129
    10 センター事業の意義・評価136
第3章 研究部の歩み : グローバルな知的・人的ネットワークの形成 / 木村昌人145
    はじめに147
    1 前史(一九九八〜二〇〇二年)147
    2 研究部創設(二〇〇二〜二〇〇三年)155
    3 渋沢栄一記念財団寄附講座157
    4 新たな国際セミナーの開始167
    5 大型プロジェクトの開始175
    6 渋沢栄一研究の促進 : さまざまなシンポジウムの開催185
    7 「論語とそろばん」セミナーと『論語と算盤』読書会199
    8 三・一一東日本大震災からの復興支援プロジェクト204
    9 合本主義研究プロジェクト207
    10 トロント大学出版会「日本とグローバル社会」シリーズ出版(二〇〇八年〜)217
    11 助成活動219
    むすび : 将来に向けて220
第4章 財団活動に寄せて : 識者からのコメント223
  渋沢史料館
    渋沢栄一を再発見すること / 半田昌之225
    中国人研究者から見る渋沢史料館 / 干臣228
    日仏共同展覧会の開催 / ジル・ボー=ベルティエ231
    渋沢史料館との間で築かれた協力関係 / ジョン・ニール・フーバー234
  実業史研究情報センター
    渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの活動 : 紹介とコメント / 由井常彦236
    社史データベースの試み / 武田晴人246
    「実業史研究情報センターの歩み」に関して / 松田正人248
    ビジネス・アーカイブズ / 松岡資明250
    実業史錦絵絵引プロジェクトへの取り組み / 丸川雄三251
    ハワイ大学図書館から / バゼル山本登紀子253
    デジタル・アーカイブ / 当山日出夫255
  研究部
    国際的な関わり合いグローバル知的ネットワークに対する渋沢栄一記念財団研究部の貢献 : カナダ人の見解 / デイヴィッド・A・ウェルチ256
    渋沢栄一記念財団研究部の事業展開に関する評価 / 陶徳民259
    慶応義塾大学法学部「渋沢栄一記念財団寄附講座」 / 勝又英子263
    国際的な関わり合い : グローバル知的ネットワークに対する渋沢栄一記念財団研究部の貢献 : 日本人の見解 / 簑原俊洋266
    ヘボン=渋沢記念講座の意義について / 久保文明269
    太平洋地域のリーダーシップ育成講座 / ギル・ラッツ272
    政治の道徳的基盤および思想の合一 / メリサ・S・ウィリアムズ276
    ABJプロジェクト / 田所昌幸279
    比較的視座における渋沢栄一と日本の近代化 / ジャネット・ハンター281
    渋沢栄一の再発見 / ジョエル・グラスマン283
    一橋大学における寄附講義と研究プロジェクトへの渋沢栄一記念財団の支援 / 橘川武郎286
    渋沢国際日本研究セミナーと人的ネットワークの形成 / 添谷芳秀288
    「論語とそろばん」セミナーと『論語と算盤』読書会について / 守屋淳289
    日中米三国関係 / エズラ・F・ヴォーゲル291
    渋沢国際日本研究セミナー(一九九九〜二〇〇四年) / ジュリアン・チャン292
あとがき / 井上潤・小出いずみ・木村昌人295
索引310

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / CiNii Books / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

関連エントリー

参考リンク

2016年09月14日(水)

[] 掛軸「悠々七十七春風」

[][] 『Rediscovering Shibusawa Eiichi in the 21st century』 【Shibusawa Eiichi Memorial Foundation,c2014】

書誌事項

Rediscovering Shibusawa Eiichi in the 21st century / edited by Gil Latz
 Tokyo : Shibusawa Eiichi Memorial Foundation, c2014
 viii, 299p ; 23cm
 注記: 各章の著者: 渋沢雅英, Gil Latz, 井上潤, 小出いずみ, 木村昌人 ; 訳者: Sarah Ann Munton, Japan Journal ; ISBN: 9784990402433

解題

 公益財団法人渋沢栄一記念財団がその事業を拡張していった21世紀初頭の15年間に焦点をあてた、英文の財団史。1886年(明治19)創立の竜門社に始まる渋沢栄一記念財団は、渋沢栄一が主張し実践していた「道徳経済合一主義」に基づき、経済道義の高揚を目的とする財団として歩んできた。そして1999年(平成11)に開催した第1回渋沢記念日本研究国際セミナー以来、国際的な知的交流という新しい分野に踏み込んだ。その後に企画実現した数多くの共同研究、シンポジウム、展覧会等を通し、また栄一及び実業史関係情報をデジタル化し発信することで、栄一の業績が持つ世界史的な意義が内外に理解されていった。本書はこの財団の足跡を、海外の読者に向けて3つの事業部門別に詳述したもので、全体は6章からなる。編者は米国インディアナ大学副学長Gil Latz氏で、この15年間の財団活動の企画に関わり、また助言を寄せている。執筆は第1、6章が財団理事長渋沢雅英と編者Latz氏、第2-4章は各部門の部門長による。表紙の柏の絵は編者夫人Celia Curfman Latz氏の描いたもので、渋沢家の柏の紋に因んでいる。
 第1章「Rediscovering Shibusawa Eiichi」は序章にあたり、栄一の年譜を掲げてその生涯を総括し、論語に範をとった栄一の思想と行動に触れる。そして『渋沢栄一伝記資料』とその編纂に尽力した嫡孫渋沢敬三について述べ、以下の章の内容を概観している。事業部門の最初は第2章「The Shibusawa Memorial Museum: past, present, and future」で、竜門社の歩みを踏まえて1982年(昭和57)に発足した渋沢史料館の足跡。博物館設立の経緯に続き、栄一生誕150周年と新本館開館という2つの転機と、近年の新展開について述べている。第3章「The Resource Center for the History of Entrepreneurship: past, present, and future」は、渋沢敬三の構想した日本実業史博物館を現代的な手法で実現するため2003年(平成15)に設置された、実業史研究情報センターの足跡である。この構想にそって社史、絵引、デジタル伝記資料、ビジネスアーカイブズの振興といった事業が次々展開され、同時に栄一関連情報の整備と発信が実践されていった。章末にはそれらを裏付ける資料が添付されている。第4章「The Research Department: academic entrepreneurship through global human networks」は、1999年の国際セミナー開催を機に2002年(平成14)に発足した研究部の足跡。渋沢栄一研究の促進を軸にグローバルな知的・人的ネットワークの形成を目指した研究部は、寄附講座、新たな国際セミナーやシンポジウム、「論語とそろばん」セミナーなどの事業を内外で幅広く開催し、成果物を出版していった。第5章では以上の3事業部門の活動に対し、各事業に参加した内外の識者26人から寄せられたコメントが、部門ごとに掲載されている。第6章は「Concluding thoughts: past as prologue」と題され、前章までの総括と将来への展望が述べられている。巻末索引付。

書影

Rediscovering Shibusawa Eiichi in the 21st century

目次

項目ページ
Foreword / Iriye Akirai
Prefacev
  1 Rediscovering Shibusawa Eiichi / Shibusawa Masahide and Gil Latz1
  2 The Shibusawa Memorial Museum: past, present, and future / Inoue Jun (translated by Sarah Ann Munton)21
  3 The Resource Center for the History of Entrepreneurship: past, present, and future / Koide Izumi (translated by the Japan Journal and Sarah Ann Munton)79
  4 The Research Department: academic entrepreneurship through global human networks / Kimura Masato165
  5 Commentaries on the significance of foundation activities207
     Shibusawa Memorial Museum208
        Rediscovering Eiichi / Handa Masayuki208
        The Shibusawa Memorial Museum as seen by a Chinese scholar / Yu Chen211
        A French view / Gilles Baud-Berthier213
        An American view / John Neal Hoover216
     Resource Center for the History of Entrepreneurship217
        The activities of the Resource Center for the History of Entrepreneurship of the Shibusawa Eiichi Memorial Foundation: overview and evaluation / Yui Tsunehiko217
        Involvement with the Business History Image Index project / Marukawa Yuzo226
        Digital Denki Shiryo: the space beyond the information door / Tokiko Yamamoto Bazzell228
        The Shashi Database experiment / Takeda Haruhito229
        On the Resource Center for the History of Entrepreneurship: past, present, and future / Matsuda Masato231
        Digital Archives / Toyama Hideo232
        Business Archives / Matsuoka Tadaaki233
     Research Department234
        International engagement: the contribution of the Shibusawa Eiichi Memorial Foundation Research Department to global knowledge networks: a Canadian view / David A. Welch234
        Evaluation of activities of the Shibusawa Eiichi Memorial Foundation Research Department / Tao Demin236
        The Shibusawa Lecture Series at Keio University / Katsumata Hideko239
        International engagement: contribution of the Shibusawa Eiichi Memorial Foundation Research Department to global knowledge networks: a Japanese view / Tosh Minohara242
        On the significance of the Hepburn-Shibusawa Memorial Lecture Series / Kubo Fumiaki245
        The Trans-Pacific Leadership Course / Gil Latz248
        Moral Foundations of Politics and the Harmony of Ideas / Melissa S. Williams250
        America-Britain-Japan Project / Tadokoro Masayuki252
        Shibusawa Eiichi and Japan's modernization in comparative perspective / Janet Hunter255
        Rediscovering Shibusawa Eiichi / Joel Glassman257
        Shibusawa Eiichi Lectureship at Hitotsubashi University / Kikkawa Takeo259
        Personal reflections on my collaboration with the Research Department / Soeya Yoshihide260
        The Analects and the Abacus Seminar and Reading Group / Moriya Atsushi262
        The relationship between Japan, China, and the US / Ezra F Vogel263
        The Shibusawa International Seminars on Japanese Studies (1999-2004) / Julian Chang264
  6 Concluding thoughts: past as prologue / Shibusawa Masahide and Gil Latz269
Contributors279
Index284

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / CiNii Books / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

関連エントリー

参考リンク