青森地方の富商資本を合併して同地に第一国立銀行支店開設を請ふ。是日栄一書を青森県官渡辺和威に致して指示する所あり。以後数次に亘つて懇切に銀行創設に付き指導し、明治十二年一月二十日を以て弘前第五十九国立銀行開業す。
出典：『渋沢栄一伝記資料』 2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代 明治六年−四十二年 / 1部 実業・経済 / 1章 金融 / 1節 銀行 / 4款 国立銀行及ビ普通銀行 / 3 第五十九国立銀行 【第5巻 p.269-283】
・『渋沢栄一伝記資料』第5巻目次詳細
http://www.shibusawa.or.jp/SH/denki/05.html
第五十九国立銀行は1879（明治12）年に創業、その後1943（昭和18）年に青森県内の他四行と合併し青森銀行となりました。
参考：業務内容一覧／あゆみ （PDF）
〔青森銀行のご案内 - 青森銀行〕
http://www.a-bank.jp/html/kabunusi/disclo/dis2007/pdf/p40.pdf
弘前市にある「青森銀行記念館」は、1904（明治37）年に建造された旧第五十九銀行本店本館です。堀江佐吉による木造二階建ての同館は1972（昭和47）年に重要文化財に指定され、その独特の工法は独創的で「東奥のルネサンス建築」と言われることもあるそうです。
旧第五十九銀行本店本館 - 重要文化財（建造物）
〔あおもりの文化財 - 青森県〕
http://www.pref.aomori.lg.jp/culture/jubun_kenzoubutu/15.html
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